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「2666」ロベルト・ボラーニョ

2018年05月19日 22時22分22秒 | 読書とか

「2666」ロベルト・ボラーニョ(2004) 2012白水社

あああ、この本は紙が気持ちいい。辞書向けの厚めの紙って感じ。すき。
ちょっといろいろと面倒くさいことをしているっていうのを予め知っていた方が良いんじゃないだろうか。まあ、乱読で読書に慣れた人にはいいだろうが、本当に本当に面倒くさい部分がたくさんあるんだよ。一生懸命読もうとすればするほど辛くなるんじゃないだろうか。読み飛ばせ~。ははは。あ、そうそう、頭のいい人たちは笑える部分があるらしい。えっ?どこどこ?
まあね、小学生の頃に冒険ものを読んだような入り方はできたかもしれない。なんかよくわからないけど、先を読んでしまう。
ただ、読めるんだけどそれほどワクワクしたりしないし、何で読めるのか不思議なくらいだ。それが文学の力、文章力ってか?

メキシコサンタテレサに関わり

第一部、アルチンボルディ批評家たちの三角関係、四角関係。

第二部、アマルフィターノの嫁はなかなか戻らず、エイズになって帰って来たがすぐに出ていく。娘は後からまた登場。

第三部、黒人記者フェイト母の死 ボクシングの試合よりも連続殺人に興味

第四部、数種類の連続殺人に見える事件の羅列と、それに携わる警察や司法の怠慢と不正の雰囲気。

第五部、アルチンボルディの経歴と、連続殺人犯被疑者となった甥。

一番頭に残ったのが将軍の最後の姿って・・・あはは。ぶ~らぶら。

 

帯にある「狂気と笑いの文学の極北」ってよくわからないけど、傷つく感じが素敵。
書棚に置いておくのに持って来いの一冊。厚いよ~。

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