“庵野” シン・ゴジラ

2016-08-06 | ◆空と映画とスタジアムと…


シン・ゴジラを公開初日に観てきたんですけど、
なんか頭の中が整理できなくて、今日になってしまいました。

総監督が庵野秀明さんということで、
エヴァっぽさがあちこちに見られて、
賛否両論、色々と物議を醸しているようです。

個人的には、以前ハリウッド版GODZILLAの感想でも書きましたが、
それぞれの世代(ファン)によって観てきた作品も違うだろうし、
関わり方もあるので、第一作に必要以上に拘ることもないし、
時代に合ったテーマを持ったゴジラなら、
それで良いんじゃないかと思っています。
※以下、少しだけネタバレ ヒントもありです…

“庵野”シン・ゴジラのテーマは、
2011年 東日本大震災を経て創造された新ゴジラで、
ゴジラが上陸する場面では、3.11を思い起こさせるシーンや、
有事に対応する政府への皮肉もありで、
大首都東京の大災害に対する不安を描いた作品(警鐘)とも言えます。
そういう意味では、“庵野”シン・ゴジラは、
破壊神ゴジラの面目躍如たるゴジラ映画ですね。



それで思うのは、ゴジラの破壊は部分的で済みますが、
本当の大震災が東京で起きたら、
ゴジラ程度の被害では済まないと思うけど…
(ただ映画の中では、最悪の事態も想定されましたが)
現実にされている震災対策は細かな事ばかりで、
根本的な対策としての首都機能分散化とか、
真剣に考えなくて良いのかな〜? 国は…

確か20年位前には、
名古屋&岐阜方面に首都機能の部分移転話が
しきりにされていたけどね〜
その後、どうなっちゃたのかな???

映像はさすがに力が入っていて、特撮(VFX)は海外に出しても
恥ずかしくないと思いましたが…
お話は、大人の事情や色々と皮肉を込めた展開で、
更に登場人物の多さと早口で、子供が観たら
ポカ〜ンとしちゃいそうな進行が、何だかとても残念でした。
政府&人物に関する部分は、もっとシンプルにした方が
良かったんじゃないかな〜?

細かいことを言い出すとキリがありませんが、
最初にシン・ゴジラが姿を現した時は、
思わず吹き出しそうになりました…(笑)
僕だけじゃないと思いますけどね?!
まっ、こういうのもアリ??

それにしても、音響&音楽がイマイチ
盛り上がらなかったのは、何だったんだろう?




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