NHKニュースウォッチ9より
「安全値ということではなくてですね。そこからできるだけ、あの、低い水準で学校現場を、あの~、環境を良くするという努力をするということが前提にあるんですね。あの、先ほど、あの~永田町や霞ヶ関でですね、集まっておられるお父さんお母さん居られましたけれども、あの、気持ちは本当によくわかります。私も、あの~同世代の子どもがいますので、ですから、あの~、基準だけではなくてですね、実際にあの~本当に安心をして学校に通っていただける環境を作る努力をですね、自治体ももちろんしていただきたいし、政府としてもしていく必要があると思いますね」
「そうですね~、私もICRPのですね~勧告は読んだんですね。確かに、あの~まあ、そういうですね、事故が終わった後一定の期間は、1~20ということはそこに書かれています。ただ、あの~全体にICRPがこの報告書の中で、え~、まあ、なんと言いますか全体を、え~、まあ、なんと言いましょうかね、通じて出しているメッセージは、できるだけ子どもやですね、あの~、まあそれこそ本当にそれが人間の若い、小さい子供たちには配慮するべきだということも書いてあるんですよ。ですから、やることは明確なんですね。基準としては上限20ということを設定しましたけども、後はいかにしてそれを、あの~、低い値にしていくかと。そして安心して子どもたちに通ってもらえる、親御さんが安心できる環境を作るか、これが、あの、本当の意味での政府がやるべきことだと、いう風に思います」
「しっかりと、ほんとうに、あの~若い一般のお父さんお母さんにもわかるような言葉で話さなければなりませんので、そういった意味で今回の基準の、まあ、皆さんへの説明のし方も含めて課題があるなぁと、いう風に思っています」
「努力をしているところなんですが」
あの、つまり、細野首相補佐官の中では「事故はもう終わっている」という認識なのでしょう。
NHKのアナウンサーさん、そこを聞いてみてくださいよ!
「事故は終わっているんですか?」と!
あの、つまり、設定20mSvは「政治家さんと官僚の万が一」のときのための責任逃れに過ぎなかったとお認めになっているようですね。
あのね、つまりね、説明の仕方の問題じゃないでしょ。
一度決めると間違いを認めない態度の問題でしょ。
本当に必要なことをきちんと考えないで、数字合わせをしているだけだとばれたときに、謝ることを知らないだけでしょ。
あのね、あなたの努力は「どうやって丸め込むか、だますか」に力を注いでいますよね。
早く謝って全部見直せ!
同世代の子供がいるなら、今開いている学校の中で一番線量の大きい学校へ転校させてみせろ!
コメントがあったので、ちょっと違う見方(解釈)をしてみましょうか。
細野さんの立場では何とか今のままで説得するしかないでしょう。
だから、所々に不利になるような文言を組み込んで、『本当は私もおかしい、間違っているということはわかっていますが、もう少し待ってください、なんとかきちんとした方向へ修正されるように力を尽くします。大臣たちを何とか説得していきます』というようなメッセージとして伝えているのだ?
やるべきことは、20mSv/年の見直し(だけ)じゃなく安全な環境の提供。
危険な状態のままであることは明らかなのだから、子どもたちは疎開させて学校とその周りの除染が済んでから戻ってきてもらう。それしかないと思うんですけどね。当然、その費用は国(民)が出す。ちゃんと説明があれば、ほとんどの国民は納得すると思います。その部分が政治家には理解できないらしい。
そして、結局ね、国はもう手遅れだと思っているに違いない。だから、内部被爆の検査をしないでしょ。効率的に片付けようとしているのね。一人ひとりの国民というものは見えない。全体としての『国民の利益』を考えることが政治家の癖になっているんでしょうね。そして、その利益は経済的な形でしか考えられないわけだ。