心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

オンニチプロ カジャNO13ーおまけのムソム伝統マウルとウェナム橋

2016-06-30 | 地方旅行
5月15日オンニのお家訪問旅行のメインイベント、浮石寺の見学を終えると
陽は高いけれど、時間はすっかり遅い午後、それなのにオンニとジョンヒさんは
来たついでにもう一か所寄ろうと言います。ムソム伝統マウルと材木を渡して
作っただけの昔の橋があるから見ていこうというのです。

伝統マウルっていわゆる昔式の工法で建てられたお家がたくさん残っている
地域なんですが、建築物なら既に今日ソンビマウルでたくさん見たし、それより
早く帰りたかったし、木の橋なんて珍しくもないと(全然イメージが湧かず)
気乗りしないまま付いて行き(連れて行かれ)ました。

行こう行こうと乗り気だったオンニは、「私はパス」と渡らなかったけれど、私は
見るなり気分一新!楽しく遊びました^^


외나무다리










橋の幅は人が一人、やっと通れる幅しかありません。途中で向こうから来る人と
出会ったらどうするか?一方が川の中に降り、道を譲って待つ?
それでは下手したら川にはまってずぶ濡れになります^^;ところどころに待避所
のように板が2本になっているところがありました(ホッ)。


무섬전통마울(ムソム伝統村)




分閤門







帰宅後、オンニの家の中庭から見たお月さま。雲の動きが早く、現れては消え
消えては現れ~






この夜の相談では、明日は文武王の海中王陵を見に行くことになったのだが・・・(続きます)

雨の日には♪ーソウルの駅入り口

2016-06-28 | こぼれ話
今日は雨降り、出掛ける用があって電車に乗って出掛けた。
梅雨のこういう時厄介なのが傘である。とりわけ駅まで徒歩15分の距離にある
我が家、歩くと駅に着くころには、傘はたっぷり雨を吸い込んで、時間があれば
良~く滴をきり、人の迷惑にならぬよう巻いてホックを止め乗り込むが、急いで
ポタポタ滴を垂らしながら、乗り込んでくる人もいれば、自分がすることもある
かもしれない。

今日の外出で、今年のソウル滞在中に見つけたちょっとした発見を思い出した。
わざわざ報告する程の事でもないけれど、滞在中に知ったり気付いたちょっと
した事を「こぼれ話」として、思いついた時に報告してみたいと思います。


一番初めの今日は、‘駅入り口の雨の日の傘用ポリ袋’ある雨の日、地下鉄出口で
友人と待ち合わせをしていました。時間になっても現れない友人が、ひょっとして
改札口と勘違いしているのかもと、構内へ降りていこうとすると階段踊り場の中央に
傘用ポリ袋供給機とでも言うんでしょうか、上から傘を入れて手前に引き出すと傘が
自動的にポリ袋の中に入る、あれが置いてありました。降りてくる人は皆慣れた様子
で傘を突っ込んでいきます。最初は何なのかわけがわかりませんでした@-@

はっきり気付いたのはその時でしたが、そういえばその日下宿を出て通りかかった
最寄駅でも見たような気がします。
その後、雨が降ると駅にそれが出ているか見るようになりましたが、どの駅にも
ありました。

デパートやマーケットなど、人が多く集まるお店や公共施設などでは濡れた物を持ち
こまれると困る所が、お客様向けに用意することはありますが、公共交通が利用客の
利弁のためにこうした気づかいをしている例を見るのは初めてでした。

またもう一つ気付いた駅の顧客サービス、前回までは見たことのない(気付かなかった
だけかもしれませんが)授乳室が各駅に用意されていました。

切符販売はすべて自動化されて、一体駅に駅員はいるのか?と思われる韓国の地下鉄
駅ですが、雨の日にこうした物を駅の誰かが出したりしまったりしているとか、人が
減って不要になった(?)駅の施設が、利用客サービスに充てられたのかなと考えると
この変化は面白くてとても良い。



(まとまらない文章ですが、今日を逃すとアップの機会を無くしそうなので・・・)

オンニチプロ カジャNO12ー浮石寺

2016-06-26 | 地方旅行
5月15日、慶尚北道栄州市浮石寺の報告です。ここへ是非行ってみたいというヨンジュン家族に
自由に観賞していただけるよう、説明以外の文章は控えてお届けします。



門前から見る浮石寺



四天王           
















伝える内容によって使い分けられた太鼓と木魚



楼閣内部(創建時は丹青(彩色)が施されていたであろう痕跡あり)






安養楼




無量寿堂(国宝)






本尊阿弥陀仏

この仏像は統一新羅時代に作られた仏像で、塑造仏像としては韓国で一番大きく
古い作品で、光背は木製で別に作られている。普通は本堂の中央に奉られるが西に
当たる、正面向かって左側に安置されていました。


三層石塔(宝物)



三層石塔から眺める本堂










祖師堂  

創建者義相が衆生のためについて通った杖をこの場所に差したら杖から枝が出、葉が
生えてきたといい伝えられる通称禅扉花(ソンビファ学名は別にあり)。1300年以上
祖師堂の軒下で雨や露を受けずともいつも青々と育っているのが神秘的だ。
朝鮮時代の儒学者李退渓がこの花を見て、詠んだという詩も傍らの解説文にありました。







参議院選挙

2016-06-23 | 日記
一日遅れの日記です。
6月22日昨日は、去年の夏日本の戦後民主主義が現安部自民党によって、根こそぎ無視されて、初めて迎える国政選挙の告示日でした。この日人出の多いJR駅頭などで、第一声を上げる候補者の多い中、敢えて人通りの少ない国会議事堂前で、昨年心ある人々の心を暗澹とさせた、人間鎌倉を築いて審議すべき人々を議長席に寄せ付けまいと、関係のない人々を動員して審議妨害するという暴挙が行われた、あの国会議事堂の前で第一声を上げるという候補者がいた。


私はソウルで遊び呆けていた5月半ば、彼の参院選出馬を知り、全てを投げ打ってでも帰って応援したい程に嬉しかった。今の日本に夢を描けるような未来はすっかり諦めていたが、かといって現実を放り出して逃げ出す場所があるわけで無し、又たとえ自分だけ逃げられたとして、大切な家族は・・・・、家族が大切に思う友達たちは~~。

好きな事をしていても、いつも頭の一部で楽しみ切れない引っかかりを抱えていました。

彼の過去も思想信条もよくは知りません。ただ出馬にあったって掲げた7つの基本政策を支持します。次代を担う青年・子どもたちに自由で明るい未来を手渡すべく、今私に出来る出来る限りの応援をする積りです。他からみれば緩い応援にすぎませんが頑張ります。

私には守りたい命があります。大切な我が娘、これから生まれるであろう未来の子供たちの命も守りたいです。


どうぞ、お読みくださった皆さんも、7月10日には選挙に行ってください

地震の多い我が国で深刻な放射能汚染を起こす危険のある原発推進政策を取り続ける党やそれを支持する党の横暴を許さないでください。私の願いはただ一つ、原発のないクリーンな自然です。それを実現してくれる政治です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

オンニチプロ カジャNO11ーソンビの故郷栄州(ヨンジュ)紹修(そす)書院外

2016-06-23 | 地方旅行
5月15日オンニチプロ カジャNO11、今回は慶尚北道栄州市(ヨンジュ市)のソンビ
文化の体験報告です。慶尚北道には安東の陶山書院(とさんしょいん)を始め多くの
書院がありますが、この日向かった栄州にも、ソンビ村に隣接して紹修(そす)書院が
有りました。というより紹修(そす)書院があったからこそ、ソンビ村という体験型展示
施設が整備された、という方が当たっているのではないかと思います。

それではご一緒に、まずは紹修書院からご覧ください。
施設入口から書院入口に至る一帯には、お寺同様、松の木がたくさん植えられて、落ち着い
た風格ある雰囲気を醸しています。
これは松が『史記』の文中で、「歳寒之木」「千歳之松」と書かれているように、長い年月
風雪に耐えることから忠節を象徴するとしたところから、松に学んでほしいと願って、松が
たくさん植えられたそうです。それで松は学者樹とも呼ばれるようになったとか・・・。




書院入口


講学堂(儒学生達が学んだ棟)

↑ 一番手前の建物の軒先に、等間隔に金具がぶら下がっているのが見えるでしょうか?
夏の暑い時期に、扉をはね上げて吊っておくためのものです。


日本の夏も昔の家では建具を外して、代わりに簾などを下げて、涼しげに暮らす
工夫がありましたが、じめじめ蒸し暑い日本の夏と違い、湿度が高くない韓国
では、日陰は意外と涼しく、部屋の風通しさえ良ければ意外に過ごしやすいかも
しれません。



影(ヨン)ジョン閣(安ヒャン始め朝鮮の王から謚號を受けた儒者とその学問の祖
朱熹の肖像画が収められている建物)の中の安ヒャン(右)、朱熹(左)


資料館より
朝鮮の儒学者の系譜


この系図の一番初めに出ている安ヒャンという人物は、韓国人ならば誰もが歴史
教科書で、一番に名前を覚える朝鮮儒教の祖であると、ジョンヒさんが感激しなが
ら教えてくれました。

高麗末期、国が衰退していくのを見かねた安ヒャンが中国南宗に渡り、孔子の
教えを集大成し体系化した朱子学を新しい理念として取り入れ、その中で朝鮮
が作られていくことになったと言います。ただ安ヒャンは朝鮮に合流せず高麗
に殉じたそうです。

安ヒャンの著書


李退渓(イテゲ)の著書


書院出口手前にあった霊ギ泉(ヨンギジョン)儒生達が喉を潤した井戸だったそうで
飲んで儒者の気持ちになって見ようとあります。飲めばなれるでしょうか^^


【紹修博物館】
紹修書院の遺物や周辺地域の出土品など、地域の特色を生かした展示がありました。
入口を入るとすぐ拓本コーナーがあり、子供たちが次々体験していました。私たちも
早速挑戦^^





いかがでしょう?


オンニが持っている「紹修書院」と、私の持っている「白雲洞」と二つとも、この書院に
由来する名前です。元々安ヒャンが作った時は、地名にちなんで白雲洞書院と名付け
られたそうですが、朝鮮時代に至って中宗の時、国に認められ「紹修書院」の名前と
その扁額をいただいて、扁額書院となったとのことです。(これは簡単にいえば私立学校
から国立学校となることを意味するようです。)



地方の博物館なので、さしたる期待もなく見学していたのですが、オオっと注目する
ことがありました。韓国の国宝78号、あの金銅弥勒菩薩像です。むろんここにある
のはレプリカですが、本来はこの地域の小白山のある寺院に、あったものだそうです。

             国宝78号に関する説明

何が面白くて撮ったのかは、忘れてしまいましたが、白磁で作られた動物が3体並んで
いました。多分いつの時代かの王が、書院の儒者に下賜した物だったかも~。
真ん丸な体に、チョコンとついた顔が面白かったです。白磁を作る技術で、こんなものも
作られていたんですね。






体験施設のある一帯は、緑多く敷地内を川も流れる抜群の環境です。書院や博物館の
見学に疲れたら、緑多い敷地内でのんびり過ごすのも、ソンビ村で遊ぶのも良さそう!



ソンビ村




朝鮮時代の住宅が各種揃っているここでは、歴史ドラマも良く撮影されるらしく
看板が掲示されていました。その広場にあった昔の遊具(シーソー?)で遊ぶ
オンニとオンニの娘のジョンヒさん。




若さの為か安定感があるからか、ジョンヒさんの方が上手だったようです^^;




ある住宅から賑やかな音が聞こえてきたので覗くと、ハラボジ達は楽しく宴会中
ハルモニ達はせっせと砧を打っていました。


私たちもハルモニとその予備軍なので、ハルモニのお仲間に入れていただいて
昔の洗濯物の皺伸ばしを教えていただきました^^


しばらくやっていると、ハラボジからおやつの差し入れがあり一緒にどうぞと
勧められたので、お昼もかなり過ぎ空腹だったので有難くいただきました。






ソンビ村の出口近くにはお土産品やお餅を作って売るお店があったので
インジョルミを2袋買い、一つは食事までの凌ぎに、もう一つは先程の
お礼にハルモニ達にジョンヒさんが届けてくれました。


さあいよいよ次は今日のメイン目的地、浮足寺に向かって出発します。
お昼はとっくに過ぎていますが、浮足寺に着いてからとる予定だそうです。
(続きます)