2日前のサンデープロジェクトでは、今の裁判の実態を特集で取り上げていた。
最近は検察よりの判決が多すぎるという報告。
確かに、素人の私が見てもおかしな判決と思われる。
確たる証拠もないままに、単に自白を信じて判決したもの。
その自白が強制的である可能性もあるというのに。
もっと変な話は、自白が真実とはかけ離れているという事実をつかまえて、
だから、信憑性があるという詭弁まで弄している。
元最高裁判事が現在の判決に対し、確かに検察よりであるということを指摘していた。
その背景には、判事になるための実地研修では、有罪判決の実態を体験することが多い。
また、レポートの書き方も有罪判決のみ。
無罪の書き方を勉強しないという。
ところが、その元最高裁判事が指摘するには、
自分たちは神ではない。
証言が、事実と照らし合わせて、いかに適合しているかを判断するのみ。
もっと、謙虚になるべきだという。
最近では、法務大臣に変なおじさんが現れたせいかもしれないが、どうも、この世界に正義、公平というものがなくなってしまったような気がする。
裁判には推定無罪なる原則がある。
疑わしきは罰せず。
近々、新裁判制度がスタートするが、その前に裁判長の適・不適の審査をチェックするシステムも必要ではなかろうか?