雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

056:とおせんぼ

2006-03-19 11:16:16 | 題詠blog2006
不意つきて出会ひがしらに<とほせんぼ>なせば弾ける子らの笑ひが

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

055:頬

2006-03-19 00:06:03 | 題詠blog2006
戯るる子らの姿に頬ゆるむ特権日々に教師にありて

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

060318 日々歌う

2006-03-18 17:04:49 | 日々歌ふ
芽吹き見て赤き木肌の姫沙羅と気づけば浮かぶ白き花弁の

戯るる子らの姿に頬ゆるむ特権日々に教師にありて

メキシコでイサムを射たるフリーダの眉濃き眼われをも射むか

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

054:虫

2006-03-18 16:45:46 | 題詠blog2006
夜もすがら鳴くや虫たち人間の眠る間なにか幸のあれかし

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

053:ブログ

2006-03-17 23:16:26 | 題詠blog2006
底ひよりあふるる想ひ日々歌ふブログ縁(よすが)にこの一年(ひととせ)を

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

060317 日々歌う

2006-03-17 00:46:28 | 日々歌ふ
時ならぬ春の嵐の吹き荒れてもはやこれまで残れる冬も

<ナビ><パラム>蝶よ風よと言の葉のちがひありしを君の楽しむ

北国に旅立ちゆける教へ子とチジミ食みつつマッコルリ飲む

底ひよりあふるる想ひ日々歌ふブログ縁にこの一年を
(縁=よすが、一年=ひととせ)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

052:舞

2006-03-17 00:32:04 | 題詠blog2006
舞ふがごとヒラリと門を友の母半月(パンウォル)の靴白く履き出づ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

051:しずく

2006-03-16 11:42:01 | 題詠blog2006
手折らなば血のしづくの滴らむ眼裏(まなうら)に咲く痛みの花を

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

060316:日々歌う

2006-03-16 11:37:49 | 日々歌ふ
まな裏に<痛みの花>の浮かび来る若き日に観しムンクの描く

底深き痛みを秘めむ咲く花の棘鋭くも美しくありせど
(美しく=はしく)

手折らなば血のしづくの滴らむ眼裏に咲く痛みの花を
(眼裏=まなうら)

                   *

己が身をえうなきものと一年に三万余り自死にゆく世とは
(一年=ひととせ、自死に=しに)

降りしきる春の雨脚強ければせせらぎの音の道の辺に流る

鬱蒼と欅と楠の巨樹並ぶかたへに吾の<筋トレ>の場のありたり

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

060315 日々歌う

2006-03-15 23:47:53 | 日々歌ふ
半世紀時を隔てて狂言の<附子>に哄笑ひぬ中一の子らと
(附子=ぶす、哄笑ひぬ=わらひぬ)

公園の木々の向かうに高く咲くあまたの白き辛夷の花の

枯れ花を仰ぎて想ふユリノキの黒き梢の芽吹かむときを

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする