きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

◆「原発崩壊」明石昇二郎

2011年05月06日 20時07分50秒 | 読書とか

「原発崩壊 誰も想定したくないその日」明石昇二郎 2007金曜日

2007年07月16日新潟県中越沖地震、柏崎刈羽原発
『原子力災害対策本部』と現地オフサイトセンター機能せず。
安倍総理(も)、事態がわからぬままヘリコプターで現地へ乗り込む。
IAEA『原子力事故援助条約』
原子力安全・保安院は審査の責任を専門家へ転嫁。

免責のための『想定外』という言葉。
誰も責任を取らない原子力事故。
入れ替わる情報。(電力会社広報)
小さく見せるために『事故』を『事象』と表現。
審査をする側と受ける側が同じ人間。
建設コスト削減のための『過小評価』
審査が誤っていたと認めながら『審査のやり直し』をしない原子力安全委員会
審査に問題があって安全が確認できないのに、運転を続ける原発
一度建ててしまった原発を止める項目はどの指針にもない。
『社団法人日本電気協会』

著者は衣笠善博東工大教授が大嫌いらしい。教授職を「研究で実績がないくせに、都合のいいデータを出す便利な人間であることによって手に入れた」的な書き方をしている。ああ、そうなのか、悪者なのか、そうなのか。
衣笠氏の出した断層のデータは、それ以前に出版されている断層資料よりも甘く見積もったものだった。すでに犯罪である。なぜ裁かれないのか。

「きっと国が助けてくれるだろう」は的外れ。

浜岡原発
「想定震源域の見直し」は?
2005年耐震補強工事開始
『超(スーパー)・東海地震』説~更なる補強が必要か、やるのか?
シミュレーション(福島原発など比較にならない結果に)
2011年05月06日菅総理、停止要請 安全性の不足を認める!

SPEEDIの存在もこの段階で触れている。今回の福岡第一原発事故での公表の遅さはやはり異常だ。シミュレーションの中で、政府は捏造情報を出そうとするが、他からの情報(NGO原子力資料情報室)によってそれができなくなっていくという件があるが、まさにそういったことが行われていたと疑いたくなる。

原発はロシアンルーレット
『原発震災前夜』
「スリーマイル、チェルノブイリに続き、「ハマオカ」が世界の共通語にならないとは、誰にもいえない」
(『ハマオカ』ではなく、『フクシマ』が世界共通語になってしまいました)

現在(2011年05月06日)のほほんとしている関係者に、きちんと責任を取らせることはできるのだろうか。過去まで遡って。


NHKスペシャル「チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染」1996(事故から10年)
NHKスペシャル「汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~」2006
NHKスペシャル「想定外の揺れが原発を襲った~柏崎刈羽からの報告~」2007

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◆「東京に原発を!」広瀬隆

2011年05月06日 20時07分17秒 | 読書とか

「東京に原発を!」広瀬隆 1986集英社文庫
1981JICC出版局発行『東京に原発を!』大幅加筆修正

去年の8月には「原子炉 時限爆弾」が出版されている。
浜岡原発停止に対して「廃止」でなければ意味がない

細かいことはいろいろあって、確認の取りようがなかったり、眉唾な感じを受けたりもするのですが、一つ少し安心できることがあった。(本当は、安心してはいけないのだが)
それは、福島第一原発事故ではチェルノブイリ原発事故のような超高温状態にはなっていないということだ。収束は長引いて環境への影響は広がり続けているけれども、超高温にならなかったことで放出された『より危険』な放射性物質は比べ物にならないようだ。
チェルノブイリの10分の1の放射性物質が放出されたとされるが、その将来的な環境への影響は1000分の1とも1万分の1ともいえるのではないか。(ただし、海洋汚染という面での影響は心配される)
チェルノブイリの『本当の影響』『本当の情報』がどの程度なのか、信頼ができるのか不明であるので、福島も注視していく必要があるだろう。

  • 原子力発電事業は、実は投機だ。
    • 後始末の見通しもないまま。
    • 電気事業法によって、支出金額(原子力投資)の8%を報酬にできる。
      • 8%に足りなくなったら電力料金値上げできる。
      • (ってか、それだったら無理に建設コストの削減をする必要ないよね???)
  • 5人だけでみんな片手間の『原子力安全委員会』(同じ人間が次には原子力委員会にも)
  • 動物に影響が出るのであれば、人にもあると考えるべきだろう。
  • チェルノブイリのときも日本政府は「ただちに影響ない」 おお!そうだったかな。
    • 本当の情報を出していたのか疑わしい。
  • 林寛子(扇千景)議員が「汚染物質を(低レベルなら)一般ごみとして捨てていい」法案強行採決
    • 原子力安全委員「海に捨ててもいいよ」
  • (・・・当時の予定では廃棄されているはずの原子炉がほとんど現役である現実)
  • (グリーン・ピースはどうした。福島第一原発の近くへは来ているのか?報道されないだけか)
  • 「東京に原発を」
    • 原子力発電所は、3分の2のエネルギーを熱として海に捨てている。しかし東京に直に原子力発電所を作れば、それでジャイアント・セントラル・ヒーティング・システムを造ることができ、捨てている膨大なエネルギーの有効利用ができる。
  • 国家として重要なのは、補償対象となる因果関係のわかる死者の数だけなのだ
  • 原子力発電による電力が4分の1でも、停めている発電所を動かせば電気は充分賄える。
    • 原子力発電の嘘「原子力発電がないと電気が足りなくなる」
    • (これは現在も通用する。計画停電がなくなったのがその証拠である)
  • 解説:野坂昭如「ぼくは予言しておく。原発事故が起きる、さればお国は、世間全般が、家中みんな電機で動く文明生活を求め、電力によって支えられる産業を、すすんで担ったからだ、一億二千万、つつしんで犠牲者にザンゲしましょうと呼びかけるに違いない」

SPEEDIを使えば、将来のがん患者発生件数の増加も試算できるのではないか。それも実はあるのではないか。発表できないだろうな、今の政府では。と思ったら、浜岡原発を停める要請を菅さんがしたよ!内部被爆と20mSvから目を逸らすためか、穴埋め、罪滅ぼしか。

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20110506 

2011年05月06日 19時34分22秒 | ニュース7

2011年05月06日(金) NHKニュース7 オープニングなし、総理会見により5分延長

  • 菅総理「浜岡原発4,5号機(全て)を停止しなさい」 おお!こ、これは!これは評価せざるを得ない!
    • 総理会見「安心、安全を。電力不足には対応できる」
    • NHK解説「現状安全性不十分と判断したのだろう」「が、浜岡原発だけではないだろう」 ああ、やっぱりまた説明不足とされてしまうのか。
  • 焼肉居酒屋「えびす」経営会社の本社など捜索
    • 新たに16人食中毒申し入れ
    • 保健所による衛生チェック
    • 衛生基準「それでも生肉を食べるなら個人責任(?)」厚生労働省
  • 福島第一原発事故
    • 1号機注水増やす、空気清浄用ダクト追加
    • 群馬県の牧草から基準を超えるセシウム137
    • 海水の放射性物質モニタリング強化
  • 両陛下岩手県避難所訪問
  • 福島県立医科大、入学式
  • プロ野球4試合

原子力安全・保安院は、中部電力が中長期対策で示した防潮堤の設置など津波対策が完了するまで、すべての原子炉の運転を停止するよう求める結果となったと説明しました。運転の停止を求める期間について、原子力安全・保安院は対策に問題がないか確認するまでとしており、中部電力が中長期対策に2年から3年程度かかる見通しを示していることから、最低でも2年以上になるとみられます。

NHKニュース2011-05-06 23:54

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