Ｙちゃんの悩み１

出勤時に更新している

昨夜は金曜日とあって雨だと言うのに多くのお客様に恵まれた

そんな中、遊びに来てくれた近所のスナックで週２バイトのＹちゃんは

お店の先輩の事で頭を悩ませていた

初老のママとＫさんの２人で営業している店にたまたま遊びに行ったら

人当たりも見栄えも良く朗らかなＹちゃんにママさんが

「もし良かったらウチの店を手伝ってくれない」とスカウトされたのだ

昼間の仕事もあるので週２くらいならと頼みを断れずに手伝う事になった

ところが先輩のＫさんが暗くて愛想もイマイチで客受けが悪く

ママにも不満がある様で

「もうすぐ辞めようと思うの」と打ち明けて来た

その時に「アンタも一緒に辞めない？」と巻き込んで来たのだ

Ｙちゃんは先輩の言う事なので取り敢えず適当に相槌を打っていたら

Ｋさんは自分の意見に同意したものだと思い込み

それ以来その事でＹちゃんは困っているのだ

確かに年配の男性客ばかりだし、条件もイマイチ

しかし自分の友達を呼んだり営業努力を惜しまない

続きは次回…

ディープな世界

出勤中に更新している

昨夜御来店のお客様

３人組の男性で、うち２人に見覚えがあり

特に目鼻立ちのハッキリしたリーダー格のオジサマには

細かいエピソードまで記憶にあった

日本人離れした彼は確かロシアの血が１／４入っていると前回聞いた

一昨年あたりに初めて御来店された彼は

自分の性癖がかなり特殊だと赤裸々に語っていた

俗に言う「ドＳ」らしい

頭は淋しげだが顔は重厚なドラマに出て来そうな貫禄あるデザインで

潤んだ様な大きな瞳を見開いて得々とプレイ内容について語るのだ

当時、そのお相手にピッタリの女性が遊びに来ていて

彼女もまたご主人様を探していたのだ

冗談ではなく真顔で「誰か、この私を凌辱してくれる人は居ないかしら」と

来る度に話していたのだ

件のオジサマこそ彼女が探し求めていた相手

早速ヒデミが連絡を入れたが残念ながら不在だった

自宅にプレイルームまで造ったと言う筋金入りのご主人様なのに

顔合わせは失敗に終わった

あれから月日が経ち再び当店を訪れた御仁

連れの方たちはオジサマの話に驚くでもなく

何処かこの辺りで彼の趣味に合った店はないかと尋ねる

更にはあの彼女を今すぐに呼んでくれとも…

彼女は最近店には現れていないしヒデミの客だったので連絡先を知らない

オジサマは焦れてやや怒りモードに入っている

でも彼の好みに合うタイプはかなり難しい

そちら専門の店で探して頂くしかないのだ

何とか宥めてお帰り願ったが世の中色んな趣味があって

全てに対応するのは難しい

どうかオジサマに素敵なプレイメイトが現れます様にと祈る私なのだった

思い出して

出勤電車内にて更新中である

昨夜は雨が残る中をお客様に恵まれて有り難かった

口開けに見えたのは２年ぶりだと言うカブちゃん

朗らかな奥様とよくお見えになってた方だ

昨夜は職場の方たちと遊びに来てくれた

髪を短くして少し体格が良くなったせいか

失礼ながら最初はカブちゃんだと気付かなかった

話をしている内に「あの方だったのね」と思い出した

９年目にして閉店する近所のスナックの帰りだと言う

カブちゃんの連れの女性が大変ノリが良くて

芸能界の裏話からワイドショーを賑わせた最近の事件まで

大盛り上がりだった

明日が早いと言う事もあり２時間くらいで帰って行ったが

最近、久々のお客様が目立つ様になった

そう言えばあのオカマバーはまだやってるかな

とか思い出してくれて店の前まで来たら壁のイラストはそのままだ

店の中からは聞き覚えのあるダミ声が

「いらっしゃいませ」と手招きしている様だ

扉を開けたら昔と変わらぬ薄暗い中に

先程の声の主が「ガラガラよ～」と迎え入れてくれる

足が遠退いたお客様は、思い出したらまた是非訪ねて欲しい

歳は取ったけれど、きっとあの時と変わらぬお化け達が

心をこめておもてなしさせていただくから…

肌寒い朝

出勤電車内にて更新中である

今朝は肌寒いくらいだった

仕事帰りの電車は冷房を控えめにしていたが

そろでも半袖では寒いくらいだった

成城学園前で途中下車してトイレに入った

仕事終わりに食べたガリガリ君がお腹を冷やした様だ

成城からは準急でのんびり帰る事にした

急行と違って６時台前半の下りはまだガラガラなのだ

地元に着いたら霧雨がパラついていた

駅前の銀行ＡＴＭに入金を済ませてバスに揺られてアパートに向かう

昨夜は雨の影響もあってか静かだった

その分、お客様とはゆっくりとお話する事が出来たが

やはりお盆明けは客足が鈍い

おまけに予報では週末にかけても空模様は冴えない

雨は上がっても晴れない気持ちの私なのだった

Ｅさんに感謝

出勤電車内にて更新している

最近土曜日が暇で客足がかなり落ちる

ここ３週間は特に酷い気がする

だからと言ってスタッフを減らし

３人体制で営業した時に限って慌ただしかったりするのだ

なので臨時キャストのＥさんにピーク時中心の応援を頼んでいる

彼女とて何かと週末は用があるだろうに

快く引き受けてくれている


先週土曜日はお客様が途切れた頃に

向かいのスナックに私とＥさんの２人で顔を出して来た

マスターもママもＥさんがプライベートで飲みに行っているので

とても歓迎してくれた

たまたまカウンターの端に居たカップルが私達に興味を示し

その後、遊びに来てくれたのだ

イケメンの彼はオカマバーに詳しくて

今は閉店した国分寺や調布の店にも詳しかった

彼らの後を追う様にマスターも仕事終わりに駆け付けてくれた

行けば必ずお返しに立ち寄ってくれる

とっても優しくありがたいマスターなのだ

勿論、Ｅさんが顔を出した事も効を奏した

サナエさんとクマ子がしばらく休むので

Ｅさんが時間を工面して手伝ってくれてるのがホントにありがたいのである