壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

新発見!

2010年07月16日 | 読書(文芸、フィクションほか)
おっとり刀。

先日の続き。『警視庁捜査一課刑事』は、20年の刑事経験を持つ著者が、自身が関わった事件を中心に、刑事のなり方(採用)、研修や育成、組織や制度、実際の仕事内容(捜査)について記した本です。肝心の本の内容が抜けていました。

さて、同書には、「おっとり刀」という表現がありました。「おっとり刀で、取るものも取らず出て行く」などいう表現です。漢字では、押っ取り刀でした。

え? と驚きました。「おっとり刀」とは、すわ事件というとき、部下が急行した後、大将が悠揚せまらず出て行く様子だと思っていましたから。文字通り「おっとり」しているという意味です。

そこで、辞書で調べてみました。

【おっとり刀】非常の場合、刀を腰に差さず、手に持ったママでかけて行くさま。急いでいるさま。漢字では「押っ取り刀」「押取刀」とありました。

なるほど。僕の認識は誤ってたんですね。一つ、勉強になりました。