俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

地位協定と8月の原子力空母配備

2008-04-04 15:16:08 | Weblog
神奈川県横須賀市のタクシー運転手高橋正昭さん(61)刺殺事件で、県警は四日、米海軍横須賀基地所属の一等水兵オラトゥンボスン・ウグボグ容疑者(22)を強盗殺人容疑で逮捕。

2月に沖縄県で女子中学生への暴行事件が起きたばかりだ。
その後も飲酒運転や住居侵入といった不祥事が続いている。

横須賀市では2年前にも、米空母乗組員による強盗殺人事件が起きている。

日米地位協定は日米安保条約に基づき、1960年に締結された。日本に駐留する米軍関係者が活動しやすいよう優遇するためだ。

米兵らが犯罪の容疑者となった場合、起訴前まで米側が身柄を拘束すると規定している。
最たるものが、95年に沖縄で米海兵隊員3人が起こした女子小学生暴行事件だ。米側は協定を理由に日本側への身柄引き渡しを拒み、反発を招いた。

この事件をきっかけに協定の運用が改善された。
殺人や強姦といった凶悪犯罪に限って、起訴前の引き渡しで米側が「好意的考慮」をすることになった。

いまの協定では、日本側は身柄引き渡しを要請することしかできない。応じるかどうか決めるのは米側だ。

2004年の米軍ヘリ墜落事故でも、協定を理由に沖縄県警はほとんど現場検証ができなかった。

ところが、今回の米軍の態度は、今までとは全く違う。
アメリカ駐日大使が直々に横須賀市長にお詫びの訪問をした。
8月の原子力空母配備を控え、市民をはじめ世論の反発を最小限にとどめたいとの思惑のようだ。

米軍の再配備のためには、どんな些細な問題も起こしたくないということらしい。

今の日本人は、非核三原則を忘れたのか?
実は、私はこの言葉を、インター-ネットで調べてみた。
すると、この言葉は出ているが、その意味を書いているページが見当たらない。

「作らず、使わず、持ち込まず」?
ではなかっただろうか。・・・チョットあいまい。

しかし、昨日のテレビニュースで驚いたことは、8月に原子力空母配備の話が、別に違和感なく報道されていることに驚いた。

一体、日本の政治家は、国防の意識があるのか?
守ってもらえるなら、アメリカが核を持ち込むのに目をつぶるのか?