ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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トナカイ、しばらくお休みです。

2010-04-07 02:27:59 | コンサートのご案内&ご報告
留学前、最後のトナカイでした。

メゾソプラノの
小林真美子さん

テノールの
小野弘晴さん

ピアノは
あずまみのりさん
とご一緒させて頂きました。

早いもので、トナカイに入らせて頂いて、もう半年です。やっと慣れたかな、と思い始めた途端に、自分で決めたこととはいえ、しばらくお休みすることになるのは、やはりさびしいです
お休みしてもドイツに行くのだから、ちゃんと勉強してこなければ。

でも今日のトナカイは、自分で言うのもなんですが、何だか面白かったです
小林さんの、お客様参加型猫の二重唱は、とても勉強になりました!
テノールからバリトンになられるという小野さん、入ったばかりの時一番最初のステージでお世話になった方と、偶然とはいえまた組んで頂くことができて、すごくうれしかったです!

さて、わたくしはと言いますと、何故か、一人モーツァルト大会になっておりました・・・
お客様、申し訳ありません・・・でもお二人が迫力のある歌を歌われていたので、一人モーツァルト大会は、私の個性・・・ということでお見逃しいただけるかしら・・・なんて・・・

今日はジルバークラングのアリアを現代風な雰囲気で歌ってみたりしましたが、いかがでしたでしょうか。
「劇場支配人」というオペラが、もしも現代のお話だったら、ジルバークラングちゃんは、こんな感じではないかな・・・と思い、そのイメージで歌ってみました。

浜崎あゆみとか、倖田來未とかそんな感じかな?そんな系統の新人歌手が、オーディションを受けに来ました、というイメージだったんですけれど。それにしても、このお話って、現代に演出を置き換えても、何も変わらないお話ですよねぇ、私はそう思います・・・。

で、今の時代の歌手、という形をイメージして歌うと、もちろん楽譜は変えてはいないのですが、やはり自然とリズムの感覚が変わり、そうすると自然とドイツ語の発音の仕方も変わったような。
何となく、そんな気がします。そうすると、お客様が受け取る音楽の感覚も違ったのではないのかな?
どうでしょう。ご意見いただけるとうれしいです。

なかなかこういったアレンジしたような歌い方は外ではそうは出せないので、トナカイはこんな遊びもできる、私にとってはとても楽しい場です。
でも、あくまであれはアレンジバージョンの歌い方だというのは承知ですが。でもでも、リクエストがあればまたやります(笑)

プーランクも思いっきりやらせていただきました!でもやりすぎた感もあり・・・今週のプリマヴェーラ・ガラではもう少しきちんと歌えたらいいなあ。

改めて…いらして下さったたくさんのお客様、本当にありがとうございました。


以下は、今日、私が歌わせて頂いたプログラムですー。


「ドン・ジョバンニ」よりヅェルリーナのアリア
"Batti,batti,o bel Masetto"(ぶってよ、マゼット)

「劇場支配人」よりマドモアゼル・ジルバークラングのアリア
"Bester jungling!"(素敵なあなた!)

「フィガロの結婚~ウィーン再演版~」よりスザンナのアリア
"Giunse alfin il momento~ Al desio di chi t'adora" (とうとうその時がきた~あなたを愛するこの胸に)

「ラ・ボエーム」よりロドルフォとミミの重唱
"O soave fanciulla"(愛らしい乙女よ)

「ティレジアスの乳房」よりテレーズのアリア
"Non, Monsieur, mon mari "(いいえ、旦那さま)

ロッシーニ "猫の二重唱"(お客さまに重唱のお題を作って頂いて、小林さんと即興で演技をつけました♪)

今日でトナカイは、しばらくお休みです。留学があるので・・・
でも私にとってはすごく大事な舞台ですので、またいつかきっとトナカイで皆さまとお会いしたいと思ってます
そのときは、ぜひぜひいらして下さいね!!





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