ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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何故恥ずかしい

2019-10-03 21:52:24 | 歌のこと
今月12日(土)のサロンコンサートの準備も、最後の追い込みです。

1部の曲もかなり仕上がってきました!
2部を音楽劇にしてる分、1部はガッツリ目の曲を結構入れたのです。

でも珍しく、日本歌曲もプログラムしたのですよ!これはピアノの大下さんとの、音のやり取りが楽しくて
初めて歌う曲なので、ふふふ楽しみ~

2部の音楽劇は、こちらはこちらで全然別の面白さが(笑)
サロンコンサートは、音楽で私の表現したいものをやる!てことで、今回は初めて音楽劇を披露させて頂きます。
(ここでいう音楽劇とは、私が書いたオリジナルの台本に、クラシックの曲目を挿入するという形式のものです)

で、今回はバリトンの古澤利人さんにゲストでご出演頂き、一時間程度の音楽劇「パパゲーノの憂鬱」を作りました。彼に当て書きして、書いた台本です。

古澤さんは歌は勿論ですが、演技も素晴らしくて。
稽古中、台詞が迷走してる我々……
劇中劇で、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から「お手をどうぞ」(原題La ci darem la mano)をやるんですが。
この曲は私、もう何度もやってるんですが、それでも、この動き(演技)はやった事ないぞー!!
ていうのを彼は放り込んでくる。

しかも、動きが音楽に完璧に合っている。
モーツァルトのこの音楽は、まだまだこんな解釈ができたのか……!と、また新たに気付かされます。
いやいや、もう本当にすごいっす。

しかしですね。

この方は、ドン・ジョヴァンニでこれだけ色々すごい演技をかましてくるのに

音楽劇の劇中劇以外の所…
つまり、台詞部分の演技の所を、死ぬほど恥ずかしがっておられる……

こちらの古澤さんのブログをご覧下さい。
古澤さんのブログ

普段オペラでよっぽど濃厚なラブシーンやってんのに、別にラブシーンなんて大してない音楽劇で、何でこんな恥ずかしがるのか……笑

ていうか、それならドン・ジョヴァンニやる方がよっぽど恥ずかしいだろうよ……と思うんですが。

私には分からない……笑

しかし古澤さん、さすがの歌役者、稽古ではそんな恥ずかしさを微塵も感じさせず、振り切った自然体の演技をかましまくってます。
すごいんだか何なんだか……笑

そんなわけで、自作をこういう風に言うのなんですが、音楽劇も面白く仕上がってきたと思います。

あくまで古澤さんの演技力あっての事ですが、初めて等身大の人間が書けたかな、と、台本としても好きな作品になってます

もちろん音楽劇なので、挿入されている音楽もじっくり聴いて下さいね
気に入った作品になったので、たくさんの人に見て頂きたいのです。

そんなサロンコンサートの詳細は、こちらをクリック



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