両王手用メモ

藤堂は優れた武人であり、指揮官としても有能だが、基本的に戦略の人でなく、戦術の人だった。
　だからこそ、藤堂はゼロに従った。ゼロが廃人化してからは、中華色が強くなりすぎる懸念をあえて無視して星刻をトップに付けた。

　どうも、自分は上司運が悪いらしい。
藤堂は指示を求める各国軍に返答を返しながら思う。軍にいたときもそうだが、黒の騎士団でも上司２人が続けてとんずらしてしまった。
やはり若い。
若いだけが理由ではないだろうが、藤堂は無理やり自分を納得させる。

落っことしたメモ用紙

１０年間総理を務めた扇が教師に戻ってから最初の授業で。



戦争を含めて戦いは誰かが「自己の利益を守るために起こす」
どんな戦争でも誰かが利益をあげている。
例えば、京都６家はテロリストを支援していたが、これが完全な愛国心のみで行なわれたと信じる人はまさかいないね。テロ活動によって赤い石、じゃなくて、サクラダイトの採掘が低下する。その結果、国際相場が上昇する。単純な例ではあるが、単純だからこそ真理といえる。

メモ

星刻は秘密主義である。

洪古とは士官学校以来の親友（洪古はそう思っている）

実は士官学校時代からたまに体調を崩す事があった。でも星刻が隠しているので洪古は敢えて見守ってさりげなくフォローするだけにした。
さて、正式に軍人になっていろいろいやなものも見て、お互い、異なる立場にも立った。宦官付きと制服組では対立もある。

それでもあいつの一番は自分だとそう思っていた。現にこの国を変えるという決意を計画を一番に打ち明けたのは俺に対してで・・・、あいつはそういう点抜け目が無いからな、他にも同じことを思っているやつもいるだろうが。