心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

国立古宮博物館

2014-06-25 | 博物館
昨日今日と関東地方は不安定な天候で、ニュースでは低地の浸水箇所に車が
進入して、大変なことになったケースや狭い範囲に、集中して降る雹の問題が
話題になっていました。それを見ていたウリナムピョン、雪掻きを思い出した
らしく、あの大量の氷、高齢者の家の周囲は自治体で対処してもらわないと
無理だよと、自分の今後も含めて心配していました^^


さて今日は、久々に韓国ネタ、といってもヨンジュンさんの話題でなくて
ソウル滞在中に出かけた博物館のご紹介です。



景福宮の敷地内西南の角にあるこの建物は、国立中央博物館が現在地(地下鉄
4号線イチョン駅)に移転するまで、ここに仮住まいを定めていた場所です。
現在は2000年頃には、徳寿宮に展示されていた朝鮮王朝の遺物が、展示される
国立古宮博物館となっています。

エントラスホール(2階)から入って、左へ進み第一室「朝鮮王朝の国王」室は
今回何故かとても興味をひかれました。多分歴史ドラマの影響だろうと思います。
時間をかけゆっくり見学しました。ドラマで耳にした朝鮮王朝の事物など、目の
当たりに出来てとても良かったです。展示物を一部ご紹介します。

御宝(印章):国家と王権を象徴するもので一般的には王の印章を意味するが
      王妃、王世子の儀礼用印章もこう称される。

御冊(オチェク):位が授けられたり尊号をおくる時、御宝と共におくられた書で
       おくられる人物の徳を称賛する文章が刻まれた。材料は王・王妃が
       玉製、世子・世子嬪は竹製
       大韓帝国以後は皇帝・皇后の御冊は金で作られた。

御真(オジンー王の肖像画):先代王を追慕すると同時に、彼らに見守られて王室と 
      国が繁栄するように、祈願して描かれた。太祖から純宗まで描かれ
      眞殿に奉安。生前描かれた物は図写、死後描かれた物は追写、毀損
      したり眞殿を新しくする時は原本を写して模写した。
      御真は当代一の宮中画員(絵師)が、厳格な審査を経て選抜され、王の
      活き活きした姿ばかりでなく、内面の人品と精神までも表現しようと
      努力した。完成した御真は、直接王に仕える如く最高の礼をつくし
      眞殿に奉安し背景にはいつも、王の象徴である日月五峰図を置いた。

家系図:璿源錄-直系のみ収録、宗親録ー王の息子中、嫡子のみ収録
    類附録―王の娘とその後孫、王妃世譜、敦寧譜帖―王妃の家門と外戚
    王の婿を対象に収録

儀軌:王室儀礼-行事の記録

朝鮮王朝実録:国王が亡くなると歴史編纂機関である春秋館で、臨時に実録庁を
       設置し、史官が平生記録しておいた史草と各官庁の記録など各種
       資料を集め実録を作った。
       史草は史官が毎日国王の周辺で繰り広げられる事を記録したもの。
       この史草は王も見ることが出来なかった。史官は記録に公正を期す
       よう努力した。初草、中草、正草の三段階の修正作業を経て実録を
       完成させた。初草、中草は事実の流失を避けるために書かれた紙を
       水で洗って文字を落とした(洗草)。

国朝宝鑑:王の統治行為中後代の王の手本になるような立派な政治を選んで集めた
     もの。実録を見ることが出来ないためこれを通して教訓を得た。

図書は初期は弘文館で、正祖の代からは1776年から奎章閣で管理した。性理学を
統治理念として採択した朝鮮は、文字と礼で国を治めようとする文治と礼治を指向
した。学問を尊びそれを下支えするために集賢庁など学術研究機関が発達した。

王の教育機関は経筵、世子の教育機関は書筵と言われ、毎日朝・昼・晩三度ずつ当代
最高の学者に教育を受けた。従って朝鮮の国王は、政治的指導者であると同時に最高の
学者でもあった。又その文字も精神と心を表わすものとして精進が求められた。


2階第一室だけで数時間を要した故宮博物館、他に宮殿・王室の生活・王室儀礼・
大韓帝国と皇室・天文と科学室などもあり、とても見ごたえがあります。その時の
興味で見る部屋を選んで見学するのもいいのではないでしょうか。

天文と科学室は1階と地下一階に2部屋あり、ハナヨ284P天象列次分野之図を刻んだ
石もあります。失われてしまった王朝に思いを馳せる手がかりに溢れたところです。

今後 どうしようかな?

2014-06-21 | つぶやき
大変ご無沙汰していました。
帰国後、毎日が日曜日のような生活に戻って、時間はたっぷりあるのですが
まったく更新できない日々が続いています。ソウル滞在中の記事はまだ2日分
残っていますが、それを済ませた後どうしようか、心が決まらずにいました。

私の目で見た韓国の情報(相変わらず大げさな表現ですね)を発信していきたいと
開始したブログです。韓国ネタが途切れた後どう続けるか、閉じることも含めて
悩んでいました。一方韓国語の勉強も、留学で少し弾みがつきましたが、帰国後
ドラマをぼんやり見るだけで、これといった勉強は何もしないでいます。

留学を契機に一気に一定の成果を見るところまでやってみようか、という思いも
あり,戻って以来のダラダラした生活を、何とかしなければと思いながら…
毎日あっという間に過ぎて行きます。

留学時は学校に通うこと以外にも,できたらやってみようと思っていたことが
あります。3年前の夏、あるドラマへの関心から興味がひろがり、1冊の本と出会い
ました。年末までにはほぼ読み終わったその本を、いつか機会があれば、長く
韓国語とかかわってきた記念に、何らかの形に残したいと思っていました。いつでも
スタンバイに入れるよう、分からないまま保留している部分に手を入れ、コンピュータに
インプットし終えること。そして去年秋の旅行時にソジチョガットルのおかみさんに
口を滑らしてしまったパンフレットの翻訳。このいずれも学校の課題をこなす
ことのみに時間をとられ、殆ど手つかずです。

幸い我が家には、私の手を必要とする人はいない状況です。連れ合いには一人ぼっちに
させて申し訳ないけれど、自分の好きなことだけをさせてもらっても、差し障りが
なさそうかと・・・

ということでまた近々ソウルに向かう予定です。



アジサイ記念日

2014-06-10 | ヨンジュンさん関連
おはようございます。

今日は6月10日、6年前のこの日彼が鎌倉のアジサイを訪ねたことを知って
以来、この日はアジサイ記念日と呼ばれるようになりましたね^^

また今日はヨンジュンさんを大好きな家族のお誕生日でもあります。
大切なヨンジュンさん、そしてお二人のヨンチングをはじめとするヨンジュン
家族に、思い出のアジサイをお届けします。







ベニガク 名前のベニに「紅」を連想しましたが、真っ白いです!


これも白


茎が濃い茶色のものがあります。


もう少し近くで


これはピンク、小町だそうです。


もう一つ、ピンク


最後は、水色


おまけの姫シャラ


モルディブに勝るウィ島の朝

2014-06-07 | 地方旅行
「ハナヨ14.風景」の中に「モルディブのどことも比べられない」私たちの朝という写真
があります。気に入ると同じところに繰り返し行くことが多い私ですが、今回は今まで行った
ことのない地方へ行ってみたいと思っていました。夜空を眺めるのが好きなヨンジュンさん
人通りの少ない早朝の風景もお好きのようです。日本版387P「私たちの朝」は韓国版385Pで
「ウィドの朝」(初版ではウドとなっていますが、誤植のようです)としてミルク色のとろっとした
風景に、紫色の朝日が昇る前の幻想的な写真があります。ハナヨに登場するおいしそうな
ものに惹かれて始めた私のハナヨ旅、食べ物に関係なくチョイスするのは初めてです^^

ウィ島は西海(ソへ)側、韓半島を南の方へ3分の2程下った辺山(ピョンサン)半島の先に
あります。扶安まで高速バスで行き、そこでウィ島行きフェリーの出る格浦(キョポ)港行き
市外バスに乗ります。
バスの窓からはどこまでも続いているかに見える、セマングム干拓地が見えました。



格浦(キョッポ)港 お約束のように赤白の灯台が見えますが、スモッグで煙って色が
はっきりわからないかもしれません。


湾内で見かけた、恐竜が水面から頭の一部を覗かせたように見えた島影


船の中は私たち以外に乗客が居ないかのごとく、ガラ~ンとしています。船室には枕が
置かれていて、ここに横になって島到着まで過ごすことができるようです。



40分ほどでウィ島到着。とりあえず今夜の宿を確保しなければなりません。港に面した
建物には、民宿の看板を掲げているところが、何軒かあります。とりあえずそちらに向かう
ことにしました。

岸壁脇の道路沿いに花が咲いていました。写真をとろうとシャッターチャンスを、狙っていて
花の中に蜂を見つけました。帰国後検索したら名前だけ知っていたハマナスでした。



港内をぐるっと歩いてみましたが、海水浴の時期だけの営業が多いのか、どこも人気があり
ません。お腹もすいてきたのでまた港近くまで戻り、食事しがてら探すことにしました。
2軒並んだお刺身屋さんの、何となく大きいほうのお店にいきかけたところで、もう一方の
お店のからアジュモニが出てきました。泊まるところを探していると言うと、うちに部屋が
あるというので見せてもらうと、お店の横の路地を奥の方に入って行ったところに、軒の低い
小さな家が、何軒か身を寄せるように建っていました。
夏場は海水浴客でいっぱいになるのでしょう。中を見せてもらうと、いつ客が来ても良いよう
にお掃除だけは常にしてあるようで、清潔であれば良しという私たちの宿に対する、低い要求の
ハードルをクリアーできるところでした。

宿の確保もできて、さあ夕食です。ウィ島は釣りの名所だと観光案内にありましたから、きっと
おいしいお刺身が食べられるはずです。メインの魚を注文するとあとはお店で適当にセットで
出してくれます。ヒラメをチョイスして、まずは韓国式に、コチュジャンと食酢のたれにつけサン
チュにのせ、時にはキムチも一緒にいただきその後は日本風に持参した練りワサビを、醤油に
溶いて食べます。時期外れにポットやってきた客に、準備されたパンチャンや手の込んだ料理は、
何もありませんでしたが、キムチや野菜の醤油漬け、小さな巻貝の茹でたのを、お刺身ができる
までの肴にさっと出してくれたり一生懸命、心づくしのお皿を出そうとしてくれているのを感じ
ました。夫もいつもは軽い韓国ビールが、ここには少しコクのある種類のものがあると喜んで
いました。

私たちに出す料理を全て出し終えると、アジュモニはお店の片隅でご飯と幾つかのパンチャンで
一人で食事しはじめました。一人暮らしというわけでもなさそうなので聞いてみると、夫と二人
暮らしで子供たちはソウルに居るとのこと。ご主人が今居ないのは、チングと飲みに出ているのだ
そうです。食後はもうすることもなく、明日できれば早朝に起きて、日の出前のウィ島の朝を
体験すべく早寝です。

朝の港


日の出


日の出2


日の出3


日の出4


朝食は宿のアジュモニが、焼き魚とテンジャンチゲを作ってくださいました。そして朝一番の
フェリーで帰ろうかと思うという私たちの予定を聞くと、島内一周バスがあるから是非乗るように
と、勧めてくれます。何でも運転手さんの案内が名調子で有名だそうです。そしてきっと
ヨンジュンさんが泊まった民宿も教えてくれるはずだというのです。そこまで聞いては無視して
帰るわけにはいきません。ウィ島の全体像も見てみたいですし・・

バス乗り場は港の船着き場です。フェリーで到着した人を乗せ島内を走る路線バスであり
観光客が居れば、観光ガイドもしてくださる観光バスにもなるようです。
ヨンジュンさんが写したという場所も、泊まったという民宿もたっぷりの名調子で聞きました。
民宿では降りてコーヒーを飲んで行きなさいと、言ってくださるので危うく降りるところ
でした。飲んでいる間バスを止めて、待っていてくださると思いきや、そうではないと言う
のでやめておきました^^

ヨンジュンさんが撮ったという景色


帰りのフェリーはそれなりに乗船客が居てホッとしました。



朝を体験できるだけで良しと思って訪れたウィ島でしたが、思わぬ情報も入手でき本物の
ウィ島の朝を、いつか経験できるかもしれない夢を抱いて戻りました。

5月20日絶品ワッフルのおやつとタッぺクスのディナー

2014-06-04 | 韓国生活
卒業式の日の午後「澗松文華」展の続きです。

模様入りの白磁の壺、この壺は当時史上最高の落札価だったそうです。

白磁青畫鐡彩銅彩草蟲蘭菊文瓶


ソウル城北区の澗松美術館を出て公開される初めての展覧会、きっと作品の多くが
網羅的に展示されるのではないかと期待されます。出口近くには作品カタログが
ありました。去りがたく頁を繰っていると、留学記念に買ったらと夫が勧めてくれた
ので荷物の重量制限が気になりますが、一番見やすい大きいものにしました。
ここでご紹介した作品の写真は、このカタログを写したものです。本の置き具合等
で実際の形とは若干変わって撮れているかもしれませんこと、ご了解ください。

展示会後半の第二部では、ドラマ『風の絵師』主人公のイメージになった(と私が思う)
あの『美人図』も出品されるようです。

展覧会の後は、私の大好きな絶品ワッフルです。お気に入りは三清公園近くにあるビーンズ・
ビンズですが、東大門のドュータとかいうファッションビルにも、出店していて2年前に
行ったことがあります。さがしてみたらすぐ見つかりました。私の好物はミックスフルーツが
どっさりトッピングされたフルーツワッフルです。


フルーツがどんだけたっぷりか! 見てください。この厚み!外はサクッと(といっても
これだけのクリームやフルーツが乗っかっていますから一口目だけ位ですが)中は・・・


夫と仲良く半分ずつのつもりが、4分の1でお手上げだそうで、結局残る4分の一も・・・
このファッションビルから先程のデザインプラザの全景が見えました。(宇宙船のよう)


この後観光公社へ行き、明日からの地方旅行の情報集めです。できればウィ島(ド)へ
行きたいと思っていたのですが、その島が韓国のどのあたりにあるのか知りませんでした。
もし南方で、事故現場に近かったなら行くのを自粛しようと思っていました。
観光公社はソウル市民のオアシスでありさまざまなイベント会場にもよく利用される
チョンゲチョンに面しています。両岸には無数に黄色いリボンが結ばれていました。

今日のディナーは、中間試験後の連休の一日城北洞を歩いてイタリアンのランチをした時
通りがかりに気になったレストランです。メインは鶏料理でコースになったその料理は
とても一人では食べられる量ではなさそうでした。昨夜の打ち上げが下宿近所のとりあえず
の打ち上げでしたから、今日が終了のお祝い本番です^^
ただ乾杯のアルコールは、お店の雰囲気がお酒を飲みながら食べる様子ではなかったため
ここでは食事だけをすることにしました。

前菜は蕎麦粉のクレープ、水キムチはじめキムチ3種、定番の青唐辛子とキューり


メインのタッぺクス、ご記憶でしょうか? ヨンジュンさんがキムジャンをする朝
集合を掛けて自宅へやってくる仲間たちのために早朝から準備したあの料理です。
韓方薬も一緒に炊きこまれた鶏料理です。


お皿が、少し異様に見えるかもしれません。その下にお粥が入った甕のような壺のような
ものがあるのです。この料理も鶏が丸ごと一羽使われているそうです。その意味では
タッカンマリや参鶏湯(サムゲタン)と見た目も味も似ています。もちろんこのタッぺクス
も滋養のあるいろんな韓方材料は入っていますが、味は自分で好きなようにと塩が用意
されているだけです。

有名店なのか次々家族連れやグループがやってきます。自家用車で来る人が多いのか
駐車係の人が複数いました。↓こんなお店です。屋上のオブジェが人目を引きます。


食後のお茶をイルサンでといきたいところですが、既に胸もお腹も満杯です。
持ち帰り用の豆を購入して帰りました。