今年も無事、誕生日を迎えることができました。
いくつになったかは内緒ね。
そこで、誕生日祝いとして、府中市郷土の森博物館の中にあるプラネタリウムに行ってきました。
故郷の星を探しに・・
なんていうとロマンチストかと思われるかもしれませんが、夜空を見上げるたびに、
私の故郷はどの星なんだろう、いつになったら故郷に帰れるんだろうか・・
などと思うようになったので。
子どもの頃、繰り返し見た夢があります。
数多ある星の中を飛んでいくと、向こうに何やら見えてくるのです。
何かその辺りの星の集まりには、とてつもない秘密が隠されていて、それを何としても解き明かさなくてはいけない・・そんな夢です。
数多ある星座や星団をかき分けていくと、その奥に、その秘密があるのですが、毎回秘密までたどりつかない、
そういう夢です。
ああ、またあの夢を見た、とよく思ったものです。
あれが何だったのか、そして私の故郷はどの星なのか、知りたい・・
とずっと思っていました。
でも、こんな話を友人にすると、SFの読みすぎだとか、映画の見過ぎだとか言われ、笑われます。
自分でもそう思っていました。SF大好きだったので、小説の読みすぎだと。
でも、今になってみると、あれはそういう類のものではなく、
何か根源的な、生まれる前から持っていた太古の記憶のような気がしてならないのです。
十代の頃はよくプラネタリウムに通っていました。
しばらくプラネタリウムとご無沙汰だったけど、ここに来て、やっぱり宇宙よねえ、と思うようになり、
あの星々の奥にあるものが何なのか突き止めたい、と思うようになりました。
私の魂のふるさとは宇宙のどこか遠い場所にある、
という確信のようなものがあるので。
人生も終わりに近くなってきたので、子どもの頃に見た夢に戻るのかもしれません。
郷土の森博物館のプラネタリウムは空いていてよい。でも、やっぱりプラネタリウムは本物じゃない。
「恒星と惑星の違いは、星がまたたくどうかの違いです。」
と解説員に言われても、プラネタリウムの星たちはまたたかないので、区別がつかないのですよ。
大熊座とこぐま座のしっぽが長いのは、ゼウスがしっぽを持ってぶん回して空に揚げたからだそうです。
「ぶん回して」(と言った気がするのだけど)
今日はプラネタリウムを2回観ました。
「アークトゥルス~覚えてもらえない星~」と「天球のものがたり」
アークトゥルスは一等星でとても明るい星なのに、イマイチ知名度が低いのだとか。
そこで、アークトゥルスを知ってもらいたいと思って企画したそうです。
牛飼い座のアークトゥルス、知名度が低いとは知らなかった。スピカくらい明るい星なのに。
ちなみに、アークトゥルスは麦の収穫期に見られる星なので、麦星とも呼ばれ、麦なのでビール星とも呼ばれるそうです。
「天球のものがたり」は古代から現代に至るまでの天球儀に描かれた星座たちの話。古代中国の星座の話やフランスの天文学者ラランドが「ねこ座」を創ったのだけど、削除されてしまったという話など、面白かった。
ああ、でもねえ、やっぱり生の星空を見たいなあ。
この夏は星を見に行こう、
と決めました。
お土産に買った「はやぶさ2」の模型↓ 今頃どの辺を飛んでるんだろうか。
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話は全然違うけど、分倍河原から郷土の森博物館に行く途中のバス停の名前がユニークでねえ、
「ちゅうおう どうした」
というのです。
バスのアナウンスが「ちゅうおう」と「どうした」の間で少し切れるので、
え、何がどうした?
と思ったら、
「中央道下」というバス停でした。
普通は「ちゅうおうどう した」で切るだろ、と思った。
ともあれ、郷土の森の公園も博物館もプラネタリウムもガラガラですごくゆっくり過ごせたのがよかったです。
また行きたい。
あ、でも、次回は渋谷のプラネタリウムに行こうと思ってます😊😊😊
なんだかとりとめもない話になってしまいましたが、
とにかく、よい誕生日でした。
ちなみに、誕生日祝いに私は自分に花束を贈りました。
駅前の花屋で見つけたスモークトゥリーです。
去年買いそこなったので、今年出るのを待ってたんです。
誕生日に出会えるなんて嬉しい!
今年も何か良い事ありそうだ!