ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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『オペラはこうしてでき上がる』

2012-04-11 00:10:44 | コンサートのご案内&ご報告
今までになく大変だった本番、終わりましたよ!無事終了しました~
というわけで、4月7日、氷川荘でのコンサートのご報告です!

関係者のみのクローズドですので、お稽古中の写真で失礼します。ただ、ゲネプロのだから、衣装や道具、ほとんどすべてが本番と同じでしたよー。

今回のお客様はお子様たち中心のコンサート。
とにかくわかりやすく、そして説明しつつも、楽しんでクラシックを聴いてほしいので、音楽をお芝居仕立てでお届けしてみました。
勿論ピアニストは、いつもありがとう、田中健さん。

まずは前半、第一部。

『~オペラはこうしてでき上がる~』

オペラをやるために氷川荘にやってきたピアニストと歌い手の二人が、少しあわただしくしながら、オペラのための準備を進めていく、というストーリー。

最初、ピアニストの田中さんとわやわやしながら荷物を運びこみながら準備を始めます。そこから物語は始まります。



それ、そっちにおいて~

オペラって何?というお子さんの質問に答えながら、準備を進めていきます。
たとえば、オペラの小道具は、あれこれいっぱい。
カルメンのような羽根のショール、お姫様のピンクのドレスにドクロに冠に…使う小道具を見てるだけでも、楽しいもんです!


『私のお気に入り』



しかし、小道具の準備が終わっても、まだまだ、大道具のセッティングもします。やる事はたくさんあるという訳で…くるくる動きまわります。

動きはピアノソロ『トルコ行進曲』に合わせて。




そして、オペラ、というより、歌を歌う時にはピアニストが不可欠。
ちょっとアレンジして、ピアニストについての紹介曲にしました、『広場のチェロ弾き』


この後、2人がケンカしたりしてピアノソロ、『カルメン前奏曲』が入ったりしつつも、オペラの準備は何とか終わります。
さあ、やっとオペラが始められる。うれしくって、最後はテンション最高潮
なので、一部最後の曲は華やかに『椿姫』から「花から花へ」

そしたら休憩に突入です
歌い手の私はオペラの衣装に、田中さんはピアニストとしてのきちんとした格好に着替えなきゃですからね。
そして二部は、ちゃんと、ピアニストと、オペラ歌手として、オペラが始まるという訳です。

さて、少し見てるとお気づきになる方もいらっしゃるかも知れませんが、今回のコンサートの構成の仕方は、「ナクソス島のアリアドネ」と同じです。真似したの。
休憩をはさんで、二部構成。オペラを始める前のドタバタと、その人たちが上演しているオペラ、という設定なんですね。

もちろん一部のドタバタの方も台本は作ってありまして、その通りに進めてはいるのですが。
登場人物が、歌い手中川美和と、ピアニスト田中健という、普段そのまんまの性格と人間関係なので、中には普通に素の状態で、ああ、今オペラの準備をしてるんだな~、と思われたお客様もいらしたとか。

いや、さすがにそれはないですよ…(笑)

というわけで、二部は、『天使のおくりもの』というミニオペラです。こちらの詳細はまた次でね。

一部の『オペラはこうしてでき上がる』の使用曲はこちら。

「おんぷのマーチ」 宮川彬良
「私のお気に入り」 R・ロジャース
「トルコ行進曲」 (ピアノ独奏)  モーツァルト
「広場のチェロ弾き」 宮川彬良
「カルメン前奏曲」 (ピアノ独奏)  ビゼー

オペラ『椿姫』より
「花から花へ」 ヴェルディ





おまけ。

ただのしゃべりの演技ももちろんあります。
こんな…




いつもこんなんばっかじゃん(笑)





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