少女など買ふ男らの捕まりて妻子の座る針の筵に
濃く薄くあえかに浮かぶくれなゐのハナミズキ咲き卯月さりゆく
大輪の気品ただよふ白薔薇の民家の垣に高く咲きける
八重よりも一重のよけれ白なればなほもよからむ山吹の花
*
大ぶりの器に湯気の立ち昇るミルクティー飲むけふの朝餉に
注ぐ湯の九十五度にしもあらむ踊れよ踊れ紅き葉たちよ
たつぷりのミルクに熱き茶を注ぐただそれだけの安らぎもあれ
*
噛み殺すあくびもあればひと食ひし言の葉もあれ人生きをれば
少女など買ふ男らの捕まりて妻子の座る針の筵に
大輪の気品ただよふ白薔薇の民家の垣に高く咲きける
八重よりも一重のよけれ白なればなほもよからむ山吹の花
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大ぶりの器に湯気の立ち昇るミルクティー飲むけふの朝餉に
注ぐ湯の九十五度にしもあらむ踊れよ踊れ紅き葉たちよ
たつぷりのミルクに熱き茶を注ぐただそれだけの安らぎもあれ
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噛み殺すあくびもあればひと食ひし言の葉もあれ人生きをれば
少女など買ふ男らの捕まりて妻子の座る針の筵に