続いて、名人お二人による模範試合を見せていただきました。
テレビの撮影でも少しあったのですが、
間近で、本物!を見るのははじめてです。
札を配りそれぞれの自陣に札を並べるときから、すでに試合は始まっていました。
しーーんと静まりかえった体育館の中、緊張感が出てきました。
札が並べ終わると、お二人がそれぞれの方法で、札の位置を覚えて行かれます。
おそらく、このときの脳の中の記憶回路はフル稼働中のことでしょう。
実際は15分間の記憶タイムがあるのですが、時間の関係で3分ほどで試合を始めていただきました。
「難波津に ……」の序歌に始まり、いよいよ開始
読み手の 上の句の数音で、畳のたたく音、と同時にかるたが舞い飛びます。
しかも、飛ぶのは、読まれた札だけで、周りの札はその勢いで動くだけ、中には、読まれた札だけが飛ばされることもありました。
あまりの速さに、子どもたちは驚きの声を上げていました。