心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

車椅子の同行者と楽しむソウルの旅NO11ーやってきてしまった最終日

2023-08-26 | 2023年春の韓国旅行

4月17日から5泊6日のソウル旅行について、やっと最終日をお届けします。

残る半日は、最初に訪れた工芸博物館を再訪しようと決めていました。

いつものように朝食を終え、部屋に戻ってお茶をしながら最終の荷作りチェック。持参したものも購入したものも、厳選し少量ですから意外に早く済みました。

博物館の開館には少し早かったんですが、9時半に出発。ホテルの曹渓寺側出入り口を出ると、ホテルの中庭があります。私が単独行動をしている間、夫が車椅子を杖代わりにせっせと歩行練習をしたところです。

 

 

こことも今日でお別れです。感謝と名残惜しさにシャッターを押しました。

 

ホテルの敷地を出て左へ数十メーターーで郵政路と栗谷路の交差点に出ます。

交差点の向こうが博物館ですが、時間が早いので周辺を散策します。

 

 

交差点を北上、徳成女子中学校と高校の間の道。三号線安国駅から三清洞へ抜ける道で、何度も通った大好きな道です。工芸博物館ができる前は駅からこの道に入ってすぐの部分も美しい塀に囲まれた、それはそれは雰囲気の良いところでした!

 

 

新しく標識ができていました。徳成女子中・高の設立者であり独立運動家として知られる女性と、その教えを受けて主体的に当時の運動に参加した女学生たちを讃え、鍾路区がこの一帯の道路440mを「女性独立運動家の道」と指定したあります。

 

韓国民衆の足跡を忘れずに残そうという取り組みは、また↓こんな事も共有されています。‘九回目の春ー記憶.約束.責任’

 

9年前多くの若い命が犠牲になったセウォル号事件.韓国の人々は何故あれほどの惨事になったかを深く記憶に留め、二度とそのような事態が引き起こされない事を祈念しているようです。

 

そろそろ開館時間かと博物館に向かいます。

 

 

今日は別な棟を見るからと、適当に見当をつけて入口を探しましたが、展示室には正面玄関から入らないといけないようでした。坂道を頑張って登ったウリナムピョン、また頑張って同じ道を引き返しましたが、途中にある子供博物館に展望台があるとわかって行ってみることにしました。(子供博物館観覧は子供とその付き添いの大人が対象で、大人だけの観覧は不可ですが、展望台はフリーでした)

 

 

展望台から鍾路360度の風景

 

東側(ビルの向こうに昌徳宮・宗廟方面)

 

南側(正面奥の方に鍾路タワー・鐘閣)

 

おまけ(宿泊したホテル)

                          ↓

 

西側(仁王山方面ーいつも見上げていた仁王山がほぼ同じ目線で、はじめはどこにあるか、わかりませんでした)下に見えている広場は、イベント広場とか書かれていたような気がします.今後どんなイベントが開催され、またこの広場がどんなふうに変わっていくかも、とても楽しみです♪

 

北側(北岳山ー王宮を前にしていないとイメージが違って別な景色のようです)

 

展望台からの景色を暫し堪能し、展示場へ。

第二棟の各種工芸品の制作技法を紹介する展示を、興味深く見ました。日本にも同様の伝統的な技術があるのでとても親しみやすかったです。写真は最近は全てタブレットで撮っているので、写りが悪いと承知しているので数は取らないことにしていますが、展示内容や様子をお知らせできるかと、一点だけ漆の螺鈿技法についてのみご紹介してみます。

まずは螺鈿を施す素材の木製の小箱の製作から(木を加工し小箱や家具などを製作する技術者を小木匠ーソモクチャンというそうです)

 

 

 

 

螺鈿の製作過程

 

 

見学を終えホテルに戻ったのは11時半を過ぎていたでしょうか。昼食は空港で摂ることにして、タクシーを呼んでもらって、12時には仁川へむかいました。小1時間、渋滞もなく快適なドライブでした。

 

チェックイン後は空港のレストランで最後の食事。何を食べたのか写真を撮らなかったので、全く思い出せないのがなさけないです。何となく、前日食べるつもりが違うものになった記憶が新しいので、ソルロンタンにでもしたような気がします。夫はキムチチゲだったそうです。

ここで写した写真が一枚だけあります。人に代わって出来上がった料理を運ぶロボットです。実際にお店で目にするのが初めてだったので撮ってみましたが、お膳の受け渡しのシャッターチャンスは時間切れで狙えませんでした。

 

出国は、成田での出国が地上の職員と機上の職員の連携が、とてもスムーズでどこもスイスイ進めたのに比べると、全然駄目で搭乗時にかなりの時間がかかった気がします。よくわからないので問題が解決するまでただ待っていただけですが、終わってわかってみれば、成田と仁川で車椅子の扱い方が違っていて、そのことに無自覚でいたことが原因のようです。成田で事前連絡したように仁川でも連絡していたら無かったトラブルかもしれません。何事も備えあれば〜です。

帰国時は、もう一つトラブルが起きました。出発時は成田までのバス移動を難なくクリアーした夫、帰国時のバスでは突然腰が痛みだし、狭い座席に身動きできない状態が苦痛で苦痛でたまらなくなってしまったという不幸が………(申し訳ない<(__)>
ドアーtoドアーのバス利用が、介助に一番楽そうだったので。思い返して見ればもう何年も前から、韓国内の地方旅などでも乗車中身動きできないバスより電車旅を好んでいましたね.すっかり忘れていました)

というわけで自宅にたどり着いた時は夫は体が、私は心がへとへとになっていましたが、無事(?)帰れた充足感にもみたされていました。やっぱり旅はやめられません!


車椅子の同行者と楽しむソウル旅NO10ー懐かしい人に会った五日目

2023-08-08 | 2023年春の韓国旅行

旅行も五日目、明日はもう帰る日です。丸一日滞在できる日は今日が最後!午後はセスクさん家に行きますから、午前中にホテルの近所にある大韓民国歴史博物館に行きました。‘歴史博物館’というと鍾路にもあるので、こんな近くに歴博が、どうして二ヶ所も有るのかしら?と思っていました。が18年にはじめて行ってみてすぐ分かりました。こちらは近現代の歴史を対象としているそうです。既に一通りの見学は済ませていますが、機会があればもう一度じっくり見なおしたいと思っていました。

幾度もの困難を迎えながらも、ただ黙って耐えてばかりいたのではなく、その都度民衆自らが立ち上がり権力と闘う動きがあったことに注目しています。そうした力が遂には、国民を蔑ろにする大統領を退陣させることへつながっていきます。

10時開館にあわせて到着。車椅子を押して一緒に観覧のつもりが、ペースが違うのですぐ別々に見ることに〜

待ち合わせ時間までに見られたのは第一展示室のみでした。残りは又別な機会に!

 

お昼はソルロンタンで検索して出た仁寺洞の安国コダ。行ってみたら若い人の多いカフェ風佇まいで、私好みではないのが残念でした。

私好みはパンチャンズラリ、おかわり自由なので〜^^;

頂いたのは夫はユッケ多めビビンバ、私はコムタン。お料理自体は普通に美味しくいただきました。

 

お昼の後は、昨日買えなかった孫のTシャツを求めて南大門市場へ。午後には店主が出勤すると聞いたので、そこをのぞいてから新村のセスクさん家に行こうと思います。

 

 

 

南大門市場は今日も人通りは今ひとつ。地元(韓国)の人っぽい人が通るのみで、観光客は居なさそうでした。日本人や中国人観光客でごった返しの見慣れた光景はまだまだ〜

 

一箇所だけ賑わいを感じた場所がありました。帽子屋さんです。

帽子は私も大好きで、一年を通して被っています。まあまあ買う方なのでわかるのですが、帽子って結構お高いです。でも韓国の帽子のこのお値段!二個で10000wは、一個500円強です。あり得ません!

 

目指す子供服売場に店主は、今日も不在でした。ダメもとで周辺のお店の人に聞いてみると、もっと遅くに来るんだとか。仕方がない、時間があったら又帰りにでも寄ってみましょう。

 

午後2時過ぎ、さあいよいよセスクさん家に向かいます。今日は一旦ホテルの近くまで行き、そこでサジクロ(社稷路)から李大の前を通って新村路方面へ行くバスに乗換えます。地下鉄はもう何回か乗りましたし、昨日新村へ行った時も地下鉄でした。今日は車窓からの景色を愉しみながら行ってみようと思います。

主要な建物等は変わらないのでしょうが、4年ぶりの窓からの景色は初めてみるかのようで、ちょっと不思議な感覚を覚えました。

新村に着いてセスクさんのところへ行く前に、現代デパートで孫のTシャツを買いました。市場へ行かれなかった時の為に取り敢えずゲットしておきたくて〜^^

4年前、ワンルーム型賃貸に改装中だった家は、こんなにふうに様変わり↓

 

 

↑左側の建物が、一番最初にお世話になった部屋のある建物です。2階の窓が二つ並んだ階の手前の窓が私の部屋でした。ここは当時のままの外観です。

この二棟の間を入ると、セスクさんの住まいへの近道があったのですが、何故か塞がれていたので表に回り門前のインタホンをピンポンしました。鍵が開き入ると、玄関へ続く通路は整然と野菜や花が植えられ変わらないセスクさんを感じました。

もう何度も訪ねて、勝手知ったる〜のセスクさん家、玄関を入るとすぐ居間で、奥にキッチンとダイニングがありました。それが模様替えしたのか、居間のソファが消え、あとにダイニングテーブルがデーンと鎮座していました。

模様替えに多少の違和感を感じつつも、懐かしいセスクさんとの再会!それぞれの近況から子供孫、話はあちらへ飛びこちらへ飛び、その間近所のセスクさんのお友達(彼女はオンニと呼び、私も旧知です)が私来訪の気配を聞きつけ、今晩は歓待の会食になることを期待されカカオトークが入ってきましたが、残念ながら私はホテルで夫と自炊ですから辞退と相成りました^^;

 

たあいないおしゃべりにがひとしきり続いたあとセスクさんがふと「夫がね、亡くなったの」力なく言いました。少し耳が遠くて最近はトミに聞こえなくなっている私、聞き間違いかと聞き返してしまいました。思い切ってさりげなく伝えるつもりだったらしいのに、聞き返したために「死んじゃったの!」というとドット涙が溢れてあとは言葉にならず〜、私は私であまりに突然で、やはりなにもことばがでず〜、二人でしばらく沈黙してしまいました。

 

私がセスクさんを呼ぶ発音がおかしいと、それをネタによくセスクさんを揶揄ったと嬉しそうに話をしてくれたことがあります。ご夫婦で楽しむというよりは、それぞれが別なところで楽しむことが多そうなご夫婦でしたが、セスクさんは何かというと「ウリシンラン(うちの旦那様)」「ウリシンラン」と精神的な拠り所としてとても頼りにしていたようでした。このシンラン、漢字で書けば「新郎」で結婚したばかりの相手に対する呼称だと思うのですが、彼女のお連れ合いへの継続する初々しい愛情が感じられて聞くのが好きな言葉でした。

躁鬱症になり辛い時間が続いたそうですがお寺に通い、友人に旅に連れ出され、週日は娘さん宅の留守番役として娘さん親子と暮らすうちに少し元気を取り戻したそうです。

コロナで毎年受けていた健診の間を開けてしまった結果、分かった時はもう手の施しようがない状態だったそうで、治療の為の色々が、何もしてやれなかった事が、どうしても諦められない納得できなかったと。

 

死出の旅は、人間誰もが皆行く道です。突然の少し早いお連れ合いの死は悲しくて立ち直るのに時間がかかるのは仕様がないでしょう。1日でも速くセスクさんらしさを取り戻して生きている間は楽しく過ごしてほしいと思います。

 

 

<チンダルレを見に行きたかったのに見頃が終わったと聞いて諦めたというと見せてくれたセスクさんが育てたチンダルレ>

やはり見頃を過ぎていて、萎れかけているのを指してこれは私たち^^と

 

通りがかった人に撮ってもらった私たち


車椅子の同行者と楽しむソウルの旅NO9ー単独行動日2

2023-07-24 | 2023年春の韓国旅行

四日目午後です。

セスクさんと無事連絡がついて、会うのは明日の午後になりました。

これで午後の予定が亡くなったかというと、そうでもなくて、昨日会ったチング(キョンナムさん)から「時間があったらまた会えませんか」とラインが来て、セスクさんとの予定次第でどこかでお茶でもすることになっていました。セスクさんに会うのは無しになりましたから、いつ会うかはキョンナムさん次第。シンチョンのヒョンデデパート前で3時半に待ち合わせることになりました。

午後の予定が決まって時計を見ると12時半を過ぎています。

今日のランチは初日の夜に振られたマンドゥのお店、宮(クン)です。サラリーマンのランチの混雑第二波は始まっているかもしれませんが、行列の長さを見て他へ行くかどうか、判断しようと思います。

待機の列は幸い2・3組で、10分と待たず入店出来ました^^

空腹で長く待つのは辛いですからラッキーでした^^

 

席に着くや、程なく運ばれるキムチ三種。夫がマンドゥスープ、私が蒸しマンドゥの単品注文ですが、パンチャンのキムチのお陰で、お野菜もしっかり摂れる優れものランチです。キムチを突っついているうちに注文の品も運ばれて、空腹感を感じる事なく食べ物にありつけました^^

 

4年振りの宮のマンドゥは、期待通りの美味しさ!大満足でランチを終えました。

ところがお支払いの時になって仰天(少しオーバーに言っています^^;)!

4年経っているのでハッキリした記憶ではありませんが、4桁だと思っていたお値段が5桁になっています(8,000w→13,000w)。従来なら、日本円に直せば2百円程度だった値上げ幅が、一気に1,5倍です。お手軽ランチ感覚でいたマンドゥですが、侮れないメニューになりました。それでもマンドゥが食べたくなれば、ここへ来るんだろうなあと思います。

 

食事を終え夫をホテル迄送れば、夕方迄また自由時間です^^

待ち合わせの時間にはまだ時間がありましたが、のんびり歩きたかったので、明日見学予定の歴史博物館への道を点検しつつ、地下鉄5号線光化門駅まで歩きました。

写真は撮りませんでしたが、駅へと下りる辺りからセジョン大路を見ると、広場を挟んで左右に車道があったのが、広場は西側に、車道は上下線並んで東側に寄せられていました。それでもこの広場の象徴世宗大王と李舜臣像は変わらず景福宮・青瓦台そしてその後ろに聳える北岳山を背景にデーンと構え、今も韓国とその国民を守るかの如く存在しています。

これぞ私にとってザ・ソウル!の光景です。ここに来るとソウルにいることを実感します。

5号線光化門駅のホームに降りると、あまりに久しぶり過ぎたからか、一瞬方向感覚を失いました。ホームに到達するまでにエスカレーターになん度も乗りますし、地下深く潜るうちにおかしくなった様です。

5号線を2駅目の忠正路(チュンジョンノ)で2号線に乗り換え、いよいよ懐かしい新村です。待ち合わせ時間までまだたっぷりあったので、デパートの子供服売り場、地下食料品売り場をぶらぶら。神経痛で酒断ち以来、なぜかスィーツ好きになった夫の為に甘食パンと自分用に餅菓子を購入。

 

キョンナムさんと会った後は李大博物館へ。ここは小さいながら中々の収蔵品があるところで、見応えある企画展も過去に見たことがあります。今回はキョンナムさんにお付き合いのスタンスでいたので、博物館の展示には特に目を止めず通り過ぎてしまいましたが、地下の展示場のさらに奥(脇)の方に他の建物へと続くらしい位置にも展示室があって、そこで韓服とその作り方の解説らしきものが展示されていました。常設なのかどうかはさらっと通り過ぎてしまったのでわかりませんが、韓国の女性の手仕事チョガッポに若干の関心を持った私には、今になってもっとちゃんと見ておけば良かったと後悔が走っています。数枚しか撮らなかった写真からはどういう意図の展示なのかさっぱり想像がつきません^^;

その写真はこんなんです。

 

 

 

 

 

 

 

見学を終えてキャンパスに出たところで記念に写真を撮りました。自撮り棒などというものを持たないのでひたすら他力本願で、親切そうな女性に声を掛け撮ってもらい、ついでに思い立ってこちらにもアップしようと、一旦外したマスクをつけたのも撮りました。その間ニコニコと対応してくれて、撮った写真を点検後よく撮れた写真に感謝の言葉を口にすると、私写真撮るの上手なんですとウィットある返しが即返ってきました。こんなちょっとしたことがすごく嬉しいソウルです。

 

キョンナムさんと私

 

この後は中国カフェでキョンナムさんは軽い夕食を、私はグレープフルーツジュースでしばしおしゃべり。彼女は初留学時の同期生です。語学研修を終えた後も年に何回か、月単位の滞在を楽しんでいらっしゃいます。そうした中長期滞在の強い味方であった学生下宿が、今ではスッカリ影を潜め4年前に一緒に探した下宿も今はなくなってしまったそうです。今回はゲストハウスよりは下宿に近いコシウォンと呼ばれるところにご滞在だそうです。こんな宿泊事情一つとっても今後の中長期滞在は無理かも〜

 

 

キョンナムさんと別れた後は大急ぎでホテルへ帰ります。

今夜のディナーは昨日のカンジャンケジャン残りと今日購入した豚肉とキムチでなんちゃってキムチチゲです。夜も単品メニューの本当にささやかなディナーです。


車椅子の同行者と楽しむソウルの旅NO8ー単独行動日

2023-07-13 | 2023年春の韓国旅行

四日目になりました。今日は夫は休息日、部屋で休みつつホテルの庭で歩行訓練などもして過ごすそうです。私は昨日に続き市場ショッピング。本日の食材、趣味のチョガッポ用麻布モシの調達etc。お昼は一旦ホテルに戻り夫と昼食に出かけ、午後には以前よくお世話になっていた下宿の主人、セスクさんを訪ねてみるつもりです。

今回の旅行はソウルを楽しむことと同時に、懐かしいセスクさんに会うのも大事な用件でした。旅行を決めたのは昨年秋でしたが、コロナの状況次第では中止せざるをえないかも知れません。連絡は確実に行けそうになってから〜と思って、旅立ちが近付いた3月半ばにいつも利用しているカカオで連絡しようとしたのです。ところがどうしてもカカオを開くことができませんでした。 登録時に設定した携帯電話を手放してしまっていたので、その後いろんなサイトで求められる本人認証の問題かもしれません。去年の3月頃迄は大丈夫だったんですが‥.今の時代携帯(スマホ)無しで暮らすのは中々大変なのかもしれません。根本的には再びスマホを利用することにしましたが、

今回のセスクさんへの連絡はやむなくハガキを送ることにしました。

旅行日程と宿泊ホテルの電話番号を書いて、旅立ち直前にバタバタと出しておいたのです。

最短で水曜(昨日)には届くはずと聞いているので、今日ならばハガキを見てくれているかもしれません。(早く会いたいです^^)

 

いつも通りに起床し、朝食はホテルのダイニングで、部屋へ戻りコーヒーと果物。昨日、京東市場でイチゴをどっさり購入したので今朝の果物は豪華版でした。

 

市場への出発は、南大門・広蔵市場の二ヶ所行くことを考えるとできるだけ早くしたいところですが、開店時間がわからないので、一応10時を目処に出発。

曹渓寺前停留所に行こうと曹渓寺境内を通りがかると境内がすごいことになっていました。釈迦誕生日が近いこの日、境内の提灯飾りは想定内ですが、その下でくり広がるバザーの様な出店は、はじめてでびっくりでした。

 

 

 

 

 

地方の特産物やら、丁度欲しいと思っていた荏胡麻油を絞るコーナーもあって心惹かれましたが、写真だけ撮ってバス停へ。

 

 

 

まずは孫のTシャツを探すべく南大門市場へ。子供服売り場を探して市場内のメインストリートっぽい通りを縦横に歩きましたが、人が少なく観光客はまだまだ戻って無い印象です。

子供服売り場発見(児童服アドンボク)

 

孫の夏のTシャツがほしかったのですが、気になる物がある店は店主が不在で買えずに市場を後にしました。(棟全体の営業時間は決まっている様ですが、中の一軒一軒はそれぞれ別な営業時間のようです)

その後バスに乗り鍾閣で地下鉄一号線に乗り換え広蔵市場へ。

 

 

さすがにこちらは混んでいます。 「うまいもん通り」の由縁通りでしょうか!?

市場はこうでなくちゃ!と写真を撮っていたら(最近はカメラを持ち歩く事はなく全てipad一つで済ませています)ipadからカト、カト…とカカオトークにメッセージが入った音がしてきました。

ハガキを受け取ったセスクさんが連絡をくれたのでしょう!でも受けることができないので、できるだけ早く買い物を済ませてホテルへ帰り電話をするしかありません。大急ぎで精肉店、八百屋(キムチ)麻布を扱う商店を回りました。

食料品を買っている時には気が付かなかったのですが、モシの値段が4年前の約1.5倍になっていてびっくりしました。物価高騰は小耳にはさんではいましたが..これほどとは!

それでも店主の言い値では無く、自分で値を付ける客もいるのが市場の買い物の醍醐味(?)。以前と比べあまりにも高いことや、いつもここで購入するお得意さんであることを訴え、値下げ交渉をしてみました^^;幾らお安くなったかは、秘密のお楽しみ^^

ホテルに戻り買ってきたものを片付け、セスクさんに連絡しようとしてると丁度そこにホテルマンがメッセージを持ってきてくれました。

メッセージにはカカオトークがダメだったのでホテルに連絡したこと、部屋に誰もいないと言われたが電話があったことをメモして部屋に届ける様依頼した等が書かれていました。(部屋に居ないと伝えた時点で、ホテル職員はきっと電話を切ろうとしただろうと思います。そこを粘ってメッセージを書かせ、届けるように依頼していたのはさすが韓国アジュンンマ(ハルモニ)パワー炸裂です。

早速電話したのはいうまでもありません^^

四日目、続きます。(途中ですが一日の終わりまで書こうとすると、いつになるかわかりませんので一旦アップさせていただきます。)


車椅子の同行者と楽しむソウルの旅NO7ー三日目、夢にまで見た市場での買い物

2023-07-02 | 2023年春の韓国旅行

春のソウル旅やっと三日目です^^;遅々として進みませんが、過去頓挫した旅行記を反省、今回は最後まで書くつもりですのでお付き合い頂けたら嬉しいです。

 

朝の目覚めは日本にいる時と殆ど同じ7時前後です。暫くベッドの中で惰眠を貪った後、8時迄には二階のダイニングルームへ向かいます。このホテルはフリーの朝食付きなので滞在中はフルに活用しました。

夫はバターロールパンにサラダ、一口大のソーセージ3・4個にリンゴを2切れ、そして牛乳.私は食パンをトーストしバターを薄っすら塗りワカメスープかポタージュスープ、サラダはレタスにポテトサラダもトッピング、ソーセージは夫同様りんごは一個多め、2人分をテーブルに運び終えると、孫が保育園で食前にする儀式の口調を真似「皆さんご用意はいいですか!ではご一緒に、いただきます!」を小声で口に出して唱えます。これをすると不思議に、日常で溜まる、相手へのちょっとした不満などが消えるので、溜まりそうな時ほど敢えてやります^^;

毎朝ほとんど同じパターンの食事ですが、外に出かけたり、自分たちで用意することなく頂けてとてもありがたかったです。

食べ終えると最後にコーヒーを1杯淹れて部屋にテイクアウト。部屋へ戻りハルラポンとミニトマトで朝の果物の補充をしつつひと休みー。一休みですが、この時間を使って丁度この時期にソウル滞在中の友人にラインで連絡をとりました。午前は予定が入っているが、午後は空いているというので会う約束をしました。

 

今日のスケジュールは市場訪問です。今晩から夜はホテルで自炊しようと思っているので食材をゲットしなければなりません。そして、ついでに日本に持ち帰りたい物も買うつもりです。コロナ後税関の検査が厳しくなったそうで、持ち帰り可能か心配ですが、元々安価で没収されたとしてもダメージが低いものを厳選して買おうと思います。 

 

向かう市場は京東市場、一号線鍾閣駅から乗り換え無しで行かれます。駅までは四、五百メータ、裏通りの路地をぬけて大通に出、少し行くと鍾路2街の交差点。ここは目印に事欠かない交差点です。東南角には、除夜の鐘で有名な鍾閣。北東角には、今や鍾閣より有名ではないかとおもわれる鍾路タワーがありますし、そして西南角には、四年前の四月に突如見つけた赤銅色の大きな緑豆将軍像があります。取り立てて何も無いのが北西角でホテルから一番近いのがここです。そこに地下に降りるエレベーターがあります。そして地下へ下りるとすぐ右側のところに改札があったので夫も私もすかさずTマネーカード(日本のスイカのようなもの)を取り出し、車椅子が通れる間口の広い改札口から駅の中に入りました。ついでホームに降りるべくエレベーターを探したのですが〜〜 

なんと!無いのです。内回り外回りというのか、上り線下り線というのかわかりませんが、其々のホームに下りる階段が一箇所ずつあるのみ!

今回の旅行で初めての公共交通の利用で、のっけから失敗してしまいました!

 

が、無いものはどうにもしようがありませんから、夫には酷な事でしたが、手摺りを頼りにそっと歩いて階段を下りてもらいました。車椅子は、火事場の何とかじゃないですが非力な婆の私がかついで(持って)下りました。この地下鉄は名前の通りソウルで一番最初に作られた地下鉄なので、地上から一番浅い所を走っていて、降りる階段があまり長くなかったのは幸いでした。

 

京東市場の最寄駅は祭基洞。電車から降りる時は失敗がありません。韓国もホームにあるエレベーターは一基だけのようですから、ある所まで行って乗り、降りたところにある最寄りの改札口から出るだけです。改札を出た後は地上へ出るエレベーターを探します。

祭基洞駅のエレベーターを上ってすぐの歩道を市場に向かう時は、少し大変でした。露天商でただでさえ狭くなっている歩道に、荷を運んできたらしい荷台のデッカイバイクが停めてあったり、人もやたらたくさんの人が右往左往していて車椅子が通れるかどうかわからず、行きつ戻りつしてしまいました(ほんの短い距離でしたが)。

駅に一番近い区域には韓方薬店が建ち並び、目指すお野菜などを売る区域は駅からひとしきり歩きます。通りすがりの露天には、あれもこれも欲しい種々の野菜が並んでいて、ついつい目がそちらにいってしまいますが、グッと堪えて目的地を目指しました。

 

目的地到着

今回の旅行の初記念写真(夫)です。

 

 

 

同じく初記念写真(はる)

 

懐かしの市場に、また来られたのが嬉しくて夫と記念写真の撮りっこをしてしまいました^^;

その後、アミエビの塩辛をさがしながら市場内をブラブラ。韓国旅行が好きな私、当然のように韓国の漬物キムチも大好きです。お正月が近づいてくると、買って食べるばかりでなく自分で白菜キムチを漬けたりもしていましたが、コロナで韓国へ旅行できなかったこの三年の間に、冬ばかりでなく夏にもオイキムチをつくったり、冷蔵庫にあるありあわせの野菜を諸々入れて即席キムチ(コッチョリ)を作るようになりました。ですから我が家の食生活の中で、アミエビはなくてはならない必需品になっています。ところが日本で求めるアミエビって本当にチマチマとした量しか売って無いんです。そして高い!韓国の市場では本当に豪快な単位で売られています。そして何より安い!

秋が旬なのでしょうか最盛期には市場の中にある広場のような開けた場所で運んできた軽トラの荷台で注文を受けつつ瓶詰めをして売るというスタイルの販売をしているのを見たことがあります。今はそんな時期では無いようで、普通に海産物店で売られているのを購入。そのお店でカニの醤油漬けを見かけて、今晩はこれだ!と即購入。タッパーの様な大きな容器にたっぷり入って、信じられない安価でした。

(感動物のアミエビ屋さんの写真が無いのは残念ですが、買い物に夢中で写真どころでは無かったのでしょう!)

 

その後プラプラ歩いていて撮った数少ない写真です↓

トマト

 

 

 

栗(こんな時期まで新鮮そうな栗が大量に売られていてびっくりでした)

 

 

 

 

アミエビと共にキムチ作りに欠かせない唐辛子の粉末も、絶対買って帰りたい物の一つです。韓国産辛く無いものと指定して粉末にしてもらいます。その他にはニンニク、エゴマ油、イチゴ、タラの芽を手に入れ市場を後にしました。

市場での買い物を終えるとちょうどランチのタイミングでしたが、外食はせず粉食店で海苔巻きを2本購入し、ホテルでいただきました。夫と私、其々の好みで選んだはずですが、すでに二ヶ月以上前の事、何を選んだのかすっかり忘れています^^;

 

 

午後は友人と工芸博物館の刺繍展を再訪し(この間、夫はホテルで休憩です)、夜ご飯はカンジャンケジャンとタラの芽の茹でたのを持参の手前味噌で美味しく食べ三日目が終わりました。