goo blog サービス終了のお知らせ 

きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「いまさら翼といわれても」米澤穂信

2018年05月27日 15時15分15秒 | 読書とか

「いまさら翼といわれても」米澤穂信 2016角川書店

  • 「箱の中の欠落」 『文藝カドカワ』2016年09月号
    • 選挙
  • 「鏡には映らない」 『小説野生時代』2012年08月号
    • 卒業制作に仕掛け(嫌がらせ)
  • 「連峰は晴れているか」 『小説野生時代』2008年07月号
    • 雷に3回打たれた先生の思い出
  • 「わたしたちの伝説の一冊」 『文藝カドカワ』2016年10月号
    • 漫研退部
  • 「長い休日」 『小説野生時代』2013年11月号
    • いつから省エネ(やらなくてもいいことはしない)にしたのか
  • 「いまさら翼といわれても」 『小説野生時代』2016年1月号2月号
    • 合唱祭、える逃走

氷菓シリーズ6冊目
ああ、なんだか知っている。読んだか?アニメってどれだけ作った?
まだほかにも話があるのかな。まあ、楽しみにはしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「真実の10メートル手前」米澤穂信

2018年05月26日 13時08分28秒 | 読書とか

「真実の10メートル手前」米澤穂信 2015東京創元社

  • 「真実の10メートル手前」 『ミステリーズ!』2015年08月
  • 「正義漢」 『ユリイカ』2007年04月号
  • 「恋累心中」 『ミステリーズ!』2007年12月
  • 「名を刻む死」 『ミステリーズ!』2011年06月
  • 「ナイフを失われた思い出の中に」 『蝦蟇倉市事件2』2010年02月刊
  • 「綱渡りの成功例」 書き下ろし

記者、太刀洗万智のいろいろ「気分のいいものじゃない」こと。

表に出るものと真実の違い。そういう視点を与えてくれる素敵な(でも気持ちよくはない)作品たちは好きです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夜のピクニック」恩田陸

2018年05月20日 15時15分15秒 | 読書とか

夜のピクニック」恩田陸 2004新潮社(2005年26刷)
『小説新潮』2002年11月号~2004年05月号、隔月
第2回本屋大賞受賞、第2回吉川栄治文学新人賞
2006年映画公開

ハイキングとピクニックの違いは目的。歩くことが目的であるのがハイキング、そしてピクニックは必ずしも歩くことを求めていない。
つまり、この作品のタイトルはそういうことだな。

24時間で全校生徒が80㎞を歩く(走る)そのスタートからゴールまで。
夜間ハイキングなどをしたことのある人間であれば、多くのあるあるを見つける作品。
(私は寝ながら歩いていたらしいので、そういう人間が出てくることを期待したが、残念ながらいなかった)

おまじないがあまりにも無理やりではあるが、二人の相手に対する理解があまりにも出来過ぎであるが、まあ、そういう展開が気持ちいいので許されるらしい。(けど、考えるほどに気持ち悪くなるのはなぜだ)

さわやかな青春なのだと思うが、ああ、鬱陶しいと思うような人間になってしまったよ。こいつらとは(20年くらい)付き合いたくないわ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「2666」ロベルト・ボラーニョ

2018年05月19日 22時22分22秒 | 読書とか

「2666」ロベルト・ボラーニョ(2004) 2012白水社

あああ、この本は紙が気持ちいい。辞書向けの厚めの紙って感じ。すき。
ちょっといろいろと面倒くさいことをしているっていうのを予め知っていた方が良いんじゃないだろうか。まあ、乱読で読書に慣れた人にはいいだろうが、本当に本当に面倒くさい部分がたくさんあるんだよ。一生懸命読もうとすればするほど辛くなるんじゃないだろうか。読み飛ばせ~。ははは。あ、そうそう、頭のいい人たちは笑える部分があるらしい。えっ?どこどこ?
まあね、小学生の頃に冒険ものを読んだような入り方はできたかもしれない。なんかよくわからないけど、先を読んでしまう。
ただ、読めるんだけどそれほどワクワクしたりしないし、何で読めるのか不思議なくらいだ。それが文学の力、文章力ってか?

メキシコサンタテレサに関わり

第一部、アルチンボルディ批評家たちの三角関係、四角関係。

第二部、アマルフィターノの嫁はなかなか戻らず、エイズになって帰って来たがすぐに出ていく。娘は後からまた登場。

第三部、黒人記者フェイト母の死 ボクシングの試合よりも連続殺人に興味

第四部、数種類の連続殺人に見える事件の羅列と、それに携わる警察や司法の怠慢と不正の雰囲気。

第五部、アルチンボルディの経歴と、連続殺人犯被疑者となった甥。

一番頭に残ったのが将軍の最後の姿って・・・あはは。ぶ~らぶら。

 

帯にある「狂気と笑いの文学の極北」ってよくわからないけど、傷つく感じが素敵。
書棚に置いておくのに持って来いの一冊。厚いよ~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」真梨幸子

2018年05月13日 13時13分13秒 | 読書とか

「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚」真梨幸子 2018幻冬舎
『ポンツーン』2013年07月号~2014年01月号『小説玄冬』2016年01月号~2017年02月号、改題加筆修正

派遣と外商と、お付き合いする金持ちたちの浮き沈みと。そして後始末まで。
いいですねぇ。

で、もっと膨らまそうとした話なんかもきっとあったんだろうな。よく物を拾うクボさんとか気になったわ。カッペジローは背景として活躍しましたね。『熱海乙女歌劇団』周りの話がもっと来るかと思ったら、こっちも背景(小道具)で終わりましたな。
「2666」を読んだ後なので、この作品も10倍くらいに膨らませられる話だなぁと思ったわけです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「薬に頼らず血圧を下げる方法」加藤雅俊

2018年05月12日 13時13分13秒 | 読書とか

「薬に頼らず 1日5分 血圧を下げる方法」加藤雅俊 2017アチーブメント出版

これはバイブルにしたい一冊!

高血圧の原因を調べもせずに「高血圧そのものが病気」であるかのように、いきなり薬で下げるのはかえって危険である。
だいたい基準がおかしい。25歳以上の人間の3人に1人が病気だというのか。

血圧の高い人ほど脳卒中発症率が高いという事実はあるが、降圧剤を使って病気の予防や長生きにつながるという医学的根拠はない。かえって脳梗塞などを増やしているかもしれない。

減塩運動の元になるのもインチキデータ!血圧と塩の仕組みは間違っていなくても、塩分摂取と排出が正常であれば減塩に意味なし。
コレステロールも嘘っぱちだった!(2015年の「食事摂取基準(厚生労働省)」からコレステロールの摂取基準が外される)肉を食べなさい!筋肉が減るから悪循環で血圧も上がる!

そして、何よりも運動。でも運動はなかなか続かないから、ツボ押しと普段使わない筋肉のストレッチで!

 

で、わたしですが、「不整脈」や「塞栓症」は覚えがあり、手のしびれも軽いものがたまにある。やばいかもです。
なので心臓と脳を検査した方が良いかもしれません。
でも、初期のものはほとんど見つからないらしいですよ。私の親戚も症状があって検査を受けたのに見つからず、そのあと家に帰ってから数日後に発症して緊急手術ですわ。(で、心臓の手術をして半年後には今度は脳梗塞)
いやいや、こんな状態で検査も無しにいきなり薬(降圧剤)を出されるのは、やっぱりおかしいと思いますわ。なので検診もいきたくないんですよね。いえ、生きますよ謙信行きますよ健診。でも、ちゃんとした検査と説明も無しには降圧剤は絶対に飲みません。ストレッチ頑張ります。

 2018年改訂版 ほとんど同じ内容なので、新しいこっちの方が見やすいかもしれない。(タイトルを変えて2冊とも買わせる作戦だね)

降圧剤のリスクなどはさらにわかりやすく丁寧に。

脇腹ひねりストレッチが結構きつかったりする。(特に肩が!「この程度でなんで!?」と、びっくり)
ストレッチの数は多くないのですぐに憶えられるが、壁に一覧をはりましたわ。
体重と血圧を下げて、秋までに健康診査に行きますよ。(再診も覚悟で)

ツボはね、力を抜くと見つかりやすいと思ったね。
とくに「労宮」は軽く指を折って手のひらを丸めた方がいい。
「天柱」なんて気持ちよくてふわ~としたわ。
「合谷」は気持ちよくない。重い感じ。
「内関」はかなり強く押さないと見つからないぞ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ガッテン 脱・高血圧」

2018年05月12日 10時11分12秒 | 読書とか

「NHKためしてガッテン!脱・高血圧の超特効ワザ」 2015主婦と生活社

うん、運動とマッサージと風呂と食事と眠り

う~ん、血圧計を少しいいやつに替えようかな。
あと、左右2回ずつ測るのかぁ。(常に1回目よりも2回目が低いのは、測定しようとする行為自体が血圧をあげている可能性大か)

タオル握りが楽でいいわ。毎日忘れないように、いつでもできるようにテーブルの上にタオルを2枚置いておこう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「月の満ち欠け」佐藤正午

2018年05月06日 14時14分14秒 | 読書とか

「月の満ち欠け」佐藤正午 2017岩波書店
第157回直木賞受賞作

どうも小山内梢です。この作品の中心に主人(堅(つよし))がいますが、ラストの形からすると三角(みすみ)さんと瑠璃が主役のラブストーリーみたいですね。まあ、主人の方もちゃんとラブストーリーの主役ですよ。私の生まれ変わりを認めてくれればね。でも、あまり喜んでいないかしら。妻の生まれ変わりが荒谷みずきという15歳の思春期の娘、今付き合っている恋人の娘っていうのは戸惑うでしょうね。あははっ。

どうもきょくたんです。家族の中のゲシュタルト崩壊を描いた作品なのかと読んでいくと、生まれ変わりの話だった。あるよね、家族のゲシュタルト崩壊。親や兄弟姉妹の存在が認識と外れて知らない人のように見える瞬間って。もちろん、友人知人の場合でも。
瑠璃、お前何回生まれ変わるんだよ。あれだな、どこから記憶を引っ張ってくるのかな。時空を越えてオリジナルのところの情報が流れ込んでくるのだろうか。ねぇ。っていうか、そんな愛してないよね。ただ、オリジナル瑠璃の時の旦那(正木竜之介)が嫌過ぎたんだな。そうそう、きっと「ここは私のいる場所じゃない」って感覚を持っていたんだろう。なるほど、それならば生まれ変わって他の場所へ行ってみよう、生まれ変わってみよう、一度死んでみようと思うかもね。まあ、自殺はなかったわけだけど。最初の地下鉄での事故は踏ん張れば助かったのかもしれない。たぶん、「まあいいや」って思っちゃったんでしょ。
まあ、あれだな。男はあまり生まれ変われそうにない気がする。もしかして、この世の女性はかなりの確率で前世の記憶を持っていたりして。そして男にはそれを内緒にしているって・・・疑うよねぇ。で、前世で一緒だった相手が生きていたとして、ほとんどはあまり会いたくないんじゃないですか?ははは。
でねぇ、オリジナルからの記憶のコピーだとしたら、同時に複数の生まれ変わりがいてもいいと思うのね。うわぁ。動物への生まれ変わりなんかは脳の容量が足りなくて、感情的な好き嫌いは判断できても記憶を認識できないかもね。

※「前世を記憶する子供たち」ってタイトルに見覚えがあったのだが、読んだことがある方は「誕生を記憶する子供たち」だった。
また、「前世を記憶する日本の子どもたち」という似たタイトルの本もあるが、こっちは輪廻転生を前提とした啓発本的なものであり、この作品中に出てくる本とは真逆の、産科医が心理的に都合の良い解釈ですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「小説家の四季」佐藤正午

2018年05月05日 15時15分15秒 | 読書とか

随筆「小説家の四季」佐藤正午 2016岩波書店

佐藤正午ファン必読。そうでない人にも時間つぶしに最適だが、持ち運びには不便なので家で読んでください。

たいして印象に残ることもないのですが、年齢的な『あるある』はきっと多くの人が納得します。
取り敢えず、名前の出てきた小説家2人の何作かを読んでみようと思いました。

 

「月の満ち欠け」が2017年第157回直木賞を受賞したわけですが、「小説家の四季」の続きが楽しみですね。
っていうか、もう少しページ数を減らして分冊にしておけばよかったとか、そういう後悔はきっとあるでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「孤独論」田中慎弥

2018年05月04日 11時39分27秒 | 読書とか

「孤独論:逃げよ、生きよ」田中慎弥 2017徳間書店

「おわりに」というあとがきで口述筆記であることを記しているが、最終的な責任は本人にあるわけです。

はい、私はかなり不満でした。『え?田中慎弥の文章か?なに、この自己啓発本の寄せ集め』っていう感じ。
まあ、それでいて田中慎弥的な考え方はそうだろうと思うよ。

いきなりのお前らは奴隷だ!的な始まり方で、『なぜ奴隷じゃダメなんだ』と反発を覚える。
「逃げてもいい」なんてのはまさに流行りの自己啓発本的な主張だし、中途半端でらしくない。まあ、口述ではそんな感じになるのだろう。
ってか、誰に言ってんの?((自覚ありなしにかかわらず)苦しんでいる人向けなんだろうけど、あいまいだ)
机上の空論、頭の中だけの屁理屈・・・あ、へ理屈は田中慎弥の得意じゃないか!これはいいんだ。そうしたらちゃんとひねりなさいな。
説得力がねー・・・ははは、本人も自覚しているだろうな。

P76/77はいじめられている若者へいいことを言っているが、それを認めながらも『それはお前の役割じゃないと思うぞ』と思う私は間違っていないと思う。それこそ小説作品で表現して見せろってな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「美しい国への旅」田中慎弥

2018年05月03日 13時15分17秒 | 読書とか

「美しい国への旅」田中慎弥 2017集英社
『すばる』2016年07月号「司令官の最期」改題

田中慎弥と吉村萬壱のベクトルがいつの間にか逆転している。

ああ、この司令官を下ネタ巨神兵として活躍させたい。

濁っている世界。(宰相Aの?)「美しい国」の末路。

現れた龍は世界の終わりを告げるか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まんが?「流しの下のうーちゃん」吉村萬壱

2018年04月29日 13時13分13秒 | 読書とか

まんが?「流しの下のうーちゃん」吉村萬壱 2016文藝春秋

「え?なにこれ」

本人がそう言って欲しいっていうんだから、そうした。

芥川賞作家だから1200円でも良心的に思えるが、そうでなければ120円だろう。
要点のページはカラーにするとかあると、ファンは喜ぶだろう。

まあ、なんというか、貴重な本かもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「うつぼのひとりごと」吉村萬壱

2018年04月29日 12時12分12秒 | 読書とか

「うつぼのひとりごと」吉村萬壱 2017亜紀書房
『あき地』2016年11月10日~2017年07月01日+書き下ろし

この人の立ち位置は好きだなぁ。この本は手元に置きたい一冊だ。

森一郎『死を超えるもの 3・11以後の哲学の可能性』
 それゆえ、「自然環境を守ろう」ではなく、「環境世界を守ろう」というべきなのだ。
 「自然から世界を守る」と言うほうが、正しい人間的用法なのである。

そして「回遊人」はやはり本人だった。奥さんと2つの約束をしていた。

 

※「なまこのひとりごと」というタイトルにしようとしたら編集者に替えられたというが、あれだ、すでに2001年に他の人がそのタイトルで出しているわ。だからだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「回遊人」吉村萬壱

2018年04月28日 10時58分02秒 | 読書とか

「回遊人」吉村萬壱 2017徳間書店

時をかけるおじさん、10年間のやり直しの繰り返し、欲望に従う人生は、何度やっても変わらない。

ラストは笑えばいいのか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「手のひらの京」綿矢りさ

2018年04月22日 11時11分11秒 | 読書とか

「手のひらの京(みやこ)」綿矢りさ 2016新潮社
『新潮』2016年01月号

京都の女は自意識過剰な大阪人というイメージで読み始める。

3姉妹

結婚恋愛仕事

次女が元カレの部屋へ行ってしまうところが一番盛り上がったな。気分的に。ハラハラするというよりも「バカモーン」と、今彼や父親の立場で。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする