心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

コリアン・シネマ・ウィーク2017上映作『灰の花』

2017-10-27 | 映画
毎年秋韓国文化院で開催されるコリアン・シネマ・ウィークが昨日から始まり
ました。昨日は『灰の花』(パク・ソギュン監督、脚本、2016年作)が上映され
見てきました。この催しには映画関係者のゲストが招かれティーチインも行
われますが、丁度今年は、この『灰の花』の監督と主演俳優がゲストでした。




映画は、どことははっきり分からない田舎町に暮らす若い女性ハダムと、彼女
の下に転がり込んできた11歳の少女へビョルを巡って展開します。

ハダムは、肉親でも親類でもなさそうな中年女性と、その息子が住む家に下宿
して生活しているらしいのが、女性に家賃を渡そうとする場面があり分かりま
す。もっとも女性は、そんなことはしなくていいと受け取りませんが・・・。

毎日平穏で緩やかな時間が流れていたであろう彼らの生活が、へビョルの登場で
変化を見せ始める。息子にはヒョンと慕い一緒に働く仲間がいた。へビョルは、
そのヒョンを父親だと言われて、この町に探しにきたのだった。

突然現れた娘に当惑ししばらくハダムに預かってくれるよう頼むヒョン、その間
にDNA検査をするつもりらしいが、なぜか嬉しい気分もあるようで小さな贈り物を
買い込んだり、ぼろ家があるのに中に住めないのか、いつも濡れ縁で寝ている自分
のねぐらの隣に簡易テントを買ってきておいたり・・・し始める。

一方息子には不動産屋に努める恋人が居て、結婚するなり駆け落ちするなり関係の
変化を迫られているらしく、ついてはヒョンと共同で貯金しているお金が気になり
始めていた。

そんな中ヒョンの留守中にDNA鑑定書が届き、‘親子関係無し’の中身をへビョル
が見てしまった。ショックを受けるへビョルにハダムは、大人は時々間違いを
犯すこと、だからこれも間違いだから心配するな、私が調べてあげると約束する。

この後ハダムがとった行動でとんでもない事態に~~



あら筋をこれ以上書くと、完全なネタばれになってしまいますので、この辺で
やめておきます。まあこの作品が、一般公開されることは無いかもしれませんが、
される機会が会ったら是非ご覧になってみてください。しみじみとした良い映画で
細部で出演者のキャラクターに癒されること受け合いです。そして、変なとこで
ツボだったのが息子の恋人役で、お笑い芸人鬼奴さんに瓜三つでした。

親切に世話をしながらも、どこか受け入れ難さがあったらしいハダム。自分が
やはりへビョルと同じ年ごろに、母親に置き去りにされた過去の草むらの中に閉じ
こもっていたままだったのです。


監督は俳優たちに演技指導のような事はせず、場面場面での俳優の表現力を大切に
演じさせるのだそうです。一例として、橋の上でハダムがへビョルに自分の履いて
いた靴(タップダンス用の靴)を履かせるシーンは、監督のシナリオではそこでお
終いだったのが、裸足になったハダムに、へビョルが自分のズックを履かせるとい
う演技をしたんだそうです。
監督はそれを監督の映画的野心が、俳優の心に負けたと表現していました。

監督はかつて都会の路地裏の闇を往き場なくさまよう少女たちを見たとき、何も
声を掛けてあげられなかった経験から、『鉄の花』『ワイルドフラワー』そして
この『灰の花』の三部作を作ることになったそうです。最後に少女を複数で旅立
たせることができて、やっとあの少女たちに応えてあげられた気がする。今後も
撮る人、見る人が兄弟になって喜びや痛みを分かち合いながら回復する映画を撮
りたいと抱負を語っていました。

『あなた、その川を渡らないで』

2015-10-28 | 映画

10月26日の昨日四谷の韓国文化院にてコリアン・シネマウィーク『あなた、その川を

わたらないで』というドキュメンタリ映画を見てきました。

 

あと数年で100歳になるという夫と90歳近い妻の老夫婦の1年余りの生活を

追いつつ、純な二人の愛情交歓と結婚生活を振り返り、近づきつつある永遠の

別れを迎えるまでを描いたものでした。

 

二人はとてもお茶目です。冒頭落ち葉がたまった庭を、ハルモニ(おばあさん)が

掃いているとハラボジ(おじいさん)が手伝い、いつしか二人でお掃除。

でもそれも束の間、ハラボジは両手に落ち葉をいっぱい抱え持つと、ハルモニの

頭目がけてに雪のように降らせ始め、いつしか雪合戦ならぬ落ち葉合戦のはじまり。

(落ち葉合戦ではないけれど、ドラマ「冬のソナタ」の初盤で焼却炉当番をするチュン

サンが、ユジンに落ち葉の雪を降らせた場面が、すぐに浮かんできました^^)

 

雪の日は当然雪合戦を、初夏の山・野草摘みの後は、家の前の川で野菜を

洗うハルモニを対岸で見ていたハラボジ、いきなりハルモニにかかるように

小石を流れの中にポチャン。この時もいつしか水かけ合戦に!

 

二人は、とてもオシャレです。淡いピンクや紫など綺麗な色のおそろいの韓服を

着て、どこに行くのも堅く手をつないで一緒に出かけます。

老人に鮮やかな色の衣服は、日本人には馴染みのない感覚ですし、私もどちらか

というと地味好みなので、選んでみるといつも似た傾向の色になってしまい、娘に

「年を取ると黙ってても顔色がくすんで暗くなるから、洋服は明るい色にした方が

良い」なんてアドバイスをされています。韓国人の色彩感覚は娘のように若いようです。

 

二人はとても仲良しです。というより相手への愛が深いです。

先の落ち葉合戦の後、ハラボジは庭に咲く菊の花を摘み始め、小さな花束にして

手渡したり、耳に差してあげたり・・・。

深夜、家の外にあるらしい手洗いにハルモニが行く時、ハラボジは一緒に

お布団から抜け出し手洗いの外で歌をうたって待っててあげます。

二人はさりげなくいつもスキンシップしています。寝ている時はハルモニの髪を

なでてあげるハラボジ。身支度の時はお互いに相手の御髪の手入れも・・・

 

超高齢の老夫婦のドキュメンタリー、当然家族関係についても描かれます。

深刻ではないけれど、若干の問題も抱えているようですが、大したことは

ありません。二人は仲好く二人の生活を楽しんでいますし、家族は正月や

誕生日には二人の家に集合します。

 

映画の終盤ハルモニは洋品店でパジャマを買います。6人分・・・孫用?と

思っていると・・・・ちょっと違うようです。

病気や戦争で亡くなって、買って着せてあげられなかった子供のための寝巻だ

そうです。

「あの世であなたが着せてあげてね」と死期の近い夫に託し、竈で燃やします。

 

長い結婚生活いろんなことがあったけれど、二人とも誰よりハラボジが・ハルモニが

大好きで、死が二人を分かつまで一緒にいることそのものを大切に暮らしています。

 

秀作です。二人の日々の生活からにじみ出てくる相手への愛が、しみじみと心に

沁みてきます。今日検索していて、この映画が韓国作だという理由で、日本では

一般公開の目途すらないという記事がありました。残念でたまりませんが

良い作品なので、きっと、じわ~っと見られていくと期待して~~。

 

 


映画観賞のお勧め

2015-01-03 | 映画

新年も4日目明日からは平常通りの方も多いことと思います。

私のお正月、元旦は我が家恒例の総持寺への初まいり、2日・3日はTVで箱根駅伝観戦。

ながら観戦ですがさすがに10区の走りには、いつも目をくぎ付けにして見ています。

どの選手もチームの為母校の為一心にひた走る姿が素敵でした。

 

さて今日は映画の上映情報をお知らせしたいと思います。

昨年4月にソウルで見た『逆鱗』が「日本上映は来年以降になる」と云う私の予想を

裏切って、12月26日から始まっています。

 

        邦題 『王の涙・イサンの決断』(原題『逆鱗』)

        主演 ヒョン・ビン(王 イ・サン)

            チョン・ジェヨン(尚冊 カプス)

            チョ・ジョンソク(暗殺者 ウルス)

            ハン・ジミン(王太妃)

英祖が亡くなり22代王位についたばかりのイ・サンは常に暗殺の危機に見舞われていた。

子が殺される前に手を打とうとした母は敵の手に落ち

唯一心を許してきた側近中の側近、内官の尚冊は実は敵が忍び込ませた刺客の一人と判明し~

いつしか王の寝所は敵の包囲網の中に囲まれ~

絶体絶命のイ・サンは如何に窮地を脱するのでしょうか?!

 

イ・サンは朝鮮王朝500年の中でも4代世宗と共に名君の誉れ高い王として有名です。

ドラマの中で知った狭い知識ですが、官僚の登用について庶子の登用の道を開くなど

前半はホンクギョン、後半はチョンヤギョンの補佐をうけ善政を行ったといいます。

ドラマ「イ・サン」ではイ・サンの側室役で可憐なヒロインを演じたハンジミンが、この映画では

イ・サンを亡きものにせんとする一派の領袖として悪役を演じています。

変身ぶりを期待して見てください。

暗殺者を育てる影の組織の元締め役チョ・ジェヒョンの存在感も見逃せません。

 


コリアン・シネマ・ウィーク2014「チラシ:危険な噂」

2014-10-27 | 映画

 

昨日の北斎展に続く10月25日(土)の報告です。

 

韓国カフェでの食事を終えた時点で2時32分、遅刻覚悟で一旦は地下鉄の駅に

向かいましたが、路線図を見るとグルット大回りするばかりか、乗り換えもありで

どうにも時間かかりすぎに思え・・・・出費に目を瞑ってタクシーに乗りました。

 

コリアン・シネマ・ウィークは東京国際映画祭提携企画として、韓国文化院が毎年

10月に「韓国映画を通じて韓国の文化や社会、さらには韓国人の情緒などを紹介し

韓日の文化交流の促進と友好親善関係の増進に寄与することを目的」に実施して

いるもので、日本未公開の作品などが集中して上映されます。

 

チケット入手方法は2種類、一つは韓国文化院会員対象の招待券に応募すること

もう一つは市販を待って購入すること。

去年は知ったのが遅かったので、チケットが残っているものを、購入して見ました。

今年は早くからチェックしていたので、文化院の招待枠に応募し抽選に当たって招待され

ました^^

 

今年選んだのは『チラシ:危険な噂』です。どんな映画なのか予備知識もなく、作品

紹介文を見てたまたま感で選んだ作です。

 

芸能事務所に務めるウゴンは「人を見る目と粘り強さだけが取り柄の熱血芸能

マネジャー」です。あるオーディションに参加してきたミジンを見て、スターに育てるべく

決意します。しかし、いかんせん雇われている身、事務所の方針と対立して辞める

ことになります。自分を信じてついてくるというミジンのために、個人事務所を立ち上げ

成功のために汚れ仕事も厭わず頑張り、やっと主役を取れるところまで来た矢先

証券街のチラシによって、ミジンは大型スキャンダルに巻き込まれてしまいます。

その結果・・・・ミジンは命まで失うことに。

 

根拠もないチラシのせいで全てを失ったウゴンは、このままでは終われない!と

チラシを流布した犯人を探し始めます。

 

難しいかに思えた「チラシ」との接触の糸口は、知り合いの芸能記者の紹介で

自分もメディア関係者と偽って、意外に早く見つかりますが、まあそれからが息つく

暇もない程に手に汗握ったり、主人公に加えられるリンチにあたかも自分が受けている

様に恐怖にどぎまぎしたり~~、苦手な暴力シーンがあって、見ている間ずっと

緊張し通しでした。

 

主役のウゴンを演じたキム・ガンウという俳優は、デビュー年後に出演した「シルミド」

(カンウソク監督)で‘個性的溢れる演技により頭角を表し、韓国映画界で大きな注目を

集めた’と言われているそうです。

 

シルミドは見ましたが、他に注目する人が多かったのか、不幸にしてこの俳優さん

は印象が残っていませんでした。

今回初めて見てウゴン役を体当たりで演じる強靭な力に圧倒されました。作中逃げる

チラシ関係者を追いかけるシーンがあるのですが、車で逃げるチラシを全速力のランで

追いかけるのです。

数キロは追いかけたはずです。韓国の俳優さんには、とても身体能力の高い人が居る

そうですが、これを撮るのに、キム・ガンウさんも実際全部走ったのだろうか?!

とても気になりました^^

 

この疑問は、上映終了後すぐ解けました。シネマ・ウィーク期間のイベントとして関係者の

ティ―チインがあるのですが、それがこの日この作品の主役俳優で行われたのです^^

 

上映後、司会者、通訳者と共に舞台に現れたキム・ガンウさん、まずは韓国映画人を代表して

ご挨拶の後は質問タイムとなりました。先の疑問があった私、当然挙手しました!

ところが、最初に当たった人の質問に対する答えに私の疑問の答えも出てしまいました。

     

     質問:撮影中しんどかったことは何ですか?

     キム・ガンウ:チラシの業者を追いかけるシーン。映画に映る場面は編集されて短くなって

     いますが(いえいえ結構長いです)本当にたくさん走りました。実際の道路の交通を遮断

     して撮るので週末を利用して撮ったのですが、都合4週間かかりました。それで週末が

     近づくと憂鬱になりました。

 

幾ら身体能力が高くても、車を追いかけて何キロも走るのは大変だと分かりました^^;

次回作は現在撮影中で、燕山君に題材をとった歴史劇だそうです。この燕山君も

ドラマや映画によく扱われますが、今度の焦点はどこにあてられるのでしょうか?

 

他にチラシ編集長役で、当初「太王四神記」ヒョンゴ役にキャスティングされたチョン・ジニヨン、

「太王四神記」チュムチ役のパク・ソンウンは、真相に迫るウゴンを無表情で非情な制裁を

加える役で出ていて本当に震えるほど怖かったです。

 


映画観賞(2) 『逆鱗』

2014-10-08 | 映画

 

              

春の留学中の授業で大衆文化について学ぶ項があり、映画を見る必要に迫られました。

インタビュー試験でも課題の一つに映画の感想文があったので、当時上映が予定されて

いたものの中から『逆鱗』を選んでみました。好きなジャンルの史劇であったこと、正祖は

ドラマ『イ・サン』や『風の絵師』等で予備知識があったこと、主演の正祖を兵役除隊後初の

復帰作に、これを選んだヒョンビンが演じること等が選んだ理由です。

本当はもっとたくさんの作品を見たかったのですが、余裕がなくてこれ一作だけでした。

 

ヒョンビンは、BYJに嵌まり彼の他作品を見る為に、韓国ドラマを放映するチャンネルを

契約していた頃、見るともなく見ていた『アイルランド』という番組で初めて見て以来、その

端正な美しさに関心を持った俳優です。ファンというほどではないので、インターネットで

情報を追いかけたり、新作品を待ち焦がれる程の事はありませんが、ニュースなど偶然

見かければ、必ず目を通します。BYJとも親交がありそうなことも嬉しい要素です^^

 

さて、そんなこんなで期待して観賞したこの映画、期待が大き過ぎたのか、見終えて

妙な違和感がありました。ヒョンビンは期待を裏切らず素敵だし、ストリー自体の見所も

多いし、登場人物それぞれのキャラクターもよく描かれ俳優の演技にも文句はないし・・・。

一体何が不満なのかしら?

これと似たような違和感は前にも一度、BYJの『四月の雪』で感じたような気がします。

余りにも封切が待たれて大きな期待があった時の、自分の気持ちと見た第一印象の何だか

しっくりこない感じ、期待しすぎが原因だったのでしょうか?

 

 

今年4月末の封切りだったので、日本上映があるとしても来年以降になると思いますが

簡単に内容をご紹介します。

 

龍は中国や朝鮮で王になぞらえられる想像上の動物です。81枚あると云うその鱗は

胸にある一枚だけが逆さに生えているとか。そこに触れられると龍は激昂し、触れた者を

即座に殺してしまうのだそうです。このため、「逆鱗」は触れてはならないものを表わす

言葉となり、王の激怒を呼ぶような行為を指して、「逆鱗に嬰(ふ)れる」と比喩されるよう

にもなったと言います。

 

映画『逆鱗』は朝鮮王朝22代の王正祖が、祖父英祖の後を継いで即位した後の、ある

一日について描かれています。彼は11歳の時に、父を祖父の命によって殺されます。

米櫃に閉じ込められ餓死していく父を、なすすべなく見送らねばならなかった幼いイ・サン

その悲劇的な生い立ちとその後の聖君としての業績はドラマチックで、TVドラマにもよく

取り上げられるようです。

 

当時の朝廷は老論派(ノロンパ)が主流派として実権を握り、英祖の二人目の皇后

チョンスンワンフがその後ろ盾となっていたと言います。15歳で高齢の英祖の皇后になる

という「不遇」の人生を、政治的影響力を持つ事で慰めでもしたのでしょうか?

サド世子の死の背景には、この老論派と、老論派に対立する少論派(ソロンパ)の抗争が

あるとも云われています。罪人の子は王になれないため、英祖が夭折した長子の養子とし

世孫という王位を継承する資格を得ました。

 

その正祖が即位するや「余はサド世子の息子である!」と宣言したのですから、宣戦布告

したも同然です。世孫時代から幾度となく、暗殺の危機にさらされたそうですが、まさに

最大の危機が襲ってこようとする24時間を、正祖を取り巻く人間模様とそれぞれの思惑が

凝縮されて描かれます。

 

正祖を守るのは、幼き日より殺人鬼として育てられ内官として王宮内に送り込まれたものの

孤独な正祖に胸打たれたその日以来、常に傍に仕えてきたサムチェクと側近武官ホン・ク

ギョンの二人ですが、とりわけこの映画では正祖と共にサムチェクとその弟、暗殺者のウルス

も主役(級)です。

王宮の外には今にも敵方に加担し事を起こすべく隊列を整えて待機する将軍が居り…

一方王宮の奥深く王の寝所の屋根の上は、政敵が送り込んだ群れに包囲され~~。

 

「生きねばならない者、殺さねばならない者、助けねばならない者」こもごもの息詰まる闘いが繰り広げられる。

 

最も印象的なシーンは、サンチェクが並みいる高官たちが誰も答えられない正祖の要求に

こたえて語る中庸23章です。

小さなことも無視せずに最善を尽くさなければならない。

작은 일도 무시하지 않고 최선을 다해야 한다.

チャグン イルド ムシハジ アンコ チェソヌル タヘヤ ハンダ

 

小さなことにも最善を尽くせば丁寧になる。

작은 일에도 최선을 다하면 정성스럽게 된다.

チャグン イレド チェソヌル タハミョン チョンソンスロッケ テンダ

 

丁寧になれば表面に滲み出

정성스럽게 되면 겉에 배어 나오고

チョンソンスロッケ テミョン ぺオ ナオゴ

 

表面に滲み出れば見えるようになり、

겉에 배어 나오면 겉으로 드러나고

コテ ペオ ナオミョン コトゥロ トゥロナゴ

 

見えるようになると、たちどころに明るくなり

겉으로 드러나면 이내 밝아지고

コトゥロ トゥロナミョン イネ パルガチゴ

 

明るくなれば人を感動させ

밝아지면 남을 감동시키고

パルガチミョン ナムル カムドンシキゴ

 

人を感動させれば、たちどころに変わるようになり

남을 감동시키면 이내 변하게 되고

ナムル カムドンシキミョン イネ ピョナゲ テゴ 

 

変われば成長する。

변하면 생육된다.

ピョナミョン センユッテンダ

 

故に、ひたすら世の中で真心をつくす人だけが、

그러니 오직 세상에서 지극히 정성을 다하는 사람만이

クロニ オジッ セサンエソ チグキ チョンソンウル タハヌン サラムマニ

 

出て世の中を変えることができるだろう.

나와 세상을 변하게 할 수 있을 것이다.

ナワ セサンウル ピョナゲ ハルス イッスル ゴシダ