都心から少し離れた場所にMと言うキャバがある
駅から徒歩3分の好立地に加え
周辺には飲み屋が何軒もひしめきあい
オープン以来Mは常に男性客で賑わっていた
サトミは22歳のOLだが昼間の仕事だけでは
好きなブランド物も買えない
なので週に2日程度、お小遣い稼ぎに
Mで働いていた
昼間はどちらかと言うと地味なサトミも
「小悪魔ageha」で勉強したメイクと
盛りヘアで見事にアゲ嬢に変身して
若い男性客を中心に人気を獲得していた
店側としては週2でなく出来ればレギュラーで
出勤を頼みたいのだが
サトミは昼の仕事も大事だったので
中々首を縦に振らない
その日もサトミは地主の息子Tと同伴だった
手には高級ブランドの紙袋
きっと食事の前に何かを買って貰ったのだろう
バックルームでドレスに着替えて
Tの待つテーブルに付いた
ピンクのドレスの胸元にTは釘付けだ
そう、サトミはこのバイトのために
夏のボーナスをつぎ込んで豊胸したのだ
もともとスレンダーな体型だったので
バストも貧弱だった
彼女もそれが悩みの種だったので
会社を休んで手術を受けた
元々サトミの働く会社は夏は暇なので
多少の休みは多めに見てもらえたのだ
「Tちゃん、今日はありがとうね
私、前からこのペンダント欲しかったの」
「サトミなら他の客から幾らだって買ってもらえるだろ」
「Tちゃんだから嬉しいの」
さっきバックルームで着替えた時に
ペンダントもしっかり付けてきた
この店はキャストをより一層引き立てる為に
照明にもかなり気を遣っている
各テーブルに向けて放たれるピンスポが
彼女のダイヤをひときわ輝かせていた
「ねえ、今日お店が終わったらオカマバーに連れてって!」
「あそこはオバケ屋敷だけど良いのか?」
「まだ行った事がないけど
ユカリちゃんが面白いって言ってたの」
サトミと同い年のユカリは近隣の店からMに移って来た
16からスナックやキャバを転々としている
今夜は他のテーブルでヘルプだ
見た目は干大人びて見えるが
口を開くとまるで子供なのだ
閉店時間が来た
サトミはユカリにも声をかけて
Tと近所のオカマバーへ行く事になった
「えッ私も行って良いの?ラッキー!!」
はしゃぐユカリをサトミは微笑んで見ている
オカマバーは比較的空いていた
入り口の近くで接客中の太ったオカマが
「いらっしゃいませ~!ガラガラよ~!!どんだけ~!!!」と
野太い声を張り上げる
思ったよりも狭い店内
それにとても暗い
そして何よりもオカマが少ない
何と3人しか居ないのだ
一人くらい“はるな愛”みたいな子が居るのかと
店内を見渡すがオカマは見事に化け物ばかり
「あらTちゃん、今日は素敵な女の子をはべらして幸せね~」
目の前のオカマはウイッグがずれている上に
メイクも崩れている
来ているものも、その辺のオバサンよりヒドイ
やだ~!とんでもない店に来ちゃった~
不安な気持ちのサトミとは反対にユカリは大はしゃぎ
続きは明後日…
駅から徒歩3分の好立地に加え
周辺には飲み屋が何軒もひしめきあい
オープン以来Mは常に男性客で賑わっていた
サトミは22歳のOLだが昼間の仕事だけでは
好きなブランド物も買えない
なので週に2日程度、お小遣い稼ぎに
Mで働いていた
昼間はどちらかと言うと地味なサトミも
「小悪魔ageha」で勉強したメイクと
盛りヘアで見事にアゲ嬢に変身して
若い男性客を中心に人気を獲得していた
店側としては週2でなく出来ればレギュラーで
出勤を頼みたいのだが
サトミは昼の仕事も大事だったので
中々首を縦に振らない
その日もサトミは地主の息子Tと同伴だった
手には高級ブランドの紙袋
きっと食事の前に何かを買って貰ったのだろう
バックルームでドレスに着替えて
Tの待つテーブルに付いた
ピンクのドレスの胸元にTは釘付けだ
そう、サトミはこのバイトのために
夏のボーナスをつぎ込んで豊胸したのだ
もともとスレンダーな体型だったので
バストも貧弱だった
彼女もそれが悩みの種だったので
会社を休んで手術を受けた
元々サトミの働く会社は夏は暇なので
多少の休みは多めに見てもらえたのだ
「Tちゃん、今日はありがとうね
私、前からこのペンダント欲しかったの」
「サトミなら他の客から幾らだって買ってもらえるだろ」
「Tちゃんだから嬉しいの」
さっきバックルームで着替えた時に
ペンダントもしっかり付けてきた
この店はキャストをより一層引き立てる為に
照明にもかなり気を遣っている
各テーブルに向けて放たれるピンスポが
彼女のダイヤをひときわ輝かせていた
「ねえ、今日お店が終わったらオカマバーに連れてって!」
「あそこはオバケ屋敷だけど良いのか?」
「まだ行った事がないけど
ユカリちゃんが面白いって言ってたの」
サトミと同い年のユカリは近隣の店からMに移って来た
16からスナックやキャバを転々としている
今夜は他のテーブルでヘルプだ
見た目は干大人びて見えるが
口を開くとまるで子供なのだ
閉店時間が来た
サトミはユカリにも声をかけて
Tと近所のオカマバーへ行く事になった
「えッ私も行って良いの?ラッキー!!」
はしゃぐユカリをサトミは微笑んで見ている
オカマバーは比較的空いていた
入り口の近くで接客中の太ったオカマが
「いらっしゃいませ~!ガラガラよ~!!どんだけ~!!!」と
野太い声を張り上げる
思ったよりも狭い店内
それにとても暗い
そして何よりもオカマが少ない
何と3人しか居ないのだ
一人くらい“はるな愛”みたいな子が居るのかと
店内を見渡すがオカマは見事に化け物ばかり
「あらTちゃん、今日は素敵な女の子をはべらして幸せね~」
目の前のオカマはウイッグがずれている上に
メイクも崩れている
来ているものも、その辺のオバサンよりヒドイ
やだ~!とんでもない店に来ちゃった~
不安な気持ちのサトミとは反対にユカリは大はしゃぎ
続きは明後日…