なのはな村通信 (都城市 社会福祉法人なのはな村)

宮崎県都城市「社会福祉法人なのはな村」理事長・フジサキが発信するブログ。日々のよしなしごとを、つれづれなるままに。

麦刈り

2011-05-31 17:47:54 | なのはな村日記

 

梅雨の合間(昨年より20日、例年より8日早い入梅でした。)、何日か天気予報に雨のマークがないので、急きょ麦刈りを実行しました。

思いつきでやっているのじゃないですよ。百姓のの世界は、常にそうなのです。

昨日、収穫した梅の漬け込みも同時進行なので、フジサキも朝早くから飛び跳ねていました。

 

3月からのスタッフMさんに、バインダーの使い方を説明。機械に強いMさんはすぐに飲み込んでくれました。

で、刈り取りをお任せして、梅の現場に直行。しばらくして様子を見に行ったら終っていました。

 

 

残念、Mさんの勇姿を、カメラに収めようと思ったのですが・・・。

スタッフのみなさん、フジサキの仕事をどんどん奪ってください。

 

 

ジャガイモの花。麦刈りが終ったら、この畑は耕運しようと思っていたのですが、このジャガイモを収穫してからにしようとMさんと話しました。

堀残した秋ジャガイモが芽を出した訳ですが、もしも立派なジャガイモが収穫できたら<新農法>として発表しましょう。


台風一過

2011-05-30 16:34:29 | なのはな村日記

台風一過、梅雨が上がったような、すがすがしい朝です。

 

竹やぶの竹がざわざわと揺れ、ビニールハウスがパタパタと揺れ、5月の台風なんて初めてだ、どうしようと思ったらそれで終りました。

 

、「なのはな食堂」は、台風の影響を考えて日曜日を臨時休業にしたのです。来られるお客さんに申し訳ないですが、もう取り返しはつきません。

 

日曜日は予定通り、田んぼ水路手入れの集落共同作業がありました。フジサキはここでは若手ですので、こき使われること、こき使われること・・・。

作業の合間、汗をぬぐいながらの談笑は楽しいものです。

フジサキは、ここで色んなことを学んできました。

「水路がどんどん広がって来て、どうすれば良いのでしょう。いっそU字溝でも入れようかと思うんですが。」U字溝とは、3面コンクリート張りの、排水溝のことです。

「そんなことをしたら、蛍がいなくなる。あんたが鴨を入れて薬を使わんようにしてきたから、蛍が増えてきたんだろ。」

そうです、そのとおりです。フジサキ、赤っ恥をかいてしまいました。

最初は怪訝そうな顔で見ておられましたが、そのうち鴨が外に出てるぞ、と教えてくださったり、合鴨農法に取り組まれる方も出てきました。

ですから、この集落の蛍たちは、みんなの自慢なのです。

 

 

月曜日の朝、畑を見回っていると、梅の実が結構落ちています。やっぱり、普通のときより風はあったのです。

急きょ、きょうの農場班の仕事は梅ちぎりとなりました。

フジサキの単純な思い付きではないですから、ね。

しっかりと自然観察、的確な状況判断の結果です。

 

農場を始めて以来の、大量の梅の収穫です。

 

農場の斜面を利用しての、梅園。土地の有効利用とえばっていたのですが、実が川に落ちる率が、大。

 

収穫した一部、明日は梅の選別・ヘタ取り・漬け込みの作業です。


柚子胡椒

2011-05-26 17:31:18 | なのはな村日記

 

テレビでなのはな村のことを知った(フジサキは見ていませんので、何となく面映いのですが。)、と、この2つの壜を持って、Iさんという方が尋ねて来て下さいました。

大体、フジサキと同じくらいのお年かな、と察しました。

 

毎年、御趣味でお作りになって、友人知人に配られるそうです。「母から教えてもらったとおりやってます。」とのこと。

 

             <赤柚子胡椒>  <青柚子胡椒>

 

「みなさんのお手伝いになれば。」と、言われ、「ボランティアじゃないですよ。」と、付け加えられました。フジサキ、何となく分かります。「福祉」とか「ボランティア」とかいう言葉、フジサキも嫌でしたもの。

 

でも、あるとき、教えていただきました。

 

ボランティアとは、自分に絶望しない世の中をつくるための働き。

(福祉、と言う言葉に置き換えても良いと思います。)

 

この言葉に出会って、今のフジサキがあります。じゃあ、たいしたことないね。と、きっと誰かが言うでしょう。フジサキのひがみ根性、ひどいですね。

 

たとえば、次の文章はいかがでしょうか。

フジサキの知人で、横浜で「カフェベーカリーぷかぷか」という福祉事業所を運営している高崎明からの便りです。

 

私(店長の高崎)は3月まで養護学校の教員をやっていました。教員生活30年の中で、障がいのある人たちの魅力にすっかり魅せられてしまいました。ふつうの人に比べると、できないことはたくさんあります。字が読めない、言葉がうまくしゃべれない、人とうまくおつきあいができない等、あげていくとキリがないくらいです。でも、よぉくつきあってみると、そういったできないことをひょいと超えてしまうようなすばらしい魅力を彼らは持っていました。

 こんなすてきな人たちとは、一緒に生きていった方が絶対得!と、いつしか思うようになりました。

 

本当に、そうだと思います。

絶対、得な生き方です。

 

Iさん、いかがでしょう。

色んな自主生産物の欲しいなのはな村、Iさん、よろしくお願いいたします。早速頂いた唐辛子の種を播いときますね。

 

Iさんのチラシ、素人ワザじゃないですね。

 

 


遊楽でお食事

2011-05-25 13:02:10 | なのはな村日記

きょうの昼食は、遊楽(ゆら)のなのはな膳を頂きました。

 

検食をさせていただくわけにはいかないので、1人のお客さんとしてです。

いつもと変わらぬやさしいお味。がね(野菜のテンプラ。野菜を千切りにしてまとめて揚げます。かにの足のようということで、都城ではかにのことをガニ、またそれがなまってガネとなりました、とさ。)も、とてもおいしいです。焼酎のさかなに良く合うのですが。

デザートの抹茶プリンもおいしいです。

 

ゆったりとお過ごしになりたい方は、「なのはな食堂」より「遊楽>がおすすめです。

 

おしながき10枚集めた方には、とても良いことがあります。フジサキまで御連絡下さい。


入梅

2011-05-23 18:25:21 | なのはな村日記

きょうは、朝から雨がシトシト・・・入梅したそうです。

 

さてさて、麦刈りが出来るでしょうか。随分昔の話になりますが、畑を借りてまで麦の作付面積を増やしたことがあります。その頃100%百姓のフジサキでしたから、麦に賭けたのです。その年も入梅が早く、何と刈り取るところまではしましたが、ゼーンブ麦が芽を出して、収穫ゼロでした。

 

これが、南九州で麦栽培の技術を確立したら、ノーベル賞ものだといわれる所以です。その年によって、麦の収穫が出来るかどうか、フジサキはもう達観の境地です。

でも、麦を収穫したい!

 

沖縄から始まって、九州、四国・・・梅雨は北へ上って行きます。

それまでに、被災地のみなさん、せめて仮設住宅だけでも、と、祈るしかありません。

 

きのうの日曜日は暖かく、いや暑い日で、フジサキは少しばかり畑で遊ぶことが出来ました。

 

畑の隅っこの、桑の実。フジサキと鳥さんたちしか、食べ物と思っていないようです。

 

 

この花は何でしょう。クイズにしましょうか。果物です。ふるってご応募を。

 

畑には、こんなものも。

 

分かります?

蛇腹になっています。上手に脱げなかったのでしょう。そのさまを想像出来ますか?

身をくねくねさせて、それでも脱ぐことが出来ない、あ~あ、見たかった。この蛇の脱皮。

 

きょう月曜日は、なのはな村は平穏な1日でした。

Mさんもお休みでしたから、静かなお昼ご飯でした。明日が楽しみです。