おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

電車にまつわるトラブル

2008-07-31 16:13:52 | Weblog
昨夜は電車にまつわるトラブルが重なった

いつもの様に小田急から総武線に乗り換えて

店に向かっていた

荻窪に到着したあたりで車掌のアナウンス

「只今、西荻窪駅で電車とお客様が接触した模様です

 お客様の救出を行っておりますので

 この電車は当駅で少々停車いたします」

隣のつり革に掴まっていた会社員が

ため息をついた「勘弁してよ~」


恐らくホームの端を歩いていた人が

後ろから入って来た電車と接触したのだろう

以前違う駅でも学生が同じ事故に遭った

その学生はヘッドフォンをしていて

入って来た電車に気付かなかったらしい

残念ながら亡くなったそうだ


中央線や総武線は飛び込み自殺も多く

連日のように電車が遅れる場合もあるのだ

ラッシュアワーの場合は大勢の人が足止めを食らう

今回は帰宅時のラッシュを少し過ぎたあたりだが

それでも車内は空いてるわけではない


電車は5分くらいで再び動き出した

思ったより軽い事故で済んだのだろうか

西荻窪駅は特に騒然としている様子もなかった

しかしホームの最先端では担架に人が乗せられて

今から病院に搬送されるところだった

怪我人の状況はよく判らないが

重症でない事を祈りたい


もう一つのトラブルは

ウチのヒデミさんが出勤時に車内で変な男に

しつこく押され

頭にきたので足を蹴飛ばしたのだそうだ

相手の男は40歳くらいの会社員だったそうだ

その男は電車を降りて警察を呼んだらしい

おかげで彼女は警察で事情聴取を受け

仕事にも出られなかった


世の中ストレスを溜めている人は多い

「誰でもいいから殺したかった」と刃物を隠し持つ者も居る

増してや混んだ電車は人を怒りに導く

ヒデミさんは災難だったが

怪我をしなくて済んで不幸中の幸いだったのかも


電車って便利だがトラブルも多い

私も気を付けなくっちゃ







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昨夜の雷雨

2008-07-30 13:57:18 | Weblog
昨夜は凄い雷雨だった


新宿に近付くに連れて雨が車窓を激しく濡らして行く

その内ゴロゴロと雷の音が聞こえて来た

闇を切り裂く稲光

部屋の窓を開け放して来た事を後悔

長距離通勤では地元と目的地の天気が

まるで違う事がよくあるのだ

それよりもこのままではマズイ

折り畳みの傘を鞄に忍ばせるほど

用意周到ではない私

駅でビニール傘を買う羽目になりそうだ


新宿に着いた

山手線と総武線が到着するホームは

横殴りの雨と雷で大変な事になっていた

しかし躊躇している場合ではない

稲妻にビクビクしながらホームに並ぶ

山手線は落雷の影響で運転を見合わせている

総武線は何とか時刻通りに到着した


今日は速水のパパと待ち合わせをしている

行きつけのクラブのアミちゃんが誕生日なのだ

花束も用意した

店でメイクをして合流する事になっている

電車が無事に目的地まで行ってくれる事を願う


乗客の中には突然の激しい雨に

傘も役に立たなかったようで

ズボンやシャツを濡らしている人が目立つ

幸いにも座席に腰掛ける事が出来た私は

隣のお婆ちゃんが居眠りして

私の肩に頭を乗せてるのも気付かず

窓の向こうの稲妻を眺めていた


約20分で電車は駅に着いた

今度は駅ナカのケーキ屋でスイーツを探す

しかし気に入ったのが見つからずに

仕方なくゼリーと濡れ煎餅を自分の為に買った

やはり少し早く出て来るべきだった

そうすれば、もっと選択肢はあった

後悔しても始まらないので

改札に急ぐとサナエさんを発見

彼女は駅から店までいつもタクシーを利用している

相乗りさせてもらおう

「オネエさん!おはよう!!」

彼女はビクッとして

「あら驚いたわ!心臓止まるじゃない!」

「凄い雨と雷だったでしょ」

「そうなのよ、今日は暇かしらネェ…」


駅のエレベーターからタクシー乗り場まで直通だ

店までは歩いて3分だけれど

こんな日は傘の代わりに乗る事にする

こんな不況だから1メーターでも不機嫌な運転手は居ない

ところが乗り場に着いて初めて分かったのだが

雨など降っていないのだ

私とサナエさんは声を揃えて叫んだ

どんだけ~!!!






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ある夫婦の姿

2008-07-29 16:35:23 | Weblog
週明けから店は混雑した

この調子で今週は忙しくなって欲しい


ところでキヨちゃんとヤスコちゃんが

先週に引き続き遊びに来てくれた

ヤスコちゃんはダンナも連れて…

彼女は美人で品があって夜遊びするタイプではない

しかしたまには発散したい時もある

友達のキヨちゃんが時々誘ってあげるのだ

それがダンナには許せないようだ

増してやオカマバーだ

店に入る前から雲行きが怪しい


席に着いて乾杯した途端

些細な事でダンナが声を荒げた

それをキヨちゃんがなだめようとしたのだが

逆効果だった

激昂するダンナはキヨちゃんに食ってかかる

何となく怒りの発火点は違う所にあるようだ

ウチの女房をこんな下らない店に連れまわして

全くどう言う事なんだ


先週キヨちゃんとヤスコちゃんは

遅い時間に来店した

ヤスコちゃんは常に携帯を見ていた

あれはダンナからの電話を気にしていたのだ

美貌の妻が明け方まで帰宅しないとなると

ダンナは気が気じゃなかっただろう

浮気でもしてるんじゃないだろうか

そう言った疑惑で怒りが沸点に達したのだろう


さすがに他のお客様にも迷惑だったので

お引取り願ったのだけど

店を出てからも大揉めだったらしい

心配でキヨちゃんにメールすると

誰かが警察を呼んだらしい

女性相手にあのキレ方は尋常じゃない

キヨちゃんはとばっちりでホント気の毒だ


暴君の様なダンナ

それに文句言わず仕える女房

そんな夫婦の姿を目の当たりにして

複雑な気持ちになってしまった












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きれいなお母さん

2008-07-28 14:12:52 | Weblog
昨日の続きで今朝は早起きして倉庫を片付けた

昨日は仕事から帰って来てから寝ないで作業した

さすがに夕方には眠くなって、そのまま爆睡


早朝4時くらいに目が覚めたらどうも腰が痛い

寝過ぎるとたまに痛くなるのだ

しかも昨日、重い物を動かしたり持ち上げたり

普段使ってない筋肉に負担がかかったのだろうか


朝ご飯を食べた後で「きれいなお母さん」と言う映画を見た

昨日倉庫を片付けていて見つかったDVDだ

前に韓国映画で「おばあちゃんの家」と言うのを見て

涙腺の緩みを実感した

この「きれいなお母さん」もパッケージを見て

絶対に泣けそうな映画と直感した

しかし買った後、どこかに仕舞いっ放しで

存在を忘れていた


耳の不自由な幼い息子を女手一つで育てて行く母親

コン・リーと言う女優が演じている

息子役は実際に耳の不自由な少年が演じている

この少年がホントに可愛いのだ

父親は母親と別れて他の女と住んでいるが

定期的に会いに来る

その都度、養育費を渡している

母親は息子を一般の小学校へ入れたいが

耳が不自由な彼は試験に落ちてしまう

失意の母親は何とか校長に掛け合うが

聾学校を勧められてしまう

ある日、補聴器を付けている事で

他の子供たちにからかわれ喧嘩をする息子

その時に補聴器を壊してしまうのだ

新しいのを買ってやりたいが余りにも高価すぎる

さらに耳の悪い息子を一人にして働きに出るのは不安だ

母親は息子一緒に新聞配達を始める

そして家政婦の仕事も掛け持ちだ

ある日、掃除をしに行った家で主人から

割増料金を支払うからと体の関係を迫られる

必死で抵抗して難を逃れるが

襲った罰として金を奪って行く

その金で息子に新しい補聴器を買ってやるのだ

息子はその補聴器をまた他の子供からからかわれ

もう二度と付けたくないとごねる

耳が不自由で他の子供たちに苛められた事に

ひどくショックを受けてしまったのだ

逃げる息子を追う母親

この補聴器がなくては息子は静寂の中で

生きて行かなくてはならないのだ

さらに元夫は事故で死んだ

どんな思いをしてコレを手に入れたか

すがれる人は誰も居ない

母親は息子を追いかける気力も失せ泣き崩れてしまう

この辺りがクライマックスシーンだ

突然泣き出した母親をなだめようと

小学校の試験でやったカラスの物語を

大きな声で母親に聞かせる

少年は一生懸命にお母さんの機嫌をとる

子供のいじらしさについつい目頭が熱くなった


前に見た「山の郵便配達」や「この子を探して」も良かったが

中国の映画はさりげない描写なのに泣ける

貧しさの中の親子愛や家族愛は心を揺さぶる

けれど決して強引なお涙頂戴にならない所が良い

最近歳のせいで涙もろくなったから映画館では恥かしい


倉庫を片付けた御褒美だろうか

もう2時だ、仕事まで寝る事にしよう









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捨てる勇気

2008-07-27 19:30:49 | Weblog
私の住んでいるアパートは2Kである

一人暮らしなので、本来なら1Kでも十分なのだ

しかし根っからのオタク根性で

集めた雑誌やビデオテープ、レコードにCD、DVDが

山のように溜まってしまい

一部屋は倉庫と化している

今日、その倉庫に足を踏み入れた

雷が遠くに聞こえて来たので

窓を閉めておこうと思ったからだ


私の部屋は2階なので倉庫の窓は

いつも開けている

そうしないと澱んだ空気がこもってしまうのだ

エアコンで除湿をしたいところだが

階下の住人に気兼ねして我慢している

ちょうど1階の窓の下に室外機が設置してあるのだ

下の住人が窓を開けていたら

きっと室外機からの温風で不快だろう

しかし今日は階下の住人が窓を閉めていたので

思う存分エアコンをかけて押入れにも冷風を送った

そして模様替えなどもしてみたのだ

冷房を入れていても汗だくになった


仕事から帰って来て一睡もしていないのに

やり始めるとアレもコレもと手をつけてしまう

こんなCDも持ってたんだ

あのDVDこんな所に仕舞ってたんだ

挙句には10年前に買った人毛のヅラも

出て来た

一度メーカーに修理に出した後

どこかに置きっぱなしにしてたのだ

明日の営業はコレかぶろうっと

そんな事はどうでも良い

それよりもゴミと化した余分な物を

何とか次の燃えないゴミの日に出そう

きっと私の事だから、何かのきっかけがないと

マジでゴミ屋敷になってしまう

それだけは回避したい


まずは本当に何でこんなの買ったのかと思うような

夥しい数のレコードが数百枚

中古店でも引き取ってもらえないシロモノなのは

私が一番よく解っている

これを処分したらきっと素敵な空間が甦る


そうだ、これからは集めるばかりじゃなくて

捨てる勇気も持とうと心に誓ったのである










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