適時性
2007-02-25 | 陶芸
▼"適時性"、陶芸を始めた頃に聞きました。
その時期にやらねばならぬ事を、その時にやる。
粘土は、その行程に適した状態で加工すると、作業はスムーズ。
▼例えば、ロクロでひいた作品は、乾かしてから削りの行程へ。
湿りすぎ:器が歪む。
半乾きの状態:粘土は容易に削れる。
乾きすぎ:硬い粘土の削りは難儀。時間は倍以上。
▼粘土が削りに適した状態になっても、こちらにも都合がある。
そこで、ビニール、発泡スチロールを使用して、乾燥を遅らせる。
発泡スチロールの箱の威力は絶大で、2週間ぐらいは粘土の水分を脱がさない。
箱の中が、粘土から蒸発した蒸気で満たされる。すると、それ以上は蒸発できないようで、乾燥を遅らせてくれます。
亀板の上で乾かしている所。
天地の乾きを均一にする為、ひっくり返してあります。
大物は、発泡スチロールの箱に入らないので、ビニールを掛けます。
これは、ビニールについた水滴が、粘土に落ちるのが難点。
▼適時性は、他の事にも当てはまる。
分かっちゃいるけど、難しいんだよなぁ。
そして自分に照らし合わせてみて・・・。
頑張ろうと思います。
納得頂きありがとうございます。
お互い頑張りましょう。
狭義では、写真のお皿は今が削り頃。
neji日記書いて、犬の散歩を終わらしてから、片付けちゃいましょう。