チャイナ・シンドローム-2011

2011-06-22 | ◆Photo Diary


あまり危機を煽る様な事は書きたくないのですが、
どうもフクシマの状況は極めて
悪い方向へ進行している様な雰囲気(?)です。

記憶が定かではないが、昔、スリーマイル島の原発事故と同じ頃に
ジェーン・フォンダ主演でやはり原発事故をテーマにした
“チャイナ・シンドローム”という映画が撮られ、
そのタイトルがブームになったのをよく覚えています。
調べると1979年の3月16日に公開で、
何と!その12日後に本当にスリーマイル島で原発事故がおきていた。

“チャイナ・シンドローム”というのは
例えばアメリカの原発事故で燃料棒が溶け始めると、
メルトダウン▶メルトスルーと進み、
やがて超高温で溶けた燃料棒が地底を突抜、
地球の裏の中国にまで達してしまうという怖い冗談話でした。
そんな感覚で原発事故の怖さを知らされた覚えがありました。

その後(1986年4月26日)チェルノブイリで最悪の事故が起き、
今度は放射能の恐怖を思いっきり知らされました。
イタリアのパスタが危ないとか云われ、
結構気にしていた覚えがあります。
事故の数年後の癌患者の増加ニュースも
大変気になりました。

そして今回のフクシマ原発と続いて来たんですが、
当初はまさかチェルノブイリ程の事は無いだろうと、
高を括っていたのですが、情報操作で遅れて出される
東電と国の情報を聞いていると、
フクシマの現実はチェルノブイリより日増しに
酷くなっているようです。

自分でも信じたくないのですが、
冗談で話していた“チャイナ・シンドローム”っていうか
日本だから“ブラジル・シンドローム”か…
(なんて不謹慎な冗談を言ってる場合じゃ無いのですが)
一部の学者の間ではもう格納庫の一番下のコンクリートも
突き抜けて地中にまで溶込んでいるんじゃないかと
ささやかれています。

これが更に進むと地下水脈に達して、猛毒の放射能が
地下水から海へと、最悪の汚染が予測されています。
一刻も早く、原発周りの地下に巨大な隔壁を造らないと
大変な事になると言われていますが、
現実にはまだ冷却の方法が云々とか、
東電や国からは、とんでも-ずれた対応策が発表されていますが
ホントに大丈夫なんでしょうか???

なんだか、またフクシマが心配でなりません…

どの報道が真実なんだ!!
●小出裕章:原子炉の現状
●放射性物質が地下水脈に接触の可能性



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