話が前後しますが、エクスカリバーのクランクはカンパニョーロの現行のアテナでした。
つまりパワートルクという構造のもので、一見するとシマノと同じ2ピース構造に見えます。
がしかし、そこはカンパニョーロ。
左側のクランクは、クランクシャフトに圧入されるため、外すにはプーラーを用意して引きぬかなければいけません。
しかもプーラーは純正のものはなく、サードパーティのものでもかなりお高いようです。
カンパ的には、「プーラーそこら辺のホームセンターで買ってきてね♪」ということですが、この作業以外に使わない工具を買うのは馬鹿らしいです。
でも・・・、2,000円弱なので買って来ましたよ。
まずは左側のクランクに付いている14mm穴のボルトを抜きます(14mmの六角レンチも自転車整備にはこれ以外に使わないのでは?)
次に、プーラーとカンパ純正のUT-FC090を用意。
UT-FC090というのは平べったい円形のプレートで、役目はクランクシャフトの穴を塞いでプーラーの棒の当たる場所確保するといったところ。
いろいろ調べると、15mmのソケットレンチとソケットレンチの穴を塞ぐものを用意すれば代用が出来るみたいです。
でもってUT-FC090ではなく、ソケットレンチの方でやってみました↓
↑写真ではプーラーの爪の部分に養生をしてませんが、カーボンクランクは養生をしないと欠ける恐れがあります(自分は欠けませんでしたが)。
15mmのソケットレンチの穴塞ぎは適当な大きさのワッシャーとボルトです。
プーラーの扱いに慣れていないため、真っ直ぐにセットするのに手間取りましたが、それが出来ればあとはモンキーレンチでグリグリ回していくだけ。
あっという間に抜けました。
一度やってみるとそんなに難しい作業ではないですが、シマノのホローテックのクランクやカンパのウルトラトルクと比べると、クソ手間が掛かりますネ!
これもコストダウンの為です。
下位グレードを使う宿命でしょうかね(でもコーラスのクランク(BBカップ込)より軽いみたい)
でも、この辺の考え方は最近のカンパの姿勢と一致しますよね。
EPSに関してもそうですが、「特殊な工具と技術がいるから、プロに任せろ」ってことでしょう。
カーボンを多用してて破損し易いということもあるかもしれませんね。
製品は好きですが、この姿勢が気に食わない私は、最近、移籍も視野に入れてますw
カンパがフルクラムのクランクを出したように、シマノが別ブランドでカンパ用のクランクやホイールを出せば面白のにな~、なんちゃって♪
でも正直スラムはどうでもいいですが、カンパの立場が危うくなっている気がします。
EPSも単体購入だと保証がないとかワケワカメですし・・・
まぁ、エントリーグレードに手を抜くブランドは衰退するんじゃないですかね。
今のベローチェ~アテナなんてカンパニョーロと呼べるのでしょうかね。