おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

最悪な結末に

2009-12-31 12:59:42 | Weblog
昨夜は2009年の仕事納めだった

こんな不景気でもママは私達にボーナスを与えてくれたのだ

ありがたいやら嬉しいやらで

日頃の疲れも吹っ飛んでしまった


「今日はヒマだから3時になったら終えましょう」

ママの一言も毎年空しいものとなってしまう

2時ごろからお客様が次々とドアを開く

ママは週一、それも10時過ぎからの出勤なので

2~3時間延長しても平気だろうが

私たちは週6、しかも8時に入っているので

延長になるとかなり疲労が溜まってくる

お客様には申し訳ないがついつい不機嫌になる事も…


昨夜も6時まで延長営業をして

やっと最後のお客さまをお見送りした

ところが、一度お帰りになった別のお客様が戻って来たのだ

ママは自分が出勤した日はガッツリ稼ぎたいので

何時だろうが来る者拒まずの姿勢だ

戻って来られたお客様は店内を見て

閉店なのを察知された

しかしママは強引に店に引っ張り込んだ

先程からビールやワインをがぶ飲みしてかなり酔っている

彼らからまだまだお金を毟り取れると思っているようだ

大量の洗い物をやっと片付けて

帰り支度を始めようとしていた私は

「ママ、悪いけど私は帰るわよ」とメイクを落とし始めた

ヒデミさんは30分前に帰って難を逃れている


3人の男性客は「もう酒は飲めない」とか言いながら

テーブルに着くや否や2人は眠り始めた

言わんこっちゃない

残る一人がママと口論している

ママの営業姿勢が気に入らないと言う

時間はとっくに7時を過ぎている

何だかんだ言いながらも私もモタモタしていたので

ママとその男性との口論に巻き込まれてしまった


「お金は要らないからもう帰ってちょうだい!」

あまりにしつこい男性にさすがのママも切れたようだ

眠っていた一人が目を覚ました

あ~、もういい加減にして

風邪気味でそれでなくても調子悪いのに

この後とんでもない事に発展してしまったのだ

この先はとてもお話出来ないので

勝手に想像して下さい

兎に角さんざんな仕事納めだった事は確か


最後に今年も私の下らない愚痴にお付き合い下さった皆様

貴重なお時間を割いていただきありがとうございました

また来年もどうかご贔屓にお願いいたします

よいお年をお迎え下さいませ

そして私は今から夕方まで一眠り…



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仕事納め

2009-12-30 10:33:27 | Weblog
今年の仕事もいよいよ今日一日のみ

明日から3日まで正月休みなので

最後のひと踏ん張りである


正月の予定は特にないので

テレビをダラダラ見てるうちに

あっと言う間に仕事始めに突入ってな感じだろう

何処にも行かないからその分

下らない買い物をたくさんしそうだ

リニューアルしたブックオフにも行って

全フロアをじっくり散策したい

その後すぐ傍のディスクユニオンや駅前のレコファン

両店にも掘り出し物がないかチェックしに行こう

何だか味気ないが私にはストレス発散になるのだ


埼京線車内に痴漢防止の監視カメラが搭載されると言う

次いで小田急線にも…

ゲイには有名なつなぎ目ハッテン場がある小田急

“前6両が小田原、後ろ4両が箱根湯本行き”

相模大野と言う駅で切り離されるわけだが

小田原行の最後部、そこがハッテン場なのだ

特に壁際、ノンケがそこに立とうものなら

たちまちあらゆる所から手が伸びてくる

そんな一般人にはデンジャラスなゾーンが存在する

もしかしたら今は無くなったかもしれないが

昔は確かにあったのだ


私も友達のゲイとラッシュ時の異常に混雑するその場所に乗った

かなり大胆な行為も行われていると聞いていた

そんなバカなと思いつつも興味半分で

もしかしたらイケメンからお尻の一つも触られないかしらと

期待も半分あったのは否定しない

しかし自分の好みの相手から手が伸びて来る筈もなく

勘弁してよと思うくらいしつこいオジサンの手を払うのに必死だった

もしあの場所に監視カメラが設置されたら…















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あと2日

2009-12-29 15:39:00 | Weblog
私の年内営業は今日と明日の2日のみとなった

しかし此処へ来て風邪を引いたらしい

鼻や喉の調子が悪いのだ

マスク、うがい、手洗いを励行しても

ちょっとした油断で体調を崩す

何とかあと2日、老体に鞭打って頑張ろう


昨日スカパーで「ひょうきん族」を一挙放送していた

貴重な第一回目からだったのに

私はタイマーを誤ってしまった

前の晩に夜更かしして何処か頭がボケていたのだろう

「ひょうきん族」は80年代初頭の漫才ブームの影響を受け

裏の「8時だよ全員集合」にぶつけたお笑いバラエティである

たけしもさんまも新助も今やお笑い界の大御所になってしまったが

この番組のスタート時はまだ初々しさが残っている

何たって30年前だもの

スタート当初のものはリアルタイムで見ていなかったので

とても新鮮だ


伊丹サチオがレギュラー出演して居たのも驚きだった

本人いわく

「青い麦」でデビューした時はCBSソニーと渡辺プロの期待株だったが

すぐにレコード会社の後輩、郷ひろみと

事務所の後輩、あいざき進也にその座を追われてしまった

日本人離れした甘いルックスで

男性アイドル界をリードして行くものと思われていたが

世の中そんなに甘くないという事か…


たまたまある人の紹介で

数年前にサチオに何度か会う機会があった

とってもきさくでサービス精神も旺盛だ

そして何よりも当時とあまり変わらぬルックスに驚いた

「俺の歌、カラオケに入ってるのは“青い麦”だけだったんだけど

 最近“合言葉”も入ったんだ」

彼のシングル第2弾も通信カラオケで配信され喜んでたが

その歌知ってる人あまり居ないかも…


お正月は昔の番組を見ながら餅をつついているのかと思うと

ちょっと寂しいが

何とか年を越せそうなので由としよう

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飲み会のあとで

2009-12-27 21:51:40 | Weblog
前回の続き…


2丁目のお店を出てラーメンでも食べようかと

明治通り側に歩いて来た私たちは

「確かこの辺に美味しい店があったのよ」

と言うマリカの言葉に従い横断歩道を渡った

「こってりしたとんこつラーメンでも食いたいわ」

誰かが言った言葉に皆が頷く

しかし看板が点いているのは日高屋だけだ

「祝日だし、こんな時間だからやっぱり終わっちゃったのかしら?」

ぐっと気温も下がって兎に角何処かへ避難したい気分だったので

「空いてるし、もう此処で良いじゃない」

日高屋の店頭に張り出された新メニューが

また美味しそうに私たちの目に映った


「いらっしゃいませ~」

中国人の若い男性スタッフが

女装の美香さんとホンモノの女であるユウコを一瞥した

「やだァ、私もオカマと思われたみたい」

辺見えみりをボリュームアップさせたような彼女は

確かにメイクも濃いし体型もオカマにひけを取らないものだった


食事を終えて再び2丁目に戻った私たち

「次は何処に行く?」

「お腹一杯になったら何だか眠くなってきたわ」

確かに、私もお酒よりも少し仮眠を取りたい気分だった

「個室のネットカフェがあったわ」

でもドアの入り口には満室の表示が…

電車待ちの人たちに先を越されてしまったようだ

「ジョナサンでスイーツでも食べて帰ろうか」

「そうね、何だか疲れたからジョナでゆっくりしよう」

異を唱えるものは誰も居なかった


仲通りから新宿通りに出るとひときわ新しいビルが目に入った

かつてはラシントンパレスのあった場所だ

そう言えば新宿ピカデリーのあった場所や新宿東映があったところも

すっかり新しい建物に変わっていた

私は20代前半に新宿でよく映画を見た

思い入れのあった映画館も殆どが姿を変えてしまった

残っているミラノ座もいつかは新しいビルの中の

シネコンになってしまうのだろうか


ジョナサンは閑散としていた

隣のテーブルの若い男の子は突っ伏して眠っている

「始発まで2時間半ね」

私はぜんざいを注文したら

お椀のふたに魚の小骨が張り付いていた

きっと味噌汁やお吸い物などと共用なのだろう

クレームをつけてもきっとふただけ取り替えて

形ばかりのお詫びを言うだけだろう

それよりも早く家へ帰って眠りたい気持ちの方が強かった


5時になり一行は新宿駅を目指した

楽しい飲み会だったけれど

出来れば終電で帰った方が私は良かったかもしれない

プライベートでのオールはやはり疲れてしまう

歳なのだろうか

電車のシートに身体を預けたまま

私は深い眠りに落ちたのだった










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久々の2丁目

2009-12-26 10:17:50 | Weblog
前回の続き…


2丁目のホモバー“ムーンチャイルド”になだれ込んだ私たち6人は

スタッフのユウスケを肴に勝手に盛り上がっていた

そこへ次のお客様が来店

ハルちゃんと言うイケメンだ

綺麗な目をした彼は39歳で

年下のチビ専だと言う

10コ下の恋人と同棲3年目

スケベ根性丸出しの私は無理矢理に

付き合っている彼の写メを見せてもらった


その後も続々とお客さんが来店

そしてお店のマスター、ジュンさんも登場

まだ若い、歳は20代後半

この店を開いて4年目だとか

お笑いの誰かに似ていると思ったら

お客さんの誰かが「バナナマンの日村」と呼んでいた

そう言えば何処となく似ている


この店はゲイの客よりもノンケ或いは女性の方が多いようだ

ジュンさんは若いのに気配り目配りが行き届いていて

祝日と言うのに満席なのも頷ける

次から次へとドアが開き新しいお客さんがやって来る

タミちゃんマミちゃん姉妹は先に帰って

私たちは4人でボックスの半分をかなり長く占領している

なのでそろそろ他のお客さんに譲る事にした

お会計を終えたら思いのほか安いのでビックリ


店を出たのは深夜の2時近くだった

2丁目の仲通りは閑散として居て

ウリ専のボーイがサンタの格好をして

店の前でキャッチしている

それを横目に見ながら

私たちはお腹が空いていたので

ラーメンでも食べようと店を探しに3丁目の方に歩いた


この続きはまた次回…



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