へんな映画でした。最初何を伝えたいのかさっぱり解らず、
ちょっと混乱していました。
が、ストーリーは一言で言えます。薄幸の女の一生です(笑)。
別に嫌われモノではないですが、不器用で男運が悪いだけです。
徹底して最後まで不幸は続きます。
じゃあ悲しい映画化というと、笑えるし楽しいし、
最後は少しだけほろっとさせてくれます。
関係ありませんが看護士の卵の女の子を刺し殺した(現実の話です)、
近所の通り魔おばさんが、なぜか一瞬頭でダブリましたが、あれとは全然違うよな~
監督がCM畑出身らしく、場面〃の絵づくりが凝っています。
ディズニー映画をちゃかすような演出はティム・バートンの
〈チャーリーとチョコレート工場〉ようでもあり、描くものは全く違っても
手法がたまたま似てしまったのは、興味深い感じがしました。
この“ちゃかし”がこの映画の独特な雰囲気をつくり出しているんでしょうね。
見て楽し~!聞いて(歌)楽し~!!映画です。
あと、脇役陣がそうそうたる面々で魅せてくれます。
ちなみに松子さんは昭和22年生まれですが、劇中で使われる昭和から平成の
小物、ニュース、歌謡曲にもグっと来るモノがありました(懐古趣味?)。
そして最後の星空(CG?)と川の上をパラグライダー(?)で撮ったシーンは、
ちょっと悲しいけどとてもきれいでした。
最後に凄い役を演じきった、中谷美紀に拍手!!
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