ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

「This is us」は私たちの物語だ。

2022-08-23 15:13:26 | 映画

NetflixとAmazonPrimeで配信中のドラマ、

「This is us/ 36歳、これから」

を見ているところです。

これ、すごく長いドラマでね、1シーズンが18 話くらいあって、それが6シーズンもあるので、当分楽しめます。

何げなく見始めたシーズン1のEP1を最後まで見て、

オオッ!!

となりました。

36歳の誕生日を迎えた4人の男女それぞれのストーリーから始まるのですが、

実はこのうちの3人は三つ子のきょうだいということがEP1の最後にわかります。

では4人目は誰なのか?

これを書いてしまうとネタバレになるので、ここでは控えますが、

実によく練られた家族のストーリーで、

家族ってそうよね、うちもそうだったわ、そうそう、あの時は・・

と思い当たるところが多々あり、深く共感できる物語になっています。

三つ子のうち二人は白人の兄妹、三人目は黒人で彼は養子です。

なぜ彼だけが養子なのか、EP1の最後に語られます。

子どもを一人育てるだけでも大変なのに、一度に三人の赤ん坊を授かり引き受け、まっとうに育てたこの両親は凄いと心から思います。

しかも、彼ら自身、恵まれた境遇に育ったわけではなく、それぞれ問題のある家庭で育ってきた二人です。

家族って大変。本当に大変。

もちろん、基本的には愛情で結ばれているのだけど、そこには葛藤もあるし桎梏もあります。

それでも、家族っていいよね、と思える仕掛けになっているドラマです。

「アンブレラ・アカデミー」もそうだけど、

きょうだいが大勢いるって、一人っ子で育った私には想像がつかないので、常に新鮮で憧れます。

もちろんいいことばかりではなく、大変なことも多いでしょうけれど、

大勢の中にいることで、それぞれが助け合い支え合って、最終的には落ち着くべきところに落ち着く、

そういう感じがあって、

両親と子ども一人だけの核家族にはないダイナミズムに憧れます。

登場人物たちがそれぞれ個性的で、問題を抱えていて、どうなるんだろうかとハラハラドキドキさせられますが、何とか落ち着くべきところに落ち着く、という感じかな。

人間て、素敵だなあ、と思えます。

2019年のエミー賞(TV界のアカデミー賞と言われている)にノミネートされた作品です。

とっても長いドラマなので、暇を持て余している人には最適です。

一度ハマると抜けられなくなるので要注意ですが。

 

コメント
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