壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

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2011年03月24日 | 街ネタ

「国家があなた方に何かをしてくれるのを問うのでなく、国家のためにあなた方が何をできるか自問しなさい」

アメリカ大統領、J・F・ケネディの有名な演説の一説です。今日は「あるく みる きく」3月18日付の「足るを知る」に関連して、書きたいと思います。

ぼくには、小さな子どもが3人います。大した病気やケガでもないのに、医院にかかる。小児医療は無料だからです(ただし、家計負担はなくとも、区の財政から給付される)。湯水をジャブジャブ使う。水も安ければ、沸かす燃料代も安いからです。自分で茶を沸かす回数を減らし、ペットボトル飲料を飲む。そもそも店には、ペットボトル入りしか売ってない。

高速道路は無料でいい? 子ども手当があるといい?

信号が多い国道と、無料の高速道路があれば、誰だって、高速道路を走ります。エスカレーターと階段があれば、誰だってエスカレーターに乗ります。子ども一人当たり1万3000円もらえるとなれば、誰だって黙って受け取る。

無料であれば、ちょっとした腹痛や発熱でも、念のため病院に行く。「大丈夫、これしきの事で医院に来るのは心配し過ぎ」と親を諭す医者は少ない。彼らだって商売だし、万が一重大な病気が潜んでいたら(それを見抜けぬ自分の眼力は棚に上げ)大変だからです。

ぼくは納税者です。国家元首でも首相でも大統領でもないが、日本という国の主権者です。あなたも、主権者なんですよ。この国を動かせる。コントロールできるんですよ。

言いたいことは、全体量として需要側の要求のままに応えていれば、供給は増え続ける一方だ、ということです。たとえ節約者が1人いても、9人が浪費家であれば、全体の消費は増える。松下幸之助さんの「水道理論」は、貧しい時代こそ機能すれ、豊かな時代には害悪でさえあるのかもしれません。(決して松下さんを批判しているわけでなく、尊敬しています)

いまの政権が、ぼくたちの「何か貢献したい」という気持ちに値するかどうか。それは、ここでは論じません。ぼくたち一人一人が、もっと自覚的にならなければならないなぁ。そう思っただけです。

熱くなりすぎました。反省です。今日も東京都の水道水で、お茶を入れて飲みます。


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3 コメント

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Unknown (ぐるぐる)
2011-03-24 17:48:02
消費の自粛は「第四の災害」だという記事を読みました。一人一人の節約は正しくとも、全体としては誤りになるという「合成の誤謬」を知ってもいます。それでも、と思うのです。
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Unknown (ウーロン)
2011-03-26 12:41:44
記事のタイトル「One for Japan」ではいかがでしょうか?
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Unknown (ぐるぐる)
2011-03-28 08:58:47
ナイス、ネーミング。ありがとうございます。

いや、焦って書いてたので、書き込み時にタイトル忘れ、ボタンを何度もボンボン、押してしまったんです。映らないテレビを叩くのと同じです。パソコンの反応が遅いもので。すると、タイトルなしでアップされちゃいました。

焦るとダメ。こんなときほど沈着に、ですね。
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