ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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かもめ食堂

2009-07-05 00:20:50 | 普段のこと
今日、家で『かもめ食堂』という映画を観ました。

CМで、かもめ食堂をベースにしてたものは見たことあったんですけどねえ。小林聡美が食パンでサンドイッチを作ってて、もたいまさこが隅っこにいるやつです。

でも私にとっては、小林聡美ともたいまさこ、ときたら、『やっぱり猫が好き』(昔のコメディドラマです。もたいまさこ、室井滋、小林聡美が三姉妹という設定で、どこまでアドリブなんだか台本なんだかわからない演技が無茶苦茶おもしろいのです。)しか私の頭にはないのですが・・・

私、オペラ以外は舞台もほとんど見ないし、俳優さんなどは詳しくないのですが、小林聡美は好きな女優さんです。
でも、室井滋も好き
どんなに何をやっても、「わたくし、室井滋でございます」という誰にも抑えられない、ムンムンの雰囲気がたまらないのです

ああいう歌い手になりたいですねえ。
雰囲気っていうか、面白みっていうか。印象に残ってて、そういう人って、俳優さんでも歌手でも、たまらなく魅力的です。


そういえば以前、『顔』という映画を観たんですが(テレビでやってたのを途中から、ですが。)
主役の藤山直美がすごかったなあ、と思いました。
一番最後、(特にオチをばらしてはいないので、構わないでしょう。)遠景なのですが、藤山直美が海をザバザバと泳いでいくシーンがあるんですね。いやもう、この映画は結構シリアスで、重いテーマもそれなりに詰め込まれてるんですが。

最後、真面目なシーンのはずなのに。

バシャバシャ泳いでる藤山直美を観た瞬間、どっかーん、と笑ってしまって・・・

いやもう、笑いすぎて死ぬかと思いました・・・

この笑い、これは監督は、狙ってたのかしら。
仮に狙ってたのだとしても、泳いでいるという様子を遠くから映しているだけで、どうしてこんなにも笑えるものなのか・・・

そんなわけで、私にとって、『顔』という映画は、藤山直美がバシャバシャ泳ぐラストシーンが大爆笑、という印象が強いんです。
いや、ものすごくいい映画なんですけどね。


ああ、『顔』とはベクトルが全然違いますが、『かもめ食堂』は面白いです
ストーリーも、たるーっとしてて、すごくいい感じ。
それに、主役の小林聡美の、あの、何をやっても「わたくし、小林聡美でございます」
というムンムンな脱力系な雰囲気がストーリーと相俟ってとっても良いです。あの肩の力の抜けた感じが大好き

『かもめ食堂』ってね、フィンランドで日本食を食べさせる食堂をやってる人(小林聡美)の日常を描いた話なんですが。それに何となく知り合った女たち(片桐はいり、もたいまさこ)が何となく加わっていく、というそれだけの話なんですけど。

食堂の話なので、食べ物がいっぱい出てくるんですよ。

特に一番おいしそうなのが、おにぎり・・・
おにぎりがそりゃあもう、おいしそうに作られていて!

あと、やはり作中で作られているシナモンロールもすっごく
おいしそう~。

よくよく考えてみればね、おにぎりもシナモンロールも食べようと思えば、すぐそこいらで食べられるし、作れるのにね。なのに、何でテレビや映画で出てるの見ると、食べたくなっちゃうんだろう・・・


今も、これを書いてるそばでダラダラと『かもめ食堂』、つけっ放しにしているのですが。

うーん、お腹すいてきた・・・



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