おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

アジアカップとカルビ丼

2011-01-30 21:37:11 | Weblog
アジアカップ優勝おめでとう!

て事で、昨夜は当店並びのスポーツパブは大歓声の連続

当店にもおこぼれと思しき男性客が早い時間から来店

残念ながらチューナーが接続されていないので

モニターで試合の中継を見る事は出来ない

しかしオカマは商魂逞しい

テレビがダメならラジオがあるじゃないか

ラジオの実況を聞きながら営業しましたとさ

「画像はワンセグで見てね」


それにしても昨夜は“男祭り”って言っても良いほど

男性のお客様ばかり

しかもイケメン揃いで普段は愛想のないヒデミサンも

早い時間からエンジンがかかっていた

「誰か一人くらいアタシの相手してよ~」と言わんばかりだった

しかし焼酎をガブ飲みして酔っ払った彼女は

いつもの様にお客さんにカラむだけで

百害あって一利なし

店が終了して気を遣うマヤに対しても

男をゲット出来なかった矛先を向けるのであった


一夜明けて日曜日

朝から寒い

地元駅に着いてから“なか卯”でご飯

この店でも他所に負けじと

和風牛丼を290円で提供している

券売機の前で何にしようか迷っていると

カルビ丼と言うのが目に付いた

「ちょっと美味しそうじゃない、大盛りは?」

550円

月末で余裕がない癖に

そんな事はお構いなしにボタンを押した


店内は食事を終えた男性がテーブルに突っ伏して眠っているだけ

他には誰も居ない

まだ朝の6時だからこんなものなのかも…

なのでスタッフも一人だけである

しかも吉牛や松屋の様に元気がない

「いらっしゃいませ」もなく

チケットを千切って厨房へ消えた


数分後、私の前に差し出されたカルビ丼は

確かに器は大盛り様だけど

カルビの量が並と同じなのではと思えた

味噌汁を頼み忘れたがこの際我慢しよう

丼の真ん中にキムチが添えてある

カルビと混ぜて食べると美味しい


食べ終えて店を出ると一気に冷たい空気が襲って来た

まだ辺りは薄暗い

日曜日の朝なので人通りもまばらだ

今日はどうやって過ごそうかしら

特に予定もないが日曜の朝は清清しい

腹ごなしにアパートまでの15分を歩いたのだった









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深夜営業なので…

2011-01-29 15:53:18 | Weblog
一昨日の丑三つ時

お客様も切れて店前でキャッチしていた

風もあって一段と寒いけれど

誰か来ないかしらと足踏みしながら待っていると

交差点の角からカップルが現れた

コチラを気にしながら向かって来る

もしやウチへの来客かしら?と期待していると

男性の方が「警察です」と耳を疑う言葉を吐いた

また~冗談ばっかりと笑ってると

ポケットから黒い手帳を出した

よくサスペンスドラマなどで見かけるアレだ

金属製のエンブレムをしっかりと見せられると

またなの?と溜息が出た


あれは昨年のいつ頃だっただろうか

やはり私服の警官が3人

営業形態をチェックしに来たのだった

当店の様に明け方まで営業する場合

深夜営業の許可を受ける必要があるが

その場合、カウンター越しの接客のみ許される

ボックス席での接客やカラオケのデュエットなどはNG

キャバクラやクラブの様にボックス席で接客する場合は

風俗営業の許可が必要だが深夜1時で終了しなければならないのだ

なので前回指導を受けた後はカウンター中心の接客に切り替えた


当店の近所にも明け方まで営業のキャバがあり大盛況だ

其処へもやはりチェックが入り指導を受けた様だ

当初は近隣からのクレームで通報されたのかと思ったが

遅くまで営業している店には同じ様に立ち入りがある様だ


「ここにサインしてして下さい」

チェックを受けた証拠に実名を記入しろと言う

しかも生年月日もだ

「オカマは年齢と性別はイリュージョンなのよ!」

私の叫びも空しく用紙にサインさせられた

その時である

立川のショーパブに勤めるAさんが隣の居酒屋から出て来た

「あら、どうしたの?」

私が今書いた実名の部分を覗き込む

完全性転換でとても綺麗なAさん

今夜はメイクもバッチリ決まっている

連れの女性まで組合の方かと思った

「この人もオカマだけど此処のスタッフじゃないわよ」

さっき従業員の数を聞かれたからだ

婦人警官が「え~?」と驚いている

Aさんを女性だと思っていたようだ


それでなくても夜の商売は厳しい

ウチの様な店はカウンターだけでは

お客様を接客しきれないので

混み合う時間帯はホントに大変だ

お酒を運んだらスタッフは通路をウロウロするだけで

後はお客様任せ

行き届かなくて申し訳ないのだ

願わくばもう少し規制を緩和してもらえないのだろうか







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

叫ぶ男

2011-01-28 14:50:24 | Weblog
今朝、地元の駅に到着して改札を出たところで

男性が大きな声で叫ぶ声を聞いた

意味不明だが何かに怒っている感じだ

声の主が私の視界に入った

ジャンパーにジャージ、キャップを被った彼は

ダフ屋とかに居そうな出で立ちで

年の頃なら40歳くらいだろうか

これから仕事に向かおうと慌しく行き交う人達も

その声に一瞬何事かと振り返るものの

彼の姿を一瞥すると

季節の変わり目などによくありがちな場面として

また歩を早めるのだった


その男は私と同じルートを先に歩いている

それにしても何故そんなに叫んで居るのだろうか

男はコンビニに入った

もしかしたら此処で何かをやらかすかもしれない

野次馬根性を刺激された私は

外から中の様子を窺った

男が品出し中の店員に何か文句を言っている

店員は手を休める事なく一応耳を貸している

店内にはマンガを立ち読みしている男性客が確認できるが

男と店員のやりとりには全く関心を示さない

私は思い切って店に入った

立ち読み男の後ろを通って週刊誌を選んでいるフリをしながら

事の成り行きに耳をそばだてた


「ゴミをちゃんと捨てないヤツがおかしいんだよ!」

「…」

「アンちゃんに言ったって仕方ないんだけど

 全くなってないんだよ」

「…」

ゴミの後始末の悪さに憤っている様だ

確かに朝方の駅周辺にはコンビニで買ったカップ麺や

弁当の容器が散乱している事がある

きっと始発待ちの人が此処で食い散らかしたのだろう

もしかしたらその事に腹を立てて

売ってる側のコンビニに物申しに来たのかもしれない

て事は駅近くの店舗をすべて回っているのだろうか

売っている側にして見れば

買った人が何処で食べて何処に捨てようが

その人のモラルの問題であって

文句を言われる筋合いではない

しかしこの男にしてみれば「売ってる側にも責任があるんじゃないの?」

と思ったのだろう


知り合いのコンビニ経営者から聞いた話だが

色んな人が自由に出入りできるから

まともな人ばかりじゃないと言う

この男の様に突然言いがかりをつけてくる人も居るそうだ

それも店に非があるなら謝罪もするが

意味不明の事を怒鳴り散らす人も…

こんな世の中だからストレス溜まっている人も多い

その捌け口を持って来られた方は堪ったもんじゃない


叫んでた男は店員に自分の怒りをぶつけたらスッキリしたらしく

何も買わずにそのまま店を後にした

店員もこう言う人には慣れているのか

何事もなかったかの様に黙々と品出しをしているのである

ご苦労様です

彼を労い私も店を出たのだった


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々にジョージ

2011-01-26 14:21:07 | Weblog
昨夜は久々に速水パパから電話があり

吉祥寺に呼んでいただいた

ヨドバシカメラ前でタクシーを降りると

「エドナさん」と誰かに声をかけられた

振り返ってみるとムックのK子だった

相変わらずLIZLISAのガーリーなファッションだ

聞くと此処で速水パパと待ち合わせだと言う

私も呼ばれたから一緒に行きましょうと

目的の店が入るビルに向かうと

パパがちょうど店から出て来た所だった


25日の給料日

何処の店もかなり賑わっている様だ

Aのドアを開くと既に客席は八割がた埋まっていた

サイズの大きな私とK子が腰掛けるには

若干窮屈そうなスペースしか空いておらず

もうしばらく他店で時間を潰す事に…


実はこの日、パパはAのナミとK子のデイトの打ち合わせで来た

ちょっとややこしいのだが

K子は店前でキャッチしていると

いつも出勤時に挨拶を交わすナミに心惹かれたのである

K子は可愛い女性に関心のある女装っ子なのだ

ナミは九州出身の26歳

あどけなさを残した天然系の可愛らしさがウリだ

何故だかこの2人の愛のキューピットをパパが買って出た

今月末には某所でデイトをするとか…


K子はナミの顔を見ているだけで幸せなんだとか

長渕剛のコンサートに行った話で盛り上がっていた

私とパパはナミと一緒にテーブルに着いたアヤをいじっていた

彼女は兵庫出身で超スレンダーな30歳

和服も似合いそうな独特の色香が漂う

そんな彼女が意地悪なオカマのツッコミに悶絶している

「ちょっとアンタ、その谷間イケてるじゃないの」

「実はAカップなんだけど

 ヌーブラとパットで思いっきり上げ底なの」

「ちょっと背筋を真っ直ぐしてごらんなさい」

あ~確かにそれなりね

彼女が少し前かがみなのも頷ける

ドレスの場合、胸元の演出次第で殿方の反応が大きく左右される

そう言えばママさんも盛ってると以前本人から聞いた


Aを後にしてムックへ向かう

確か去年の暮れにオカマが3人も辞めたと聞いた

「その代わりボーイが3人入りました」とK子

元々ミックスパブなのでオカマ以外にも

女性や男性キャストも入り乱れての接客だ

既に4~5人のグループが2組

片方はメルモが、もう片方は女性キャストがお相手している

既に酔い潰れて女性の膝に顔を埋めているメルモ

後で聞いたらテキーラと焼酎を一気させられたそうだ

その後、気持ち悪くなったのかフラフラしながらトイレへ…

ママに昇格した麗はまだ出勤していない


メルモが接客していたグループの男性が

同席していた男性にダメ出ししている

「あの子があんなに頑張っているのに

 オマエはやる気あんの?」的な内容だ

て事はこのワイルドなイケメンはキャストだったの?

ほとんどお客さんとしか思えなかったが…

だからメルモが盛り上げようとしてガブ飲みしたのかも…


もう一つのテーブルでも男性キャストが接客している

こちらも失礼ながらお客さんかと思った

ウチの店のトシがどれだけ盛り上げ上手かがよく分る

「ニューハーフの面接は幾つかあるんですが

 条件が合わないのか中々新人が入らないんです」

とK子が言っていた

私たちは30分程度でおいとましたが

あの後メルモは復活できたのだろうか?


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また涙

2011-01-24 14:14:03 | Weblog
昼の情報番組を見ていたら

例のお騒がせ女優が涙を流して謝罪していた

スポンサーのエステサロンが主催するビューティコンテスト

グランプリの女性が主役のはずなのに

マスコミのカメラやマイクは彼女ではなく

女優に注目した


以前、映画の試写会で見せた傲慢な態度

流行語にまでなった彼女のワンフレーズ

それまでは単なるアイドル女優にしか過ぎなかった彼女が

その日を境に俄然注目されるようになった

芸能界には必ずヒールが必要だ

生意気な彼女にマスコミは当然バッシング

仕方なく朝のワイドショーで涙の独占インタビュー

しかし、その涙は本心からではなかったと彼女が告白


どれだけの人があの涙に騙されただろう

そしてまた今回も…

それにしても何故そこまで彼女をマスコミは追いかけ回すのだろう

それほど皆が注目しているとは思えない

きっと彼女も大いに勘違いしている事だろう

「私の一挙手一投足がニュースになる」

朝から何だか嫌な物を見た気がして不快だった

何処のチャンネルもこのニュースに時間を割いている

仕方ないので午後からは

片平なぎさ主演の2時間サスペンスを見ている

こっちの方が全然面白いじゃん









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする