おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

見てしまった

2011-06-30 17:40:44 | Weblog
前回の続き…


泉麻人似の彼は「2ちゃんねらー」で

先日の自殺中継も見ていたと言う

「そう言うの好きなの?」

私の問いにコクリと頷く

「最近はメキシコの麻薬犯罪を採り上げたブログがエグいよ」

麻薬組織に殺された無残な死体写真が満載とか

「え~?そんな怖いブログ見てるの?」

麻薬組織絡みのレイプ事件では

若い女性が丸坊主にされ暴行された後に

両腕と両足を切断されて殺されたらしく

その写真までご丁寧に添えられていると言う

「いや~そんなの絶対見たくないわ」

身をよじって怖がる私

その後も猟奇的な話が延々と続いたのだった


仕事を終えて帰宅した私は

いつもの様にパソコンを立ち上げて

YouTubeや幾つかのサイトをチェックする

これと言って収穫はなかった

その時ふと昨夜の泉麻人似の彼のことが思い浮かんだ

「あの人が言ってたサイトってホントにあるのかしら?」

恐る恐る「メキシコ麻薬」を検索する

かなり多くのサイトがある事がわかった

見出し文にはやはり死体写真を掲載していると記されている

「いやだ~ホントにあるのね~」

そして私はそのサイトを見てしまったのだ


全く後味悪さだけが残った

見なきゃ良かったわ

でもあのサイトかなりの人気らしい

とにかく人の尊厳なんてまるでない

虫けら以下の扱いで無残な殺され方をする

それも男女を問わず…

興味本位で見てしまった事を後悔する

昔からマニアックなものが好きな私だが

エスカレートするととんでもない事になって行く

今回だけはホント懲りたわ…






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怖いわ~

2011-06-28 16:21:38 | Weblog
暑くて何もやる気が出ない

昨日までの涼しさは何処へやら

またまた真夏日が戻って来た

エアコンを入れずに寝ていたら

やはり午後には暑さで何度も起こされたが

何故かまたすぐに眠りに落ちる

開け放した窓の向こうでは

工事の音がかなり大きく響いている

こんな暑い日に炎天下で作業する職人さんに同情する


昨夜ご来店の30代前半の男性

2ヶ月に一度くらいのペースで訪れる

小柄で痩せ型、コラムニストの泉麻人に似ている

お名前を聞いていないので

私は心の中で密かに麻人と呼んでいる

いつもは物静かに水割りを飲んで小一時間滞在されるが

昨夜はある話で盛り上がって

時計を見たら2時半になっていた


麻人は2ちゃんねるをよくチェックしている様で

先日動画実況サイトで自殺を生中継した男性の模様も見ていたらしい

その日、2ちゃんは騒然としていたらしい

まさかそんな事が…

麻人は半信半疑でリンク先へ飛んだ

カメラは部屋の中からベランダの方向を捉えている

20代半ばと思しき男性が紐の様なものに首をかける

そしてそのままの状態で時間は過ぎて行く

男性はピクリとも動かないまま外は白々と明けて行く

最初はヤラセではないかと疑う向きも多かったが

その模様を見た人が警察に通報し

現場で死亡を確認したらしい


「え~?やだ、それずっと見てたの?」

「うん」

私もかなりマニアックだが

この話には背筋が凍る思いだった

「でもネットにはもっと凄いのがあるよ…」

丑三つ時に気味の悪い話で盛り上がる私たち

続きは次回…












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ここ数日

2011-06-26 22:10:36 | Weblog
今日は朝から涼しくてとてもしのぎやすかった

日ごろの寝不足を補う様に

ずっと布団の中に居たが

何時間寝ていたのだろうか

薄いフリースのタオル一枚では寒くて目が覚めた

開け放した窓の向こうは既に真っ暗

時計の針は夜の9時をさしていた


今週は暑い日が続いた

私は必死で耐えエアコンを入れないで居たが

金曜日はさすがに我慢の限界を超えたので

リモコンのスイッチを入れてしまった

何だろうこの罪悪感は

ご近所の室外機は軒並み停止している

きっと部屋の中では

扇風機の生暖かい風で我慢しているに違いない

まるで根競べの様に冷房を切っている

部屋の温度は30度だ

ここ数日冷却マットの上で寝ている

最初はヒンヤリして心地よいけれど

夕方目覚める頃には体温を吸収して

暖かくなっているのだ

とてもこれだけでは安眠できないので

冷凍庫で眠っていたアイスノンを枕に乗せてみる

あ~気持ち良い

しかしそれも1時間くらいの命だ

目が覚めたら暖かい枕に変わっている

やはりこれではまともに眠れない

意を決してエアコンのリモコンに手が伸びた


やはり涼しい

昨夏、連日稼動していたこのエアコン

設定温度は26度になっていたが

それでは寒いくらいだ

窓に貼った日除けフィルムが少しは効いているのだろうか

設定温度を28度まで上げてみたが

それでも十分快適に過ごせる様だ

いつの間にか大の字になって眠っていた


長期予報では今年も暑くなりそうだ

確か昨日のワイドショーでは

ここ数日の暑さで

ピーク時の電気使用量が91%を超えた日があったらしく

このままでは許容量を超えてしまう恐れがあるので

一層の節電を呼びかけていた

鉄道やバスなど交通機関は運行数を減らし

車内の冷房も控えめにするとの事

もしかしたらこの夏は

またあの震災後すぐの頃の様に

計画停電が実施されるかもしれない

被災地ではまだまだ不自由な生活を強いられている人がたくさん居る

それに原発の悪条件の中で過酷な作業している人たちの事を思えば

多少の不便は我慢できるし

暑いのだって何とか乗り切れるのかもしれない

今夜は窓からの涼しい風がホントにありがたく感じられる




















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Rちゃん

2011-06-24 17:33:35 | Weblog
昨夜ミッちゃんから電話をもらい

「吉祥寺に迎えに来て~!」との事で

タクシーを飛ばしてスナックPへ…


給料日前の週なので吉祥寺も飲み歩く人の姿はまばら

何軒かのキャバクラの前を通ってPのドアを開く

閉店時間を一時間後に控えて店内は閑散としていた

ミッちゃんが恰幅の良い男性と一緒に飲んでいた

「あら~待っていたのよ~!!」

Pのママも歓迎してくれる

「こちら元巨人軍のSさんよ」

紹介されたガタイの良いオジサマに挨拶をする

Sと言う名前に聞き覚えはあるが

野球にあまり詳しくないので

いつ頃活躍した人なのか分からない

ネットで調べたら王、長嶋時代の有名選手だった


Pで楽しい時間を過ごした後は

近くのショットバーへ移動

この店は以前速水のパパに何度か連れて来てもらった事がある

まだ30代前半くらいのマスターは私を覚えててくれて

「お久しぶりです」と声をかけてくれた

カウンターには見覚えのある男性が…

この辺では有名な方だ

隣にはスレンダーな美人が腰掛けている

確かこの女性は…


数年前によく速水パパが連れて行ってくれた店がある

ママは着物の似合う黒木瞳似の美人だ

そこの店に入ったRちゃん

少し地味な印象だが笑うと涼しげな目元が印象的だ

彼女とは面識があった

なぜならウチの店の近所のスナックで働いていたからだ

アフターでよく遊びに来てくれていた


ある日Rちゃんが黒木瞳似のママの恋人に見初められた

たちまち2人は男女の仲に…

それを知ったママは怒り狂い

その顔からは想像も出来ないくらいの酷い言葉をRちゃんに浴びせ

店から追い出した

その噂はたちまち界隈を駆け巡り

Rちゃんはちょっとした有名人になった


その後は同じビルの他店でしばらく働いた後に

黒木ママと手を切った男性とめでたくゴールイン

と言っても結婚したわけではないが

ほとんど奥さんの様な状態に…


久々に見るRちゃんは随分と大人びていた

彼に磨かれて一段と美しくなっている

「凄いわね~あんな虫も殺さない様な顔してやるわね~」

彼らが帰った後にミッちゃんにエピソードを話すと

感心していた

「いまどき水揚げしてくれる男性も居るのね」

Pママもため息をついた

「それに比べてウチの子達は…」

そこからはPママの愚痴が始まった

キャストの女の子が仕事をしないと嘆く


夜はこうして更けて行った




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ジョセフィーヌ

2011-06-22 16:30:26 | Weblog
暑い

部屋の温度は30度

例年なら迷わずエアコンを入れる所だが

窓を開けて扇風機を回して我慢している

近所のエアコンの室外機も作動していない様だ

何処のお宅もこの暑さを何とか節電で凌いでいる様だ

お店はさすがにそうはいかない

狭い店内には熱がこもりやすい

なのでエアコンはフル稼働だ

それに扇風機を併用している


当店の近所にホルモン焼きのお店がある

昨日出勤前にその横を通ったら

店の前にテーブルを出していた

それを囲んで4人組のサラリーマンが肉を焼いている

さぞかし冷えた生ビールが美味しいだろう


先週の土曜日

店内はお客様で賑わっていた

そこへドアを開けて一人の女装子が入って来た

かなり酔っている様で足元がフラついている

50歳くらいと思しき彼女はかなりの若作りだ

渋谷のマルキューあたりに居そうなギャルファッション

かなり無理があって痛々しかったのだが

「あら、いらっしゃい」と迎え入れる

「アタシよ」

「えっ?」

「アタシだってば」

心当たりがないのだが彼女は私を知っている様だ

知らないとは言えず、取り敢えず勝手に名前をつけて

「あらジョセフィーヌじゃない

 まあ久しぶりね」

きっと彼女はジョセフィーヌではないだろうが

酔っ払っているのでそれに違和感を覚えて居なさそうだった


彼女はカバンの中をゴソゴソ

「やだっ、ないわ~」

「どうしたの?」

「ないのよ」

周囲のお客さんはジョセフィーヌに釘付けだ

失笑も漏れている

どうやら財布を落としたらしい

「大丈夫?」

「困ったわ~」

ジョセフィーヌは当店で飲むのを諦めて席を立った

「まあ残念、今度またゆっくり来てね」

彼女の背中にそう言って見送った


「何だよアレ」

お友達3人と遊びに来ていたサノちゃんが大ウケ

「凄かったわね~」

連れのミカも腹をかかえている

ジョセフィーヌに負けないくらい奇抜な格好をしているが

さすがにアレには敵わないらしい


後で知ったんだけどジョセフィーヌの正体は

たまに来るリーマンだった

いつもヒデミが接客している人だ

全くの別人に変身して誰だか分からなかった

凄いテクだわ~

あんなに変わるのね~

メイクしても殆ど効果のないヒデミが感心していた




















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