おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

あの人も

2012-06-29 20:07:14 | Weblog
2~3日前にケータイに随時送られて来るニュース速報の芸能欄で

ザ・ピーナツのお姉さんの方が亡くなったと報じていた

私が子供の頃、シャボン玉ホリデーと言うバラエティー番組があり

ハナ肇とのコントが印象的だった

貧しい長屋に住む町娘が寝たきりの父親を健気に介護するコントだ

「おとっつぁん、おかゆが出来たよ」

「いつもすまないねぇ」

「それは言わない約束だよ」

そこへ借金取りがやって来て金を払わないなら娘を貰うと凄む古典的な流れだ

そのコントと同じく心に残っているのがエンディングだ

スターダストと言う曲をピーナツが歌っている所へハナ肇がやって来て

下らない事を言って2人から肘鉄を喰らうのだ

それで番組は終了するのだが

そのシーンになると、日曜日の終わりを告げられた様で

私のサザエさん症候群はシャボン玉ホリデーのエンディングだった

今でもカラオケでピーナツの恋のバカンスはよく歌われていて

本人映像を見る事が出来る

私は彼女たちの歌では「サンフランシスコの女」「お別れですあなた」などが贔屓だ

ザ・リリーズがデビューした時

同じ事務所の偉大な先輩をリスペクトすると共に目標に掲げていた

その後、双子デュオは他にも居たが本家を越える事はなかった

アメリカの伝説的なショー番組「エド・サリバンショー」にも出演した2人

渡辺プロの歴史を彩った伝説のグループ、キャンディーズの田中好子さんに続いて

更にビッグネイムのザ・ピーナツの伊藤エミさんも

もう二度と帰らぬファンの心の中だけで輝く星になってしまったのだ

小野ヤスシさんや、ちいちいと共に相次ぐ訃報に

心から手を合わせたい
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ツイてたKちゃん

2012-06-28 17:15:06 | Weblog
昨夜遅い時間に覗いてくれたKちゃん

この夜も並びのフィリピンパブの帰りの様だ

店内には一組のカップルが談笑していた

Kちゃんは珍しく機嫌が良いようで

いつもならダメ出しの嵐になるヒデミの接客にも相好を崩している

その後、私がお相手していたカップルはお会計をして帰られた

テーブルを片付けて私もKちゃんの席にお邪魔する

今夜のご機嫌の理由がすぐに判った

夜9時半頃に駅前でパチンコをしていたら

僅か1500円で大勝ちしたと言うのだ

閉店時間になっても連チャンがストップせず

そのまま終了となったらしい

「あのまま閉店にならなかったら

 もっと稼いでたかもしれないなァ」と言うが

「そのまま続けていたら出玉を全部のまれたかもよ」

つい水をさす様な事を言ってしまう私


私も大昔パチンコに夢中になっていた時期がある

ある日地元のホールで朝イチから打っていた時のこと

その台は権利モノと言って

真ん中のある部分に玉が入るとアタッカーが15回開く権利が発生する

そのアタッカーを開くために今度は右打ちをして

回転体に玉を入れるのだ

その日、何故か私はついていて

その台でかなりドル箱を積み上げていた

調子に乗った私は出玉をそのままつぎ込んで

気付いたら15~6箱あったドル箱がいつしか

全部のまれてしまっていたのだ

大当たり確率がそれほど低くない機種だったので

これだけつぎ込んだらまたまた爆発するのではと

そのまま打ち続けたのだった

持ち玉がなくなり追加で玉を購入して

意地でも席を離れなかった私

それなのにウンともスンとも言わないのだ

さっきの連チャンは何だったのだろう

あまりにも悔しくてそのまま続けていたが

状況は変わらず泣く泣く台を移る事にした

きっと私がのまれまくったのを見ていた誰かが

オカマを掘るのは目に見えている

万一その人に連チャンが来たら悔しいので

その台から遠く離れたところで懲りずに打っていた


小一時間して何気にさっきの台を見に行った

既にオジサンが席に着いて打っていたが

全然出ている気配がないのだ

もしかしたら地獄モードに入ってしまったのか

出ていない事にホッとした私は

そのまま店を出たのだ

それにしてもドル箱積み上げた時点で止めておけば良かった

後悔先に立たず

止め時が難しいパチンコ

あれ以来ホールに出向くことはないが

Kちゃんの今夜の大勝でそんな事を思い出した


Kちゃんは大勝ちしたお金でフィリピンパブで散財した後

オカマバーに遊びに来た

「もう全部使い果たしたよ~」と言いながら

隣の居酒屋から焼き鳥を取ってくれた

「でもね、今日の幸運に味をしめて明日もパチンコに行っちゃいけないよ

 きっと今日の分ものまれて大負けするから」

「そうだよな~」と言って自転車で帰って行った

でもまたツイてた時は遊びに来てね~












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キモいイベント

2012-06-27 19:41:23 | Weblog
昨日夕刊紙を読んでたら目を疑う様な記事が載っていた

それによるとライブハウスで「人体の一部を食べる」と言うイベントが行われ

主催者が猥褻物陳列の疑いで告白されたと言うのだ

主催の男性は、事前に切除した自分の下腹部をイベントに集まった客約70人に見せたとの事

更には客の一部がそれを食べたと言うのだ

おぞましいイベントであるが、それに70人も集まると言うのも信じ難い

私は色んな変態行為を雑誌やらネットやら人づてに聞いて

余程でない限り驚きはしないのだが

このイベントの内容には正直身震いがした

恐らく「切除した下腹部」とは男性自身、ポコ○ンの事だろう

しかも、それを食べた客が居ると言う

どんだけディープなのだ


オカマバーではたまに、自分の抜いたキン○マを客に披露するツワモノが居るが

病院で摘出後にホルマリンに浸かった状態のモノで容器に入っている

さすがにそれを食べる客は居ない

蓋を開けたら飼い猫にくわえて逃げられたオカマは居たけど


記事の告発された男性、何で男根を切りおとしたのだろう

まさかイベントのため?
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私にもちょうだい

2012-06-25 19:48:02 | Weblog
昼過ぎに野暮用で外出して地元の商店街で買い物をした

その帰りに駅前でポロシャツに短パンの若い女性が

うちわを配っているのを見かけた

彼女の背中のロゴで近所のスポーツジムだと判る

この時期になるとティッシュに代わってうちわを配る光景をよく見かける

真夏の暑い日には大変ありがたいが

今日の様に気温があまり高くない日だと受け取る人も少ない

けれど私の様な暑がりには常に鞄にしのばせておきたいアイテムだ

以前は扇子を常備していたのだが使い方がヘビーなので傷みがちだ

その点タダで貰えるうちわなら少々荒っぽく使っても気兼ねいらずだ

私はジムの名前を叫びながらうちわを配っている彼女に近付いた

ところがタイミングが悪く貰い損ねたのだ

ちょうだいと言わんばかりに手を伸ばしたまま通り過ぎる恥ずかしさ

悔しいので少ししてから折り返しまた彼女の前を通ってみた

確実にゲット出来る様に歩くスピードを緩め

彼女が渡すタイミングすら計算して近付いたのだ

それなのに私の後ろから追い抜いたイケメンに渡して

私は受け取る事が出来なかった

見るからにメタボなオヤジをジムは痩せさせ様と思わないのだろうか

てかジムに通う気ははなからないけど…

うちわを貰えず落ち込んだ家路なのであった
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金曜日は

2012-06-24 22:19:30 | Weblog
今週の金曜日はボーイのトシが休みだったので

ママ、私、ヒデミ、マヤの4人体制だった

まだノーゲストだった10時前に速水のパパからの電話で

吉祥寺のクラブへ駆けつける事に…

ママさんのお誕生日祝いが目的だ

その前にワンクッション、隣のお店でパパは待っていた

21歳と言う新人のアイちゃんがお相手をしていた

某テーマパークで踊っていたらしく

物怖じしない処が好感が持てる子だ

「カラオケでAKBを歌い踊るのよ~」

横からママさんが口を挟む

「あら、今度是非見たいわ~」

会話もほどほどに私たちは隣の店へ移動した


今年オープンしたばかりのクラブSだ

此処のママのTさんは以前上階のクラブJで働いていて

速水パパも随分お気に入りだった

しかし心変わりの早い御仁なので

いつしか他店の新人にお熱を上げて

クラブJからは遠ざかっていた

3年くらい経ったある日

TさんがクラブJを辞めて独立すると言う噂が流れた

「彼女ならきっと成功する」と誰もが思った

しかもクラブJでやり手で鳴らしたKちゃんも一緒だと言う

「怖いものなしじゃないの」

同じクラブJから一足先に独立したSママは

そんな話で盛り上がっていたが

内心は何処で店を開くのか気になっていたはずだ

それがよりによって隣とは…


クラブSのドアを開くとカウンター、ボックス共に満席だったが

私達を見て奥のお客様が気を利かせて席を立った

テーブルに先客のシャンパンやケーキが残っている状態で

私たちは腰を下ろした

細身で華やかなサオと言う子がテーブルに付いた

「アタシも福岡のショーパブでマイクを握っていました」

「あら、“春だ桜だキンタ○だ~”とかやってたの?」

何度か速水パパに連れて来て貰っているが初めて見る子だ

新人なのかと思いきや、そうでもない

週1くらいしか出ていないらしい

いつもは私たちのお相手はM子ちゃんだが

同伴のお客様のテーブルから動けなくて

サオちゃんが前座で接客してくれている


数分後サオちゃんとバトンタッチでM子ちゃんが付く

相変わらずロリ顔だがよく喋る

「この店では私とサオちゃんがトークを受け持ってるの」

そう言えば他の子達が接客している席からは

ほとんど笑い声が聞こえてこない

ママもお客様を送り出してから我々の席へ付いてくれた

速水パパがオーダーしたケーキがテーブルに置かれる

パンダの形をした手の込んだケーキだ

「キャー可愛い!」

皆がケータイを向けて写メっている

目立つ事が大好きなパパも嬉しそうだ

私も出勤前にロクシタンで買って来たプレゼントを渡す

「エドナちゃんありがとう」

シックな色柄のドレスを纏ったママが顔をほころばせる

しばらく歓談した後、私たちは先程まで居た店に戻った

21歳のKちゃんを迎えに行くためだ

パパと同伴するお供にKちゃんも付き合ってくれるらしい

「明日は学校があるので

 あまり遅くまでは居られませんが…」

そう言いながらKちゃんはパパや私と共にタクシーに乗った

さあこれから本営業よ

頑張るわ~
























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