アップルマンゴー

最近ハマッているものがある

それはミニストップのアップルマンゴーパフェだ

近所のお店に立ち寄る時は必ず注文している

そのままお店の片隅のイートインコーナーで食べる事も可能だが

良い歳こいたオッサンが人目に晒す姿ではないので

いつも持ち帰り部屋でゆっくりと味わうのである

このアップルマンゴーには大盛りとして

２倍アップルマンゴーと言うのもあって

最近はもっぱらそちらの方を食べている

果肉たっぷりでソフトクリームとの相性も抜群

一度売り切れていてガッカリしたことがあるのだが

代わりに試したパチパチグレープと言うのも美味しかった

容器の中で小さな発泡する様な音が何とも楽しい

口の中でも弾けたりするのかと思ったが

それはなかった

他にもソフトクリームも美味しそうだ

この店は警察署のすぐ隣なので

制服のお巡りさんを何人も見かける

レジでも前後を警官に挟まれる事もあって

私にとっては気分が良い

何たって若いお巡りさんは目の保養になるからだ

夏が終わっても当分ミニスト通いは続きそうだ


昨夜はシノブさんが休みだったので

私とヒデミとトシの３人で営業した

雨のせいでお客さんの出足は遅れたが

深夜になって少しずつお馴染みさんが遊びに来てくれた

初めてご来店いただいた方も

色々と行き届かない所もあったと思うが

何とか楽しんで帰ってくれた

２時過ぎにやって来た３人組の男性

近所の居酒屋のマスターとお客さんたちだ

カラオケで大いに盛り上がった後は

若い頃のヤンチャ話に花が咲く

閉店時間を過ぎてもまだまだ話は尽きなくて

お帰り願うのが心苦しかった

そう言えば明け方に地震があった

福島の方で震度５強とのこと

原発の後始末もままならない中で

かなり強い地震

作業員の人たちもたまったもんじゃないだろう

あの日以来少しの揺れでも恐怖を覚えるのは誰しもだろう

そうかと言って何処かへ逃げる事も出来ない

この町で暮らすと言う事は

覚悟を決めて生きて行くという事なのかもしれない

ゲリラ豪雨

昨夜はゲリラ豪雨の影響を受けた

開店して１時間後のこと

店前でキャッチしていたら目の前で閃光が…

えっ？今のは何？まさか稲光？

数十秒後、ドドーン！と言う激しい音

近所の家で飼われている犬が激しく吼えている

路面に目をやると小さな雨の染みが広がって行く

駅の方から歩いて来た人たちが

急な雨に傘もなく私の前を走り抜けて行く

雨は一気に激しさを増し私のサンダルにまで雨粒が届いている

２階のベランダがちょうど店前の屋根の役目をしているのだが

雨が容赦なく入り込んで来る

きっと通り雨だろうと呑気に構えていたのだが

３０分は強い雨が降り続いていた


ヒデミさんとバトンタッチ

ドアを開けた彼女も急な雨に驚いている

「さっきまで降ってなかったのに…」

はす前のカウンターバーのママも出て来た

「あら凄い雨だわね」

彼女の店は早い時間にお客さんが来て

ある程度の売り上げは達成した様なので

「こんな雨じゃこの先お客さんは来ないわね

　帰ろうかしら」

日付はまだ変わっていない

「ウチは１人でやってるから

　こんな時気楽よ」

とは言え週末だけは女性スタッフが手伝いに来る

「ママ、明日から新人さんが来るんでしょ？」

「新人たって５０のオバサンよ

　それにお酒も飲めないって言うし…」

そんな井戸端会議をしていると

顔馴染みのＵさんが上品なマダムを伴ってこちらに向かって来た

「あらウッチー、嬉しいわ！」

向かいのママさんに手を振って店に入る


近隣でスナックをやっているＭママ

最近Ｕさんが通っていると言うお店で

聞いていたほどお歳は召してない様子

それに結構ざっくばらんな感じで話し易い

「あら、今夜はママさんお休みなの？

　ウチにも一度遊びに来てくれたから

　是非お会いしたかったわ～」

「ゴメンナサイ、体調壊してて…」

Ｕさんが横でニヤッと笑っている

「私のことケメ子って呼んで！」

昔そんな歌があったけど…


カラオケを歌ってかれこれ２時間くらい経っただろうか

ドアが開いて近所の鉄板焼き屋のマスターが来店

店のスタッフのＫちゃんと一緒だ

彼女はマスターの店とスナックを掛け持ちしている

持田かおりと里田まいを足して２で割った様な顔立ち

「最近ダイエットして５キロ痩せたんですよ」

元々スレンダーだったが

一段とモデルっぽい体型になっている

大きな瞳が特に印象的だ

以前マスターの店で働いていた男性も途中合流して

懐かしい話や近所のお店の噂話で盛り上がる


ケメ子ママを先に帰して

しばらくヒデミさんと話し込んでいたＵさんもお帰りになって

店内はマスターたちだけになった

外の雨はすっかり上がり遠くで鳴っていた雷も今は聞こえない

閉店時間３０分前にマスターが呼んだタクシーが迎えに来た

話はまだまだ盛り上がりを見せている所だったが

続きはまた今度と言うことで今夜はお開き

そう言えばこの日ボーイのトシが風邪で休んだ

昨夜、彼が以前働いていたホストクラブの先輩が遊びに来た

トシは休みだったのだが

先輩は今度新店を任されるとの事で

スカウトの真っ最中だ

色々と興味深い話が聞けたのだが

トシが休みで残念だった

今夜は元気に出勤して来る事を祈りたい

久々にマヤ来店

一昨日は久々にマヤが遊びに来てくれた

速水のパパが呼んでくれたのだ

マヤは当店を辞めてから新宿２丁目のお店を

２軒掛け持ちで頑張っているが

どうもその内の１軒が何かとストレスの溜まる状況らしい

先輩からの紹介と言う事もあり

取り敢えず３ヶ月は頑張ってみたらしい

しかし状況は益々悪くなる一方だ

彼女の話を聞いていて

私だったら言いたい事を言ってさっさと辞めている

そんな環境なのだ


マヤの話を聞いていると一気王子が登場

昨日に続いて連チャン来店だ

ボーイのトシが気を利かせてメールした様だ

この夜は王子のお気に入りのママさんも一緒

「あら～嬉しい！」

ゲストで遊びに来ているのに

気分はすっかりキャストになっているマヤ

さっそく席を移動して王子のテーブルへ

数ヶ月ぶりの再会だが

お互いに変わった様子はなく

相変わらずマヤは焼酎の一気を命じられている

小一時間懐かしい顔と談笑して彼らは帰って行った


その後、タイミング良く速水のパパが

行きつけのクラブの女の子を伴ってドアを開けた

ミナミと名乗る彼女は

現在大学院に通い教師を目指して勉強中だ

将来は海外で暮らすのが夢だと言う

偶然にもマヤと同じ目標を持っているのだ

話は弾み一時間が過ぎた頃

パパが当店に来る時に乗ったタクシーの運転手さんが迎えに来た

「冗談で言ったのに、ほんとに迎えに来たんだ」

実は降りしなにパパが、一時間くらいで帰ろうとミナミと話してたらしい

運転手さんに冗談で「迎えに来て」と言ったら

ホントに来てしまったのだった

話は盛り上がってるところだったのに

残念ながらお開きとなった

パパたちを見送りまたマヤの話を聞いていると

今度はサンペイちゃんが登場


この日サンペイちゃんは右肩の調子が悪いらしく

これまで当店に来ると色んなところの不具合が治ったので

今回も良くなるかと思ってやって来た

話を聞くとどうやら職場環境のせいらしい

あまり体力のなさそうな彼にはハードな状況だ

マヤが早速マッサージを始める

私も肩を揉んでもらったが

これが大層気持ち良いのだ

サンペイちゃんも揉んでもらって気持ち良さそうだった


其処へ西荻窪で小さな小料理屋をやっている小梅ちゃん登場

近所のコンビニでおにぎりを買ってきてくれた

和服姿の粋な姐さんはテレビでも採り上げられた事がある

最近は埼玉の方に引っ越して終電で帰るため

店は夕方６時頃から１１時４０分くらいまでしか開けていない

しかし以前は昼間も仕事を持っていたので

昼夜の掛け持ちで自分の時間はまるでなかった

「最近は少し時間に余裕が出来たから

　気持ちにもゆとりが出来たわよ」

実は小梅ちゃん、今恋をしているらしい

ときめきのある生活はホルモンの分泌もよくなる様で

何だかとっても綺麗に見える

「あら、元々よ」

相変わらずだ


サンペイちゃんが編集してきたクラブイベント用のＣＤを聴きながら

恋花は一気に盛り上がる

時計は４時を回った

「そろそろお開きよ～」

名残惜しそうにグラスを離さない小梅ちゃん

サンペイちゃんは先に会計を済ませ帰って行った

肩の具合、少しは良くなったかしら？

店のドアを開けたら外は蒸し暑い空気に支配されていた

マヤはお客さんとして来ているのに

わざわざトイレ掃除までしてくれた

お盆には田舎の高知に帰るらしい

そうだ私も秋には遂に実家に帰ってお墓参りに行くんだっけ

最近何かと調子悪いから

ご先祖様に日頃の不義理を詫びて

ついでに色々お願いもして来よう


小梅ちゃんを見送り

マヤも自転車に跨って通りの向こうに消えた頃

今日もまた蒸し暑い一日の始まりを告げる様に

雲間からうす光が差していた

週明けから

昨夜は一組目から波乱を呼ぶ展開だった

一気王子が後輩のＹさんとご来店

いつもなら一気王子は隣町の美人ママさんと見えるのだが

この日は珍しくママさんの姿がない

何かあったのかしらと思いつつも詮索は避け

ボーイのトシと２人で接客

ヒデミはそそくさとドアの外へ消えた

苦手な焼酎の一気から逃げた


この日一気王子と共にご来店のＹさんは

ボーイのトシが昼間お世話になっている花屋さんだ

ある日王子から紹介され明るい人柄を買われて

「ウチで働かない？」とスカウトされた

それまで働いていたコンビ二を辞めて

晴れて正社員雇用となった

ところが何と初日に遅刻をしてしまったらしい

前の晩に王子に浴びる様に飲まされて

いつもの様に店の近くの漫画喫茶でダウンしてたら

爆睡してしまったのだ

「初日から遅刻したんだって？」

王子がアイスペールに焼酎を注いで行く

まさか…

トシの前にそれを置くと

「やっぱ反省の気持ちが見たいよな」

時計はまだ１０時を過ぎたばかりである

きっとコレを一気すると後半はもたないだろう

取り敢えず半分飲むと話を違う方向へ持ってゆく

しかし数分後には残りを飲む様に命じられる

其処へミッチャンから電話が入った

「ベイビー！早く迎えに来て頂戴！！」

隣町のスナックで飲んでいる様だ

その店のママが落ち込んでいる様なので

励ましに来てとの事

キャッチをしているヒデミを店内に入れて

私はタクシーで吉祥寺へ向かった


ミッチャンが待つスナックは間もなくクローズの時間だった

「この後はあのショットバーへ行くわよ」

最近ミッチャンがお気に入りのお店だ

ママやキャストの女の子も一緒に

高級クラブが何軒も入ったビルの４階へ移動

その店は以前、速水パパにも何度か連れて行ってもらった事がある

数週間前にミッチャンに誘われてお供したら

マスターの他にイケメンのボーイが居たのだ

まるで少女漫画にでも出てきそうな王子様タイプで

まだまだ不慣れなところが母性本能をくすぐる

しかもちょっと天然っぽいのだ

「アンタお化粧したらホント綺麗になるわよ」

「え～？そうですか？」

自分の本当の美貌にまだ気付いていない


フルーツを絞ったカクテルを何杯かお代わりして

時計を見るとそろそろ２時だ

ミッチャンを急かして店へと戻る

ドアを開けるとトシが奇声を上げていた

サノさんがお１人で見えていたが

酔ったヒデミにも絡まれている様だった

「お腹空いたわ～、隣から何か取って！」

ミッチャンの掛け声でトシがいつもの様にメニューを広げる

「ところで王子はあの後どうなったの？」

「１時間くらい居てくれて

　その間にアイスペールでもう一杯一気させられました」

やっぱりね

それでこのテンションなのだ

「でも隣町から１９歳のモエちゃんを連れて来たから

　ご機嫌でしょ」

水商売２日目の女子大生だ

トシは嬉しそうに雄叫びを上げたのだった

アナログ放送終了

アナログ放送も遂に今日の正午で終了してしまう

私は地デジ対応テレビをまだ購入していない

て事は午後にはテレビを点けても砂の嵐を見るだけだ

日頃からテレビがないと生きていけないと豪語しているのに

このザマなのだ

幸いにもＤＶＤレコーダーに地デジチューナーが入っているため

全く見られなくなると言うわけではない

だからあまり気にしていないのかも


昨夜の営業中、何組かのお客様と

そんな話題になったが

意外と非地デジ化の人が多いのだ

「テレビ見れなくても死ぬわけじゃないし」

夜な夜な飲み歩いている彼らに

ニュース、ドラマ、バラエティ等は無用なのかもしれない


それにしても今朝は良い天気だ

日中は昨夜までの涼しさが嘘の様に気温が上昇しそうだ

実はこれから横浜方面へ出かけなければならない

あるイベントを見に行くためだ

今朝は一時間延長して閉店となったので

仮眠を取ることも出来ず

このブログを終えたらシャワーを浴びてバス停へ…

バスは定刻通りに来ないのが当たり前だ

おまけに日曜は本数が少ない

１本逃すと次の便まで１０分は待つ事になる

今朝のような日差しの中で１０分はかなりキツい

どうかタイミングよくバスが来ますように

ではそろそろ支度をして行って来ま～す