雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

解けゆける雪にいのちの輝きて④―枯葉

2012-01-27 23:36:52 | 日々写す

解けゆける雪にいのちの輝きて静かに求む核なき世をば


                                    1月24日 枯葉、小石川植物園にて


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解けゆける雪にいのちの輝きて③―カリンの実

2012-01-27 23:34:33 | 日々写す

解けゆける雪にいのちの輝きて静かに求む核なき世をば


                                      1月24日 カリン(花梨)、小石川植物園にて


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若松丈太郎+アーサー・ビナード『ひとのあかし』(清流出版、1,700円)

2012-01-27 14:15:21 | Weblog


3・11後、その存在を初めて知り、最大の尊敬の念を抱くようになった南相馬市の詩人若松丈太郎さんと、3.11以前から深く敬愛してきた在日米人の詩人アーサー・ビナードさんが、写真家の齋藤さだむさんと組んで、『ひとのあかし』(清流出版、1,700円)という素晴らしい本を出版しました。
Amazonで注文していたその本が、今朝届きました。
奥付を見ると、発行日はなんと2012年1月27日、つまり今日です!

構成は、以下の通りです。


桜と予言と詩人――アーサー・ビナード
Cherry Blossoms, Prophesies, and Poet――Authur Bonard

ひとのあしおと <2011年5月>
What Makes Us <May, 2011>

みなみ風吹く日 1 <1992年11月>
South Winds 1 <November, 1992>

みなみ風吹く日 2 <2008年8月>
South Winds 1 <August, 2008>

神隠しされた街 <1994年8月>
Disappearances <August, 1994>

読者のみなさんへ――若松丈太郎
Afterword――Wakamatsu Jotaro


ビナードさんは序文で、こう書いています。

「本書におさめた『神隠しされた街』は1994年に発表された。2011年3月11日以降にこの詩と出会う読者はみんな驚嘆して、鳥肌が立ち、読み返して再び驚き、『予言だ』とささやく。ぼくは100回以上読んで、それでも鳥肌が立ち、若松さんの見事な構成と描写に、なんとか英語でも近づこうと、翻訳に励んだ。そして、やはり『予言だ』と繰り返しいった。/すると若松さんは『わたしは予言者ではまったくない。ただただ観察して、現実を読み解こうとしただけのこと』と答えた。さらに、『わたしの見方が、大きくハズレていたらよかったのにと、毎日考える』とつづけた。」

書名となった「ひとのあかし」を載せておきます。

ひとは作物を栽培することを覚えた
We humans, long ago, learned to grow crops,
ひとは生きものを飼育することを覚えた
 learned to raise animals too.
作物の栽培も
生きものの飼育も
 THe crops we grow, the animals we raise:
ひとがひとであることのあかしだ
 all living proof we're human.
あるとき以降
 Along the way, though, things changed.
耕作地があるのに耕作できない
 A field waiting to be planted,
but from now on, no crops must be grown.
家畜がいるのに飼育できない
 A barn full of animals,
but raising them just adds to the damage.
魚がいるのに漁ができない
ということになったら
 Fish are there in the sea,
but the fisherman's catch
 is no longer fit to eat...
ひとはひとであるとは言えない
のではないか
 which is where we stand.
What makes us human?


脱原発と住民本位の福島・東北の復興を願う多くの人びとに、ぜひ手にしていただきたい本です。


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シャーンなる高貴多彩な芸術を 4

2012-01-26 22:57:44 | 日々写す

シャーンなる高貴多彩な芸術を繙(ひもと)き打たるとほき葉山で


                              1月25日 「神奈川県立近代美術館 葉山」にて


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シャーンなる高貴多彩な芸術を 3

2012-01-26 22:56:02 | 日々写す

シャーンなる高貴多彩な芸術を繙(ひもと)き打たるとほき葉山で


                              1月25日 「神奈川県立近代美術館 葉山」にて


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シャーンなる高貴多彩な芸術を 3

2012-01-26 22:54:21 | 日々写す

シャーンなる高貴多彩な芸術を繙(ひもと)き打たるとほき葉山で


                                     1月25日 「神奈川県立近代美術館 葉山」にて


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シャーンなる高貴多彩な芸術を 2

2012-01-26 22:52:13 | 日々写す

シャーンなる高貴多彩な芸術を繙(ひもと)き打たるとほき葉山で


                                     1月25日 「神奈川県立近代美術館 葉山」にて


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シャーンなる高貴多彩な芸術を 1

2012-01-26 22:37:31 | 日々写す

シャーンなる高貴多彩な芸術を繙(ひもと)き打たるとほき葉山で


                                           1月22日 自宅居間にて


29日にまで会期の迫ったベン・シャーンの大回顧展を観に、昨日、「神奈川県立近代美術館 葉山」に行ってきました。
聞きしに勝る充実した展覧会で、その多彩で豊かな全貌を初めて知ってますますシャーンが好きになりました。
奢り荒ぶる帝国主義のアメリカは大嫌いですが、このシャーンやワイエスに代表されるアメリカは大好きです。

ひとつだけものすごくびっくりしたことがありました。
1/22に、<白鳩よ羽ばたき翔べよ核のなき世界求めしシャーンに応へ>という歌を添えてアップしたシャーンの白鳩のリトグラフは、長い間てっきり「ラッキー・ドラゴン」シリーズの一枚だとばかり思い込んできました。
ところがなんと、これはシャーンが死の前年に描いた傑作版画集『一行の詩のためには…:リルケ『マルテの手記』より』(1968年)の中の一枚「飛ぶ鳥の姿」だったのです!
わが家のリトグラフと全く同じものを『一行の詩のためには』の展示の中に見つけた時は、本当にびっくりしました。
訂正してお詫びします。

観終わった後、美術館が臨む海に美しく夕陽が落ち行くのを堪能し、同行のつれあい、3人に増えた親しい知人と一緒に、江の島のおいしい素敵なイタリアン・レストランで食事とワインを楽しみ、満足して深夜に帰宅しました。


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120124 日々歌ふ

2012-01-25 00:39:26 | 日々歌ふ

解けゆける雪にいのちの輝きて静かに求む核なき世をば


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解けゆける雪にいのちの輝きて②―ロウバイ

2012-01-25 00:06:26 | 日々写す

解けゆける雪にいのちの輝きて静かに求む核なき世をば


                             1月24日 ロウバイ(蝋梅)、小石川植物園にて


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