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俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

村上ファンドとは、何だったんだろう?

2006-06-08 12:51:07 | Weblog
数年前に村上ファンドという存在を知り、ふと疑問に思った。
どうして、この男に金を預けるのだろう?といった素朴な疑問。

村上という男は元の通産官僚らしい。
でも、それだけで人は大切な金を預けるのか?
その後、村上がテレビに出始め、彼の話を聞く度に、私の知らない話をしていると思った。
話の歯切れはよく、ポンポン話が飛び出してくる。
それでも、私は信じる相手とは思わなかった。
話が上手すぎると思ったから。
もう一つの理由は、株式の売買で利益を生み出すプロセスが理解できなかったため。

昨年のライブドアがニッポン放送の株式を買うときも、村上が裏にいた。その時には30億円儲けたといっていた。
正直言って、その時は、上手いことするやつがいるものだと感心した。
どうして、そんなに簡単に儲けることができるのか?と羨ましかったし、不思議だった。

ところが、昨年末から阪神株を買い、ついに、表舞台に出てきた。もともと、裏で仕掛けを作ることの上手いやつが、その手法で表舞台に出た途端、そのやり方に大反発を受けてしまった。
早く気がつけばよかったのに、誰も忠告する人間はいなかった。
あるいは、忠告したところで、聞く耳を持たなかったのであろう。

ここからが彼の凋落の始まり。
人を怒らせてしまったのである。
結局、汚い手を使ったことを暴かれることになる。
象徴的なことは、最後のインタビューで、
「私はライブドアの宮内の話を聞いてしまった。そのことで、インサイダー取引と言われれば、その通りなんです。」、と笑いながらしゃべっていた。

私は、なぜ、こうもアッサリと自分の罪を認めたんだろうか?と不思議に思った。
後でわかった話だが、このインサイダー取引の罰則は懲役三年か30万円以下の罰金だそうだ。
ここで、罪を認めて、罰金を払って幕引き。
しかも、自分は村上ファンドから身を引くと言う。

このことは、もっと重大な問題を隠蔽するための仕掛けであった。
すなわち、昨年のライブドアのニッポン放送乗っ取り事件の黒幕は村上自身であって、村上がライブドアにけしかけていったのだ。
これはインサイダー事件どころの話ではない。

過去全てが、ここで洗われ、村上と村上ファンド会社の壊滅的な打撃を恐れていたのであろう。最後の最後まで、仕掛け仕掛けで動いていた。

小学時代の恩師のコメントを聞いて唖然とした。
「この子は頭は良かったが、いいわけも上手かった。」

人の性格や考え方、行動は変わらないものなんだと思った。

何も考えない自分は、良かったのかと少し安心したような気がした。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (通りすがり)
2006-06-08 18:21:32
村上さんは才能はすごいです。10歳で株やってたというのがもう並じゃないです。今後の村上さんの動きが楽しみです。
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