埼玉県富士見市のマンションの一室で2歳の男児の遺体が見つかり、ベビーシッターの男性(26)が死体遺棄容疑で逮捕された事件について。
ベビーシッターというと、女性をイメージします。しかも、自分の子育てを終えた女性、つまり40代以上です。そのような育児経験者や保育士などの有資格者を登録し、自宅保育を進める「保育ママ」という制度もありますね。
もし僕が母親だとしたら、夫、父母や義父母にお願いできないとしたら、近所のママ友にお願いできないとしたら、実績あるベビーシッター会社に頼む経済的余裕がないとしたら……。
格安のベビーシッターをネットで探すかもしれない。けど、26歳男性というのはちょっと変だ。50~60代の女性を望みます。
もし僕が20代男性で、子ども好きで、保育関係の仕事を希望すれば、どうか。
利用者が「20代男性」を警戒し、仕事が来ないと判断し、個人事業でベビーシッターを始めることは断念。保育所などに就職するでしょう。有資格が条件なら勉強を頑張ります。
これは僕が、年齢や性別によって、その人を偏見で見ているからでしょうか? いや、偏見でなく想像力や嗅覚だと思います。亡くなった男児のお母さんどうのこうのでなく、一般論として、ネット時代、バーチャル時代に嗅覚が衰えているのだと思いますね。
ま、かく言う僕も嗅覚は鈍く、自分のことを棚上げしてるわけですが、読者の皆さまは、どうお考えでしょうか。
世間一般の偏見・先入観に沿えばニュース性がありません。沿っていないものがニュース性を持ちます。
例えば女性が育児をしても誰も感心しませんが男性が同じことをするとイクメンと持てはやされます。これは子育ては女性のものという社会の偏見・先入観とギャップがあるからです。
この事件も「保育士が男性」という設定がニュース性を生み出しているだけです。事件そのものとしては人間に少しでも残虐性がある以上起こり得るもの。あとはそのニュース性にマスコミが飛びつくかどうかです。
相変わらず考察の方向がズレていますね。