なのはな村通信 (都城市 社会福祉法人なのはな村)

宮崎県都城市「社会福祉法人なのはな村」理事長・フジサキが発信するブログ。日々のよしなしごとを、つれづれなるままに。

春、4月

2015-03-31 14:58:48 | なのはな村日記

3月も末日、明日からは4月・・・

 

と、書きかけて、本当はきょうは4月の7日。新年度も一週間も過ぎてしまいました。

就労移行支援事業に2人、生活介護支援事業に1人、GHで生活しながらの地域就労に1人、支援学校卒業の初々しいなかまを迎えました。

もちろん、年度途中の利用者の方もいらっしゃるのですが(どちらかと言えば、こちらの方が多いです。)、春4月は、ワクワクした気分になります。

職員スタッフも、パートの方を入れて新人3人。初々しかどうかは、なのはな食堂や農場でお会いになって下さい。

 

フクシマを思うコブシの花も終わり、

 

桜は、車窓から見るだけで終わり、

 

 

農場に、山藤の花をきょう見ました。

 

 

 

 

 


女心と…

2015-03-17 14:58:32 | なのはな村日記

「女心と秋の空・・・」とか言いますが、経験上、この季節の方が女心に似ていると思います。

(世の女性たち、お怒りにならないように。)

畑が稼働する季節ですから、毎日の天気が気になります。

 

きょうは花の土曜日、お天気も良く、散歩がてら摘み草にでも出かけようかしら。「摘み草料理」と、しゃれてみましょう。

でも、明日の日曜日から天気が崩れそう。

農場手伝いのM君のために取っといた仕事ですが、きょうやらねば!

麦畑の中耕、フジサキの出番です。

農場から離れている、事業所近くの20アールの畑。

(無償でお借りしています。いつもお礼も言わず、申し訳ありません、川田さん。)

軽トラックに管理機を積んで出かけました。

 

 

お昼を挟んでの作業ですから、おなかが空きます。

「畑のテーブル Sai菜」に行こうと思いましたが、

 

 

如何せん、地下足袋姿では入りづらい・・・

 

弁当にして、と、頼むとOK。取りあえず、これでお昼までは頑張れる。

 

がんばって、がんばって・・・

さあ、お昼。

 

「畑のテーブル Sai菜」のお弁当。

700円ですが、きょうは少し奮発。

 

草むらに座って、さあ、いただきます。

ところが、箸が進まない、どうしたことだ。

ようやく気が付いたのは、畑仕事の合間のお昼ご飯には、このお弁当は似合わないのです。

そうなのです、そういうことです、と、一人で納得。

仕方がないので、こちらも休みを返上して事業所の詰めているサビ管のフジサキ某に電話。

「お弁当、あげるよ。」と、いうことで昼ごはん抜きで畑仕事を続けました。

 

色んな想念が渦巻きます。

一列が130歩だった。約60列だから7800歩で終わるんだ。

情けないことを思いながら、ようやく終わらせました。

 

 


庭先養鶏会

2015-03-15 10:06:57 | なのはな村日記

鹿児島大学名誉教授・萬田正治先生から、久しぶりにお便りをいただきました。

萬田先生には、フジサキが農家手帳を取得して「合鴨水稲同時作」に取り組むときから、随分と教えを乞うています。

とても懐かしく、また「竹子(たかぜ)農塾」を主催されていることも知ってはいましたが、一度もお訪ねしていなかったので、これは良い機会だとなのはな村農場を手伝ってくれているM君を誘って、出かけることにしました。

 

都城から高速を走ると一時間半余り。あまりにも近いことにびっくり。

 

 

出迎えてくれたのは、トカラ山羊の血を継ぐ小型の山羊。

 

勿論、本日の主目的の、

「萬田黒鶏」と名付けられた鶏たちも、出迎えてくれました。

 

 

まずは、「鶏つぶし」の実演。

 

 

お二人の先生は、フジサキの古い知り合い。

「久しぶりだね。」と、再会を喜び合いました。

フジサキも鶏つぶしは出来ますが、お二人の見事な包丁さばきに感動。

このお肉は、交流会でふるまわれるとのこと。

 

さて、会場を移して勉強会。

 

「庭先養鶏の現代的意義」萬田先生のお話しは机上の学問ではなく、実践に裏打ちされた本当の学問です。5年の歳月をかけて「萬田黒鶏」を固定されました。

それを受けて、中西君(鹿児島大学)が卒論発表のデーターを披露。

「萬田黒鶏」は、学問的もにしっかりと認識されました。

 

フジサキも「庭先養鶏会」の会員登録をして、なのはな村の「自然養鶏」で「萬田黒鶏」に取り組んで行きます。

 

 

 

 


2月の小舟

2015-03-10 10:56:34 | なのはな村日記

    二月の小舟

 

冬を運び出すにしては

小さすぎる舟です。

 

春を運び込むにしても

小さすぎる舟です。

 

ですから、時間が掛かるでしょう

冬が春になるまでには。

 

川の胸乳がふくらむまでは

まだまだ、時間が掛かるでしょう。

 

むかーし、気にも留めなかった言葉たちが、胸の奥底で、カチカチ、チリチリ・・・などと、いろんな音を立てています。

「吉野弘」の詩です。

 

随分と長い間、「なのはな村日記」を留守にしてしまいました。

この間にインフルエンザ初体験もしましたが、特に何があったわけではないのです。なのはな村の行く末を、ぼんやりと思っていました、が。

 

ジャガイモを土に戻し、夏野菜の種蒔きも始まったというのに、今朝は小雪が舞っています。車の窓ガラスも凍りついています。

それでも、季節は巡りきます。

 

 

農場の梅の花は満開です。

だまし絵です。

(昨年と同じ鳥かしら。)

 

 

フキノトウも顔を出しています。

 

ほろ苦い味を少しだけいただきました。               

 3月11日の朝に。