なのはな村通信 (都城市 社会福祉法人なのはな村)

宮崎県都城市「社会福祉法人なのはな村」理事長・フジサキが発信するブログ。日々のよしなしごとを、つれづれなるままに。

都城市役所ロビーコンサート

2011-01-28 15:37:09 | なのはな村日記

のはらのむこうで だれかがよぶ

はるです はるです はるですよ

よばれて よばれて うれしくて

つんつく つくしが せのびする

 

おがわのながれが ちろちろよぶ

はるです はるです はるですよ

よばれてよばれて うれしくて

ついつい めだかも およぎだす

 

市役所のロビーに、一足早い春がやって来ました。

なのはな村合唱団・市役所ロビーコンサートです。

市役所の玄関ドアが開くと、冷たい風と、例の火山灰がザーと流れ込んで来ます。

負けじと歌います。踊ります。

さわやかな、春風が流れました。なのはな村から吹いてくる風でした。

砂嵐の中を来てくださった方々、ありがとうございました。


21世紀研究会

2011-01-25 15:03:47 | なのはな村日記

21世紀研究会の新年例会があり、フジサキも出席させていただきました。

思えば、20年以上前の話になってしまいます。

ある日、聞いたこともない名称の研究会から、電話をいただきました。「なのはな村に21世紀賞を上げようと思う。」「ハアー」と、フジサキは返事も出来ません。思わず眉にツバを塗ってしまいました。

そして、恐る恐る会場を覗いてみると、本当に全て本当のことでした。
21世紀研究会にちなんでいただいた21万円は涙が出るほどうれしかったですが、障害のある人と、それだけを思いながら畑を耕していた私たちを、見てくださっている方々がいらっしゃる・・・そのことを知って、身体全体で感じ取ったとき、思わず号泣してしまいました。

 

もっと感動したのは、次の日のことです。なのはな村でいっしょに働くなかまたちを、市役所での昼食会に招待してくださいました。赤いじゅうたんの部屋で、フジサキは箸を持つ手が震えてしまいますが、なかまたちはいつもと変わらず、堂々としたものです。いつものように堂々とこぼしながら食しています。

それを眺めながら、N会長さんが「良いことですよねえ。」言ってくださったことが記憶に残っています。今年の例会でもその思い出話が出て、フジサキは苦笑してしまいました。

 

例会には東南アジアからの留学生も参加されていましたが、励ましの言葉だけでもと思いながらまだ20歳というお2人の「何を勉強したいか。」というお話に聞きほれていました。全く年だけを重ねているフジサキです。

 

会場になったH先生の奥様の手料理に満足して、最後は火鉢の火をぼんやりと見ていました。

かすむ頭で思ってはいたのですよ。若いお2人にお伝えできるものが、地域にお返しできるものが、フジサキにはあるだろうか、・・・夢の中です。

 


私事です

2011-01-21 17:47:54 | なのはな村日記

身内に不幸があり、少しばかり走り回っていました。

 

既成宗教色のない「家族葬」を初めて体験しました。
感動しました。
死者であるはずのヒトと生者であるはずのヒトたちが、ひとつの室で過ごして何の違和感もない。昔のことが昨日のことのようであり、今日が同時進行しているようでもあり、ビールが美味く、寿司も美味い。4歳の女の子との会話もとても楽しい。

 

とても素敵なヒトとヒトの別れ方を、体験させていただきました。

 

もうひとつ感動したことがあります。
都会ということもあるでしょうが、葬儀場は公営のところでした。社会福祉協議会の看板が掲げてありました。荼毘に付されている間ウロウロしていると、いかにも障がい者雇用と思われる方が、お2人ソファーにドンと座っておられました。なのはな村のみんなだったらもう少ししっかりしてるのな、こんな場所がうらやましいな、というのが一番の感想。

そのとき、「配膳の準備をするよ。」との声に、大きな声で「ハイ。」と答えられたお2人。その後の行動は早いの何のって。
そうか、休息時間だったのか、と思ったものの、なのはな村のみんなだったら・・・と、思ったのも事実です。身びいきかもしれませんが。

都会は障がい者雇用がすすんでるだな、やっぱりうらやましい。