年の瀬です。
温泉にでも浸かって、ビール片手に、ゆったりと、今年1年を振り返ったり、と、そんな気分に浸りたいと思いもしますが、まだまだ2010年は続行中。
たった今、M精肉店の実習組を送り出したところです。ようやく11,12月の実習の最終日を迎えました。夏の実習のときの気分で、冬もトントンといくだろうとたかを括っていましたが、とんでもないことになってしまいました。
いまにして思えば、夏のときの社長さんの「こうてい疫がですねえ。」と言う呟きに気づくべきでした。フジサキもいろんな職を経ていますが、こんなに厳しい職場は経験がありません。実習とは名ばかり、仕事の量と責任感に押しつぶされそうな2ヶ月でした。「たかが味噌漬けの肉じゃない、どうしてそんなに売れちゃうの。」と叫びたくなるくらい、製造が間に合わなくなります。ただ、製造ラインを任されている以上、逃げ出すわけにはいきません。作業時間もどんどん延びていきます。9時~5時まで立ち仕事。勿論、土曜日も出勤。
ところが、気持ちが焦っているのはフジサキだけのようで、みんなは案外とルンルン気分でやってしまっています。関わっているスタッフも、みんなの可能性がどれだけ広がったか、と、とくとくと話しています。今朝も自宅までの迎えと、そしていっしょに出勤して行きました。今までのアルバイトよりなのはな村さんたちの方が仕事になっている、とおっしゃってくださった主任さんの言葉は、みんなの自信につながりました。
若さというのは、とにかくすごいものです。障害があるとか、ないとか、関係ありません。スタッフもかれらといっしょに成長していっています。どうもフジサキの年寄りの冷や水のようです。
実習組の1人はみんなと離れて、トライヤル雇用を使っていただいて、年が明けても実習が続きます。うまくいけば、就労につながることになります。
他のみんなも、実習というより短期雇用だとフジサキは捉えています。1年の4ヶ月を最低賃金を保証されて、要求される仕事を完璧にこなしました。(後、何時間か残っていますが。)こんな就労のあり方もあって良いのじゃないか。そして何よりもすばらしいのは、チームワークだということ。一人ではめげて失敗した人が、見事な仕事人となりました。お互いに助け、助けられる関係、それを自然に培っていくかれらの関係性。
本当に素晴らしいものを、かれらに学ばさせていただきました。ありがとうございました、みんな。
もちつきが、パーティーの始まりの合図。
あっという間につき終って、あっという間に食べてしまいました。
フジサキもみんなを押しのけて(あんこ餅や、きな粉餅にみんなの目線が行っている隙に)やっとこ、さおろし大根餅を1個だけゲット。
今年もイオン(ジャスコ)からみんなにクリスマスプレゼント。その上に、何かお手伝いをということで、おにぎりを握っていただきました。ありがとうございます。
このような看板もさりげなく。なのはな村をアピールします。
※お昼ごはんの写真がありません。ご馳走を目の前にカメラマンも写真のことなど忘れていました。
なのはな村合唱団に、ゲスト(青木美稚子先生)をお迎えしてコンサート。
22日の夜には青木先生のプロディースで、アミューズコンサートが開かれました。なのはな村合唱団の2人もゲストに迎えてくださって、それはそれは夢のような一夜でした。
K君のソロには、青木先生も感動してくださいました。
「みなさんにお礼を言いに来ました。」との青木先生のお言葉でコンサートは終りました。歌った人も、聞いた人も、しっかりと心の中に残ったかな。
サンタクロースも登場です。だれよりもサンタさんなりたかったK君です。それもそのはず・・・
戦場カメラマンや、西郷さんも登場。
今日一日、なのはな村の皆さんに圧倒されたフジサキでした。
さあ、あと何日かの2010年を頑張ろう。
年末までM精肉店の実習は続きます。11,12月と7人の勇者たちは頑張っています。9時から5時までの立ち仕事。一つのレーンをなのはな村のみんなでしっかり守っています。
しっかりした結果を残して、次に続けたいと思っています。お伝えしたいことは山ほどあるのですが、もう少し見守りたいと思っています。
クリスマスのケーキ、準備中です。担当は生活介護支援事業利用者の皆さんです。こっそり聞いたところによると、チーズケーキもあるそうです。食品加工は就労継続B型支援事業が本職ですが、負けちゃおられない、とのこと。食堂が作業場に変身。
お客さんも入れると80人くらいの参加予定。よろしくお願いします。
それにしても、T君、髭が似合うな。フジサキとは20年近くの付き合いになります。左にいるYさんもそうです。
2人の地域生活をしっかり整える、これがフジサキの仕事です。それが出来たら、フジサキは一人の百姓に戻ります。その予定です。