川合玉堂展

2011-09-19 | ◆大好き!!


昨日、大好きな風景画家“川合玉堂”の展覧会を
栄の松坂屋美術館に見に行った。
玉堂さんは、もうとっくにブログで紹介していると思っていたが、
何だか全然書いた跡がないので、昨日の感想を書かせててもらいます。
川合玉堂は、東山魁夷と並んで大好きな日本の風景画家で、
もう展覧会を見るのも三度目になります。


▲松坂屋の裏通り(大津通)が27年ぶりにホコ天で復活!

たまたま昨日は、27年ぶりの栄“歩行者天国”の復活の日でしたが、
僕が行った時は時間が遅かったのか、暑かった為か、
あまり認知されてなかったのか定かではありませんが、
人通りはさほど多くはなくて何となく気が抜けた雰囲気でした。
という事で、ちょっとAppleを覗いてすぐに松坂屋へGO!!


▲“山雨一過” = 雨上がりの峠道の雰囲気が好きです!気持ちよい画

今回の展覧会は作品の質・量共に過去二回見た展覧会より勝っていて、
十分見応えのあるものでした。
玉堂さんの魅力は日本画らしい空間処理と、
シンプルだけど高度なテクニックで描かれた空気感が
とてもお洒落です!!
空気感というのは霞だったり霧だったり、遠近感だったり、
雨だったり雪だったり、または川や滝の表現が
墨の濃淡やタッチで表現する技法と、
あと、まったく筆を入れない事で描く凄さが本当にお洒落です(笑)。
でもこんな技法は水墨画だったら当たり前でして、
それでも玉堂に惹かれるのは、時代は違うけれど、
見て育った原風景が自分と近い所為でしょうか???
いえいえ、これこそ日本の原風景なんだからでしょうね…

そして、ほとんどの風景画に必ず小さく営みをする人々が描かれていて、
そのあたたかみが感じられる構成が僕はとても好きです。


▲“峰の夕” = モノトーンに近い作品により魅力を感じます


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