心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

三角キムパツ

2017-07-29 | 2017年夏ソウル生活
7月28日、去年通ったポジャギ教室に週1回通うことになりました。
教室で久々にお会いした先生と話していると、チングの外に来ていらした
生徒さんが「日本の方ですか?」と声を掛けてこられました。

教室に通って6・7年になるという日本女性でした。こちらに住んでいる
というので、ご職業は?どうしてその仕事をやることになったの?
失礼になったらいけないと、前もって根掘り葉掘り聞きたくなるかもしれ
ないとお断りはしましたが、本当に色々聞いてしまいました^^;

ソウルでゲストハウスポムを一人で運営していて、日本人女性を対象に宿
泊・料理教室・伝統手芸の体験ができるとの事。男の子4人を育て成長を
見届け、興味のあった事をしたいと、語学留学から始めて、料理学校へも
行き~と準備したそうです。素晴らしい!

私の興味をつきつめていったら、辿りつきそうな事をなさっていて、羨ましい
限りです。

当然韓国語もペラペラで、先生が日本へ旅行された時の話などで盛り上がり
ました。その話の中で三角キムパッが、凄くおいしかったと韓国人プラス
その人が~

三角キムパッって何だろう?・・・・三角から想像が働き、おにぎりと
わかりましたが・・
そうなんだ、日本人的にはおにぎりはお握り以外の何物でもないけれど、
韓国人的にはお握りは、海苔(=キム)の巻いてあるキムパッの一種で
あり形が三角だから三角キムパッなんだ。

では韓国のキムパッを日本的にみれば巻きおにぎりになりますね。でも私
たちは形から見て、それを巻き寿司と勘違い!
慣れるまではお酢の入っていない‘韓国巻き寿司’に、変な巻き寿司だと
思うことも多かったと~

所変われば品変わる、ちゃんと昔の人は教えてくれているのに・・
とかく人は自分中心に考えがちでいけませんね^^;
三角キムパッから久々に、随分昔に見た日韓合作ドラマ『フレンズ』まで
思い出してしまいました。


(※先生が物凄く美味しかったと言っていたお握りはめんたいこおにぎりでした。)





トッソム散歩

2017-07-28 | 2017年夏ソウル生活
7月27日、今日はソウルの東部トッソムに行ってきました。
先週ヨン様チングと行った時、パン屋さんが月・火と連休だったことを知
らず入れなかったことで、再チャレンジです。

2号線トッソム駅下車8番出口だったでしょうか、駅のホームからホームと
反対側を見ると、ひと際高いビルが2棟並んで建っている向こうが、ソウル
の森ですから、あの方向に進む出口です。

先日は、往きは7号線ソウルの森駅からでしたが、帰りをトッソム駅に変更。
センターコヒーからトッソム駅へ向かう途中の通りに、結構素敵なショップ
があって眼が楽しかったです。

駅からはのっぽビルに行きつく少し手前で、右に入ればその通りです。

まずは自家焙煎をしていて目に付いたカフェ。店の前の看板にチョークで
빵의 정석とありました。




ハングルで読んで、‘パンの定石’どういう意味だろう?と気になり近寄っ
て行ったら‘鄭昔’でした。何か由来とか、思い入れがあってつけた名前な
のか、お店に入って聞いてみたいと思いましたが、お話だけではちょっと失
礼そうなので今日は我慢、我慢!




次は皮の専門店、入口の張り紙には店主がある鞄会社のデザイナーも兼ねて
いる関係で、しょっちゅう留守をすることやここはそこのショールムを兼ねて
いる等とあります。渋いブルーの可愛いバッグがあったので、娘にどうかと
手にとって見させてもらいました。大体の所20代向け商品、ギリギリ30代前
半までが対象の様です。




食器から袋もの、お洋服迄、お手頃価格の輸入ものを置くらしいお店。
袋物は手刺しかとも思える、小さな刺繍が全体に施され良い感じです。




いよいよセンターコーヒーが近づいてきました。こんな風景になります。




森で遊ぶ乗り物を貸し出しているお店の角を曲がればすぐパン屋さんとセンター
コヒーが並んで見えてきます。





リニューアルされた民家が渡り廊下で連結されています。




まずパン屋さんにお邪魔しどんなパンがあるか見せていただいてからお隣へ。

今日は、午後にコーヒーを飲むと夜眠れなくなるときがあるのでスバッジュー
ス(西瓜ジュース)にしました。




そうそう、帰り際ファジャンシル(化粧室)も見せていただきました。
中の電気系統スイッチが3個あったので良く見てみると、メイン照明の外に
こんな可愛い電灯がありました。



中の文字が見えたでしょうか?



さて3月に冬枯れのソウルの森に訪れ、緑が萌えだしたらさぞや素敵だろう
と思っていました。今やっと期待のソウルの森に入って行きます。



3月にもいた結婚の記念アルバムを作る人達。遠くからソオット失礼してみ
ました。無断ですが...風景の一部ですから大丈夫ですよね^^;




森には様々なコーナーがありますが家族広場の近くにこんな素敵なおとぎ話
の世界のコーナーが作られていました。魔女のお家の様ですが・・・





森の中は子連れの女性たち、中年以上のおば様グループ、楽しげに集うお歳
を召したおじ様たち、たま~に孤独を楽しむ男性等が木陰で、思い思いに
憩っていました。

ゆったり流れるこうした風景、見ているだけで癒されます^^


日帰りバス旅行

2017-07-27 | 2017年夏ソウル生活
昨日のバス旅行の報告です。カメラを持ち歩く元気が無くスマホで撮っていますので
ボケボケの画面で縮小もうまくいきません。お見苦しいと思いますが、ご容赦ください。


朝7時出発のバスに乗るため、下宿を6時10分過ぎには出発、待合せのソウル駅
10番出口に向かうと、出口の階段一歩手前でチングからカカオが入りました。
時間をみると6時45分、約束時間5分前でした。よしよし遅刻じゃないぞ!

到着後程なくバスも来て、行き先を確認すると무창포(ムチャンポ)とあります。
どこ?と聞くと、忠清南道の海水浴場だそうです。みるとチングの足元はビーチサン
ダルのような~。私はというと、雨で日にちが延びたけれど、初めはどこか山がつく
所へ行くと言っていたので、持ってきた靴の内、坂道歩きが大丈夫そうな方を履いて
きました。オットケ~

ソウル駅を出発すると、蚕室と高速にはいってからどこか一か所で人が乗ってきて
全員揃うと・・・、今から食事をお出ししますと言って、何人かおきに使い捨てビニー
ル手袋が渡されました。
何だろう?と思っていると「今手袋を渡された人は手伝ってくださいと説明があり、
食事が盛られたお皿が、順々に後ろへ送られる時の手渡し役と分かりました。

楽しみの一つだったバス旅行の朝ご飯!今日の献立は、黒米と何か赤いお豆が入った
ご飯と、パンチャンは定番のキムチ、コンナムル、ミョルチポックン、イカの和え物。
美味しくいただいて、ご飯はお替りをしてしまいました(いけません、いけません!
美味しいんですが、味が濃いのでついご飯を食べすぎてしまいます)。

バスは順調に進み、何だか凄い長~い橋を渡りました。世界一長い橋なのよとチング。
その途中か出てからかわかりませんが、休憩所に寄った時、横浜のベイブリッジを
ちょっとだけ思い起こす橋を見つけ1枚。



吊り橋というと、大体こんな形になるのでしょうか?
(でもフォルムは我が地元のが美しいぞ!)


今日の目的地はムチャンポですが、そこは去年行った海が割れるので有名な珍島の様に
海割れ現象が起きるところだそうです。聞いてみてびっくり、何も知らずに来ましたが
海割れが、また見られることに期待感が増しました。でも海割れまでに時間があるそう
で、その前に開心寺(ケーシンサ)に連れていかれました。







釈迦誕生日はとっくに過ぎましたが、まだ提灯が~~。ここは一年中飾っておくのかも…





思ったより歩かされた距離にバテバテ!
それでも歩かなければ目的地につきません。↓ 一心に山道を降りる私



やってきましたムチャンポ海岸、海割れがあるというのに人がほとんど居ません!



近くの食堂で貸し長靴があったので借りて、海へ向かいます。
どんどん潮が引いているのが分かります。サンダルを脱いで裸足になったチング↓


友は歩きづらい砂浜を嫌がったのか、暑さに参っていたのか途中で戻ってしまい
ました。一人頑張る私↓



潮が引いてむき出しになった砂浜や岩に若布がドッサリ!去年珍島で、セスッさんが
一生懸命採った若布をバスの停留所に置いてきてしまった事を思い出しました。
採って帰ってあげたら喜ぶかしら?



↑の写真の画面上の方に、横に続く点々とした黒っぽいものが見えるでしょうか、これが
海割れの場所のようです。
 

結局私も暑さと、閑散とした乗りの悪さに海割れの場所まで辿りつく気力を失い、ワカメ
採りに専念する事にしました。

手持ちのビニール袋に一杯採って今日の磯遊びはお終い!
長靴を返しに行くと、お店の人がまだ若いから堅くて食べられない、とか言います。
そんな~折角採ったのに!

3時間いただいたここでの時間、30分も使わず昼食場所と指定されたお店に行きお昼に
しました。
選んだ料理は、お店に居たお客さん全員が食べていたヘムルクッス(海産物入りうどん)
とムルフェ(刺身と野菜を冷え冷えのシャリシャリのヤンニョムで和えたもの)。
チングとシェアして頂きました。
のぼせそうな暑さに口当たり良く、甘辛く酢の加減も程良いムルフェが凄く美味しかったです。


        昼食のお膳

ヘムルカルグッス


ムルフェ(上に乗っている白い千切りは梨です)


残りの自由時間1時間半程をバスの中で過ごし、定刻3時に最後の見学地海美邑城(ヘミウッ
ソン)へ向かいました。
セスッさんのお土産にと採った若布は、利用できるか本人に問い合わせる為、送ったカカオに
返事が来ず、取りあえず持ち帰って渡しました。
いずれ食卓に登るかどうかは、後のお楽しみです。

遠足日和

2017-07-26 | 2017年夏ソウル生活
昨日に引き続き快晴!焼き付けるような太陽が怖いが、今日は
당일치기로 소풍 가는 날이다.(日帰りで 遠足に行く日だ)

久々に見る青空に、駅へ急ぐ足を止めて写してしまった。
今日行くところは、무창포という海辺だそうです。
ソウルチングが予約してくれた日帰りバスハイク、
どんな所か行ってみての楽しみです^^

石造博物館について

2017-07-24 | 博物館



ソウルの北部、景福宮の後ろに鎮座する、北岳山の山腹と思われる一画に、
石造博物館はある。正式名称は“우리옛돌박물관”(直訳ー我らがいにしえ
の石の博物館ー以下石造博物館とする)という。

先々週高校同期生と城壁散策で城北洞を訪れたついでに見学し、更にヨン様
チングを案内して先週も訪れたばかりである。65歳以上はシニア割引があ
り、会員加入すれば一般成人観覧料の一回半程の金額で、一年間何度も訪問
可能と帰る時に知った。8月末には、別なヨン様チングさんたちとの訪問が
ありそうなので、会員になるというと、今日の入場料との差額を支払えば良い
との事。素敵なカードを手にしてルンルンになった。

さて最初の日にいただいた資料、少し眼を通したのでお知らせしたい。
この石造博物館、初めて見たときから単に昔の石像を集めて展示した以上の
切実な思いのような物があるのではないかと感じた。
展示物に、王陵の周囲に置かれて墓の主を守るという石像が目についたから
だった。



本来置かれるべき場所でなく、どうしてここに集められているのか?そこで
ピンと来たものがあった。もしやこれらは日本統治時代に、日本の地に渡っ
たものでは?

先週訪れた時友人が、どういう人がここを建てたのか質問をしたら、開館
以来の新聞記事のコピーを下さった。
それによるとチョン・シンイルという事業家が、40年ほど前の若き日に仁寺
洞の骨董店に行った時、今まさに日本に買われて行こうとするコンテナ2個
分の石像を見て、血気盛んな若さから「私が買おう」と思ったのが契機とな
って、石像の収集に嵌ったそうである。

2000年京畿道龍仁に世中イエットル博物館をオープンさせ、更に多くの人々
に見てもらいたいと2015年11月11日ソウルに開館したのが、この石造美術館
である。5500坪の敷地に建て坪1000坪の3層の建物に五つの展示室がある。
返還遺物館、童子館、ボクス(牧守?)館、刺繍館、企画展示館、そして山の
斜面を利用した野外展示場ー石の庭園である。そこに石像1242点、刺繍280
点、近現代韓国絵画78点が公開されている。

展示の核心遺物は返還遺物館(ファンスユムルガン)にある朝鮮時代の石像
だそうだ。2001年紆余曲折の交渉のすえ、一部買取も含めてある日本の個人
から返還された70点の内47点が展示されている。

それらの石像は像に刻まれた衣服文化は無論のこと、像自体の大きさによっ
て陵墓の主の品階が推測できるなど大切な文化遺産である。
まだ日本に所蔵されている文化財を、一点でも多く取り戻せるよう、個人個人
の関心と国家の積極的な努力をと訴えている。

大きな恨(ハン)の塊のような石造博物館であるが、石像たちは唯ひたすら
当初に課せられた使命を果たさんかにそこにあるように思う。
負の歴史を清算しきれずいる国同士の関係はさておき、私個人としては、お
隣の国との新しい未来の関係に思いを馳せつつも、石像と石像のある空間を
謙虚に観覧しようと思う。




※いろいろ調べているうちに日本の資料も見つけたのでお知らせします。
ご当人の了解をいただいておりません。不都合があったらお知らせください。
むくげ通信「朝鮮石人像をたずねて」深田晃二様

※2、この博物館の呼び方を、当初石像博物館と表記していましたが、博物館
側で出しているものの漢字表記に「石造博物館」とありました。したがって
当ブログでも石造博物館に統一し、表記しなおしましたのでご了解ください。