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きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「万引き老人」伊東ゆう

2018年04月21日 13時13分13秒 | 読書とか

「万引き老人」伊東ゆう 2016双葉社

レジの精算機がどんどん入れ替えられているんですけど、さらにレジ無し精算の技術が研究されているんですけど、やっぱり万引き対策もあるんでしょうね。

ホームレス・外国人・窃盗壁(クレプトマニア)~志願兵

たしかに!
ドン・キホーテなんて「万引きしてくれ」っていう店づくりだよね。

たしかに!
全てを逮捕していたら警察はすぐパンクだよね。
拘置所に入りたくても入れてもらえない志願兵~
でも点数になる相手(公務員など)には積極的な警察~
公務員は万引きすると首になって新聞に名前が出て退職金なしだよ。

忙しい店長も警察は面倒なんだねぇ。

親子で、
内部犯行
堂々と持ち出す社員、店長
娘のレジで不正(レジの不正は棚卸と合わせていろいろありそうだ)

ベ○ナム窃盗団「役割分担で言い逃れ」「敷地内では勘違いのふり」「ばれたら商品を捨てる」

 

一番大きな罰は「知人(家族)地域への告知」だ!
そして、私がずっと言っている「万引き100倍払い」法だ!
(現行犯でなければならず、過去のものは賠償させられるケースは少ない)

万引きデータベースはあってもいいと思うよ。ってか、店は積極的に共有すべきだろ。

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「ケンジントン公園のピーター・パン」J・M・バリー

2018年04月15日 17時19分37秒 | 読書とか

「ケンジントン公園のピーター・パン」J・M・バリー1906 2017光文社古典新訳文庫

ああ、ピーター・パンは生後1週間の赤ん坊だった!

嗚呼、その姿こそ私が求めるピーター神だ!

ピーター・パンは演劇のために少年になったんだろ?赤ん坊の方が良かったよね。
赤ん坊でも、むしろ赤ん坊の方が「母親」を求める姿として正解だ。
文字を知らず、忘れやすく、身勝手気まま、無邪気な残酷さ。

因果応報でありながら、その悲しい存在。

 

こちらが本当のピーター・パンだろう。

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「ピーター・パン」バリー

2018年04月15日 13時13分13秒 | 読書とか

「新訳ピーター・パン」J・M・バリー1911 2013角川つばさ文庫

漫画イラスト付き
「ピーター・パンとウェンディ」と同じ話。だった。

ああ、石井桃子訳よりも状況がわかりやすい表現になっている。

でも、この話にアニメ的なイラストはないわ・・・まあ、子供向けだからなぁ

 

いやあ、ストーリーがわかっているのに、面倒くさい文章展開なのに、ちゃんと最後まで読んじゃったわ。やっぱりすごい作品なんだな。脳内変換もかなりあるけど。

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「ピーター・パンとウェンディ」J・M・バリー

2018年04月14日 13時13分13秒 | 読書とか

「ピーター・パンとウェンディ」J・M・バリー1911 2003福音館文庫

最初の翻訳は195x年

ピーター・パンのパンは神らしい。ああ、いたね。パン神。
そうだな、女たらしというよりは神様だ。ああ、パン神も女たらしだった。

大人の理屈で読んでしまうとつらいので、すべてを受け入れる態勢で読む。読もうとした。

ウェンディが不細工だったら・・・
ピーターがイケメンじゃなかったら・・・
これって、水子の話じゃないのか?ホラーじゃないか?
臨死体験だとすれば、年寄り向けの話で作ってもいいなぁ。改造手術や器具装着!

ふぅ

ピーターがティンカー・ベルを忘れたってところで「ギャー」となったが、当たり前だな。多くの妖精の一人に過ぎないのだから。

ああ、まあ、面白いが面倒くさいな。こんな面倒くさい話だったっけ。たぶん、こどもの頃ならピーターに感情移入しやすかった。今は無理だ。これは自分の中から排除すべき者たちだから。ぐぅ。

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「生きていくうえで、かけがえのないこと」吉村萬壱

2018年04月08日 12時14分37秒 | 読書とか

「生きていくうえで、かけがえのないこと」吉村萬壱 2016亜紀書房
ウェブマガジン『あき地』2015年12月~2016年06月連載+書き下ろし

吉村萬壱のエッセイだと忘れていた。前日の田中慎弥が残っていて、『田中慎弥って、双子だったのか?』なんて勘違いをしていたわ。だって、吉村萬壱のファンは絶対に変態エッセイを期待したはずだし、本人だってあとがきで謝っているじゃないか。なのでアブノーマルエッセイが出るのを楽しみにしています。

それにしても、この本を読んでから「クチュクチュバーン」を読めば、作品の意味が90~180度変わってしまうんじゃないか。作品よりも読者への影響が大きいね。たぶん。ん?わたしだけ?(。´・ω・)ん?

私も条件反射的に思いついたものを書いてみy・・・

  • 『眠る』
  • 『食べる』
  • 『出す』
  • 『休む』
  • 『書く』
  • 『ふれる』
  • 『悲しむ』
  • 『喜ぶ』
  • 『嘆く』
  • 『老いる』
  • 『読む』
  • 『見る』
  • 『聞く』
  • 『ときめく』
  • 『忘れる』
  • 『働く』
  • 『癒える』
  • 『愛する』
  • 『耐える』
  • 『念ずる』
  • 『待つ』
  • 『憎む』
  • 『見つめる』
  • 『壊す』
  • 『祈る』

か、書けない(書いたけど消した)・・・悲しくなってきた。わぁ。

「かけがえのないこと」が見つからないんだわ。たぶん。

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「炎と苗木」田中慎弥

2018年04月07日 11時53分13秒 | 読書とか

「炎と苗木 田中慎弥の掌劇場」田中慎弥 2016毎日新聞出版
『毎日新聞西部本社版』2012年02月20日~2015年09月13日

まあ才能を認めざるを得ない屁理屈の連続かと思いきや、いつの間にかA総理・内閣批判的な方向へ向きだし、そして連載を『やめた』らしい。

なるほど圧力がいろいろあったんだな。右翼なんかからも。まあ、あるだろうな。本当のことを言うと攻撃してくる奴等だから。

で、やっぱりいろいろあったんだろ?次回作が楽しみになるようなことが。

 

『美しい国への旅』を近いうちに読むぞ。『孤独論』もな。

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「王とサーカス」米澤穂信

2018年04月01日 20時23分27秒 | 読書とか

「王とサーカス」米澤穂信 2015東京創元社

旅行記分がどんどんミステリーに変わっていくぞ。
真ん中まで読むと、もう途中で止められない。

ああ、やっぱり。読者は誘導されているのに自分が解決をしたような満足を得る。うまくつくっているなぁ。

 

子供と僧侶

この国をもうサーカスにはさせない。絡み合った因果。サーカスの子どもたち。私たちの娯楽として消費される事件ニュース。知ってしまった子供たちの気持ち。

 

日本も他所事でなくなるかもしれない物語。

 

忖度サーカスとか。ははは。

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「満願」再読

2018年04月01日 11時40分45秒 | 読書とか

「満願」米澤穂信 2014新潮社

全壊前回3年半前に読んだのに、『夜警』『死人宿』では思い出さず、『石榴』でもまだうっすらとデジャブ、この短編集6篇の中で一番長い『万灯』でやっと気付いたわ!前に読んだじゃないかって!
でもまあ、『関守』も『満願』も全部読み通しましたよ。

ああ、なるほど、よくできた作品たちだなぁ。特に『夜警』はないわと思いつつも、上手く説得力を持たせている構成に脱帽だ。
たぶん、前回読んだ時よりも好きになっているんじゃないだろうか。たぶん、話が前回よりもよく見える。読む姿勢と読む立場の、読者としての意識の持ち方が少し落ち着いたのじゃないか。(そしてまた荒れたりするかも)

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「ダールの・・・」

2018年03月31日 13時49分17秒 | 読書とか

「ダールのおいしい!?レストラン 物語のお料理フルコース」 2016評論社
評論社「ロアルド・ダール コレクション[別巻3]」

あああ、「物語」のフルコースじゃなかった・・・短篇集と勘違いした。
この本は「お話に出てくる料理」を「つくってみた」っていう本だった。

うん、写真とタイトルだけで用はなくなった。

「ロアルド・ダール コレクション」は全20冊+別巻3冊か・・・
一番最初にこれを見ちゃうのってどうよ。あ~ぁ。

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「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子

2018年03月31日 12時12分12秒 | 読書とか

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子 2017河出書房新社
『文藝』2017年冬号 第158回芥川賞受賞

鳴ほど遠野の気配かと思いきや、『本の臭いもばあちゃんぽい』なんて思いながら、なるほど賞を与えて残すべき一冊かもしれないと。

生きながら臨死体験をしているようで、そのままラストは死んでしまうのではないかと心配しながら、それは許さんぞと思う。そして、うん、大丈夫。ちゃんときもちいい。

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「騎士団長殺し 第2部」村上春樹

2018年03月25日 15時15分15秒 | 読書とか

「騎士団長殺し 第2部遷ろうメタファー編」村上春樹 2017新潮社

絵画教室の生徒でモデルの少女が行方不明に~

友人の父親の入院している病院の床に現れた「顔なが(へっぽこメタファー)」の、その穴に入って3日後にアトリエ近くの見覚えのある穴の中に~

少女が救われたのは彼のおかげか?

ってか、メタファーを探せってことですか?二重メタファーを隠しているよってか?この作品に?

 

「騎士団長殺し」(絵)は屋根裏に戻し、それは火事で焼けてしまった~
離婚届は提出されておらず、元のさやに~
別居中に生まれた娘の父親のイデアでありメタファー~って、めんどうくさい。ははは。

 

まあ、なんだ、あれだ。

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「騎士団長殺し 第1部」村上春樹

2018年03月24日 17時17分17秒 | 読書とか

「騎士団長殺し 第1部顕れるイデア編」村上春樹 2017新潮社

キリング コメンダトーク

6年目の別れ(離婚)で旅をして、友人の父親(画家)の建物に居つく絵描き。
「騎士団長殺し」という題名の絵を発見。

絵を描くモチベーションとか才能とか、表面的とはいえそれらしくて気持ちよく、なりきり(感情移入)で読んでいける。うんうん。
まあちょっと鼻につく人物ではあるが。きらいではない。きらいだが。(どっちだ!?

ちょ、顕れるイデアって、60センチの「騎士団長」って!ま、まあ、絵の中に見つけた仮の姿だけど。イデアって・・・

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「サイコパス」中野信子

2018年03月21日 12時33分44秒 | 読書とか

「サイコパス」中野信子 2016文春新書(4か月で9刷)

いろいろなタイプのサイコパス。
勝ち組と負け組のサイコパス(社会になじんでいるかどうか)サイコパス格差社会ってか。
サイコパスの度合い。部分で見ればほとんどの人間がサイコパスに見えてしまうだろう。

社会全体が「サイコパス化」しているように思え、それは個のサイコパスが増えているためなのか、社会のサイコパス化によってこのサイコパスが増えているのか。まるで鶏が先か卵が先かという問いみたいだ。とくに立法・行政・司法の三権が率先して癒着しサイコパス然としている。

サイコパスはほめて伸ばすタイプらしいよ。叱っても恐怖がないので反省しないから効果がないと。リスクよりも報償に目が行くという。

 

自分はサイコパスではないかと疑ってもいたが、テストをしてみると反対の方向へ行くらしい。平均的な人間の方が私よりもサイコパスに近いようだ。どうも私が自分に感じるサイコパス性は教育で植え付けられた考え方によるものらしく思える。思考はサイコパスに共感するが(共感するこの時点でサイコパスではない)私の感情的な部分ではサイコパスの逆へ行く。

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「鳩の撃退法 下」佐藤正午

2018年03月18日 12時01分33秒 | 読書とか

「鳩の撃退法 下」佐藤正午 2014小学館
『きらら』2011年08月号~2014年07月号

鳩は偽札~3401枚は本物~えええ!、そこから繋がるのぉ!ノゥ!
やあ、お金大好きな読者としては、ここで一気に共感・感情移入ですわ!ああ、5%引きのために買い物に行って、他に気を取られて割引を捨ててしまった私にはな!

でもさ、やっぱり「撃退法」はピーターパンに向けられるべきでしょ。「津田伸一の撃退法」でしょ。(P398で津田は空を飛ぶぞwww)
うん、騙されるのは仕方ない。でも、深入りする前に、気付いたらならば直ぐにはっきりと蹴飛ばすこと!ぐずぐず相手にしないこと!
でも、それでも放っておけないんでしょ、そういう男を。

それにしても、津田伸一、やっぱりサイコパスっぽいな。だな。サイコパスは小説家に向いているらしいぞ。で、周りには迷惑なんだな。

で、ピーターパンは本当に「女の子ひとりは、男の子二十人より役に立つ。困ったとき頼りになるのはやっぱり女だ」って言っているのか?それをそのうちに確認してみよう。『ピーターパンとウェンディ』を読んでみよう。

津田伸一がピーターパンなら、ウェンディは誰だろう。

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「鳩の撃退法 上」佐藤正午

2018年03月17日 20時07分38秒 | 読書とか

「鳩の撃退法 上」佐藤正午 2014小学館

この作品の後「月の満ち欠け」で第157回直木賞(2017)を受賞し、久しぶりの佐藤正午の名前がテレビに流れた。
まあ、直木賞受賞作は1年以上たたないと図書館ではなかなか借りられないだろうと、こっちの作品を借りてきたわけだ。

別のタイトルをつけるならば『ピーターパンをやっつけろ!』だろうかね。うん。
ピーターパンは「おんなたらし」らしい。言われてみればその通りだな。チンピラだ。
そしてそれは「生ごみに味をしめて離れない、目の赤い鳩」平和の象徴一転不穏な気配。
それは主人公(語り部)のヒモ小説家、津田伸一。

佐藤正午の書く作品に出てくる人たちは嫌い。でも、たぶん憎めない。絶対に付き合わないけど。
まあ、だからこそフィクションとして楽しめるんだな。また、「もしかしたら、自分もその状況ならそうなっているかも」と思わせる説得力もある。

お水と裏社会、その雰囲気が沁み出してくる。
佐藤正午、やっぱり読みやすいな。

「鳩の撃退法 下」はどうなるのだろうか。津田伸一はどこまで語るのか。どこまで本当か。どんな嘘を吐くだろうか。

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