俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

賞味期限の延長は行政の管理怠慢

2007-08-17 14:24:06 | Weblog
北海道の観光土産「白い恋人」に賞味期限の改ざんが見つかった問題で、製造・販売する石屋製菓(札幌市)が社内で「4カ月」と決めていた賞味期限を、自己都合で最大「6カ月」まで延長していた実態が明らかになった。

賞味期限の延長は、いったん消費者に示した期限を書き換える改ざんとは異なり、直ちに違法行為ではないが、立ち入り検査をした札幌市保健所は「6カ月の根拠は科学的に不十分だ」と指摘する。


記者会見する石屋製菓の石水勲社長は、通常は4カ月が賞味期限。
繁盛期や在庫が膨らんだ場合は5~6カ月――。
製造元の石屋製菓ではこの10年間、「白い恋人」の包装に印字する賞味期限が、都合によって延長されてきた。
こうした作業が、石水勲社長の了承のもとで日常的に行われていたことが、社長自らの会見で明らかになった。

会見によると、賞味期限の延長は、96年に包装パッケージを一新してからずっと続けていたという。
石水社長は16日の記者会見で、「消費者は新しいものを求めるから」と話したと言う。

ここまで言うこの社長は賞味期限の意味が全く解っていない。
また、法律で何を規制しているのかも解ってはいない。

これに対し、札幌市保健所は、
「賞味期限は、消費者に(食物を)安全に提供できる根拠」とし、期限が統一されていないことは消費者にとって「わかりにくい」と指摘。
最大6カ月に延長していることについては「科学的根拠として不十分だ」との見解を示した。

この言葉も見逃すわけには行かない。
行政は何をもって賞味期限を設定しているのか明確にしていない。

問題となった改ざんや菌検出の背景には、こうした期限延長などに見られる消費者軽視の姿勢があった。
社長や統括部長(57)の会見によると、改ざんなどの経緯は次のようになる――。

4月24日、発売30周年の記念包装で売れ残った「白い恋人」4476箱を前に、統括部長は、
「大丈夫だろう」と決意した。
包装紙を張り替え、1カ月先の賞味期限を打って再出荷するやり方だった。
しかし、社長には報告されなかった。

6月27日、自社の定期検査でアイスキャンディーから大腸菌群が出た。
その後の保健所の調査では破棄した商品4トンのうち8割以上から検出される深刻な事態だった。
7月28日にはバウムクーヘンからも黄色ブドウ球菌を検出した。

6月下旬、同社のホームページあてに、賞味期限の改ざんを告発する匿名のメールが届いた。
7月には大腸菌群の検出を告発するメールも届いた。
いずれも社内からと見られるが、報告を受けた統括部長は自分の胸にしまい込んだ。

8月9日、匿名の告発が、札幌市保健所にもたらされた。
翌日から立ち入り検査が入り、機材の不備を指摘された。
同社は新聞広告で公表したが、賞味期限改ざんや食中毒菌のことは隠し続けた。

この問題は統括部長の問題で終わらせてはならない。
全てが社長の指示である。

しかし、私はこの問題を一社の問題としてはならないと考える。
行政の監督責任を明らかにすべき。
行政は監督をしていないのなら、いざ知らず、自分達はおざなりのチェックで済ませていたのだろう。
このことが大問題。

行政はこのことで謝罪に一つでもしろ。