壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

先に死んだら

2011年08月04日 | 見聞きしたこと

ふるさとに近い猪苗代湖畔の旅館で、中学時代の同窓会があった。77歳、喜寿の祝いだった。ひざ痛、腰痛、糖尿病などと皆それぞれ持病がある。わが親友もひざ痛の痛み止めを飲み、東京からオシャレなジャケットを着てやって来た。
「わぁ、ステキ。それ、あなたが先に死んだら、ちょうだい」
許せ友よ、再会のうれしさも手伝って、つい無邪気な中学時代に戻ってしまった。

先日(2~3日前)の読売新聞の読者投稿より要約。笑ってしまいました。

ブラックですけど、笑えます。77歳です。もう何を言っても許されますし、許してこそ年寄りです。こういうユーモアが言える年寄りになりたいなぁ。

翌日、友はジャケットを羽織らせてくれたそうです。「そのまま着て帰っていいよ」ということでしょう。

昭和の名人、古今亭志ん生にも、こんな話がありますね。壮年で死んだ友の葬式に出た。後家さんが色っぽい。
「うん、いいね。ああいう、しんみりとしたのが。やっぱり後家さんはいい。うちのも後家にしてやろうか」



最新の画像もっと見る

コメントを投稿