俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

我々の思想・哲学は不況の前に総崩れ

2010-02-13 10:05:26 | Weblog
トヨタとホンダのリコールから始まり、
フォルクスワーゲン、
ルノー、
プジョー・シトロエン(PSA)
など、欧州の自動車メーカー各社、が相次いでリコールを発表。
対象地域も、北米や欧州からブラジルやメキシコ、ロシアなどへと広がっている。

昨年、ポルシェを買収しスズキに資本参加をするなど、攻撃的な拡大戦略を図っているドイツ・フォルクスワーゲンは11日、ブラジルで後輪のベアリング上の欠陥が見つかった「ニューゴール」や「ボイジ」の2つの車種19万3600台に対し、リコールを実施する計画だと明らかにした。

フランスの自動車グループ、プジョー・シトロエンは2日、ブラジル市場でヘッドライトに欠陥が見つかった307モデル1万3700台に対し、リコールを決定。
プジョー・シトロエンは、トヨタと合弁で生産するプジョー107と、シトロエンのCIモデルなど、車両10万台に対しリコールを実施すると、先月末に発表している。

フランスのルノーも、ブレーキの欠陥により、「シニク」や「メガン」などを対象に、欧州で3万5000台に対しリコールを行う計画だと、4日発表した。

今年に入り、世界的な自動車メーカーがリコールを行うか、計画を発表した対象車両は計1200万台を越える。

現代(ヒョンデ)は、クラッチ・ペダルの欠陥が持ち上がっている「トゥーソンix」手動変速機の車両600台あまりに対し、今月初頭から関連部品を無償で交換する「無償交換キャンペーン」を実施していると明らかにした。
現代自動車と起亜(キア)自動車は昨年4月、ブレーキランプがつかず、それぞれ3万7794台と1万842台について、リコールを行った経緯がある。

この現状を何と見るか?
トヨタの二の舞を踏みたくないため、問題がこじれない前に、早めにリコールとして対応した方がいいと考えたか?
あるいは、トヨタの大騒ぎにまぎれて、自分たちの問題を処理しようとしているのか?

いずれにせよ、どのメーカーの自動車も、安全でなくなっていると言うことだけは言える。
アメリカ大手3社が倒産するほど、販売競争は激化している。
そのためのコスト削減は必死。
材料費と作業工程を短くすることで、勝ち抜こうとしたのであろう。

生き残るため、何でもやるという思想が問題なのだ。
これは消費者にも問題あり。
即ち、価格で全てを決定するという考え方から来ている。
安全とか、品質だとかが売りの時代は終わったのだろうか?

我々の思想・哲学は不況の前に総崩れという感は否めない。

悲しむべきは、我々の心にある。