私はあまりモノにこだわる方ではありません。
特に食器にこだわる、という感覚が理解できないでいたのです。
皿や器なんて何でもいいじゃないかと思っていました。
これまでは。
先日、国分寺マルイのイベントコーナーで、みのる陶器の販売会があって、ちょっとだけ覗いてみようと立ち寄り、けっこういいじゃないの、そんなに高くないし、と思ってお皿を二枚購入。
帰宅後、これに冷やし中華を入れてみたのですよ。
そしたら、あら不思議、
まるで全く違う料理のように映えるじゃないですか!
70年以上生きてきて、こんな驚きはほぼ初めて。
そうか、食器にこだわる、というのはこういうことだったのか。
と今更ながらに気づいたわけです。
遅いよ!
たぶんね、若い頃から貧乏暮らしだったので、モノにお金をかけるということにひどい罪悪感を抱いていたのだとようやく気づいたわけ。
だから、お気に入りのモノを買うこと自体、いけないことだと思い込んでいたのだと(無駄なモノはたくさん買っているのに)。
食器なんて100均で十分だと。
コンマリさんのお片付けを実践したにも拘わらず、本当の自分に気づいていなかった。
ようやく、自分の深層心理に気づいたというわけ。
遅すぎる!
いやいや、何事も気付いた時が変え時です。
というわけで、ネットでみのる陶器のサイトを見つけて更に買い足したのでした。
この陶器屋さんのいいところは、値段がリーズナブルなところ。高価なものもあるのだけど、普段使いの陶器だと数百円で買えるものばかりです。
白波くじらのシリーズが気にいって買い足しました。
ダイナミックな絵柄でしょ。
これにお刺身なんか入れたら映えるだろうな。
あまり料理をしない私ですが、この食器を購入して以来、料理をする気になりました。
100均の無機質な白いお皿に盛るよりも、はるかに臨場感というか劇場感があって、うちのダイニングテーブルがにわかにレストランに変貌したみたいです。
するとね、食事もいい加減ではなく、きちんと毎回食事をしようと思うようになり、
きちんと食事、という習慣を身に付けつつあります。
今更でちょっと恥ずかしいのだけど。
我ながらいい買い物をしたものだと満足しています。
お気に入りのモノを持つってこういうことだったのね、と本当に今更ながらに実感しています。
これからは躊躇せずに大好きなモノを選ぼうと思っています(値段によるが)。
みのる陶器のウェブサイトはこちら↓ (広告料等は一切いただいておりません)
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