心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

ソウルの桜と4月1日の大学生

2016-04-01 | 韓国人

東京に勤務する娘が、昨日の帰宅途中に日本武道館近くで桜を見たと

ラインで写真を送ってきました。

3日前に見に行ってまだまだと思っていたら、用事で出かけた新村駅

近所の桜も既に開いていました。

大急ぎで用事を終え、いざ私のいつもの花の観察地西江大キャンパスへ。

咲いています、咲いています^^メーン通路はいま一つですが、他は

もう明日でなければ花見の時期を逸するだろうって感じです。

         後少しの正門を入ってすぐの桜の通路

 

こちらはそろそろ見ごろ(3~5分咲き?)

 

サンシュユもまだまだ咲き誇ってます。

 

ふと広場に目をやると、何だか学生がたくさん集まっています。

よ~くみると・・・・ここは大学なのに、高校生がい~っぱいです。

受験生の下見って時期でもないだろうし・・・

 

隅のベンチに休んでいた男の子を捕まえて聞いてみました。

今日は何の集まりがあるのかしら?

すると彼が「오늘 만우절이에요.(オヌル マヌジョリエヨー

今日はエイプリルフールです)」※만우절萬愚節

と教えてくれました。だから、そこにいる学生たちは高校生でなく

大学生で、皆であんな恰好をして楽しんでいるのだと~~。

そういえば、映画「猟奇的な彼女」で主人公二人が高校生スタイルで

クラブに出入りするシーンがあったのを思い出します。

あれもひょっとしたらマヌジョリだった?

記念写真のグループも(撮り終えて列が崩れてますが)

 

思いっきり楽しんで遊ぶソウルの若者の姿、いいですね~春ですねえ。

 

 

 


法頂スニムとホンサンニさん

2015-09-08 | 韓国人

5月25日は旧暦の釈迦誕生日でした。

宿を移動し部屋に落ち着きコーヒーを淹れて、面白いドラマでもやって

いないかと電源を入れたら、たまたま映った画面に韓国の高名な僧侶、

法頂(ポプチョン)スニム(スニムはお坊様を意味する韓国語、以下

法頂さんをスニムと呼びます)とチョン梅農園のホン・サンニさんが映し

出されてびっくり!

 

番組はほとんど終盤で、釈迦誕生日の特番であること以外、何も分から

なくてとても残念でした。ホンサンニさんとスニムというと2年前の春3月、

光陽(カンヤン)にある農園の梅花祝祭を訪ねた時を思い出します。

            ソムジン川を望むチョン梅農園(2013.3.20)

 

 農園内にある売店に、大きな写真集が2冊置かれていました。何気なく手に取り

ページを繰っていくと、ホンサンニさんがご縁を結んだ方について書かれたエッセー

とチョン梅農園の写真がコラボレートされていました。

 

その中にスニムについて書かれた頁があり、法頂さんとホンサンニさんが知己で

いらっしゃったことを知りました。

 

梅の花が見事に咲くと、スニムは後ろ手を組んでここへいらしたものだ。何しろ梅の花が

お好きで、あちこちへいらっしゃるが、美しく、たくさんの(花が咲く)私の畑が、スニムの

お気持ちをすがすがしくするのだろう。「あのてっぺんに全部梅の花を植えて、ここを

天国にしましょう。心に滓のある人が全部捨てていかれるように。」どきっと怖くなって、

「私できません」と言ったけれど、私がやるべきことだと思ってその後、栗の木を伐りとり

その場所へ梅を植え、九節草を植えた。(以下省略) 

 

山全体が梅の木で覆われたホン・サンニさんの梅畑、元々はシアボジ(義父)の

畑で、そこには栗も植えられていたそうですが、スニムの提案で一面梅畑にした

ことが分かりました

スニムがいらっしゃると、竹を割ったようなご気性にお似合いだと思って、白い器に

銀のお箸とスプーンを添え、必ず落花生のお粥と白キムチをお出ししてもてなされ

たそうです。おいしそうに召しあがる姿がありあり浮かぶと、春逝かれたスニムとの

お別れを嘆いていらっしゃいます。 

 

ぺ・ヨンジュンが、家族(ファン)が韓国文化に親しめるように書いてくれた本、『韓国の

美をたどる旅』は、元来韓国を旅することが楽しみだった私に、旅の中で彼が訪れた

土地を訪ね、かの人がその地でどんな思いを抱いただろうかと想像しながら旅をする

という新たな楽しみを生んでくれました。個人旅行ですから行きやすい場所に限定され

ますが、発行後6年まだまだ行きたいところがあります。

 

 さてスニムに話を戻しましょう。スニムは、著書に登場されてはいません。

本を書きあげるなかで、彼が強く抱いていつも立ち返っていたイメージのようなもの

それを知りたくてたずねた吉祥寺で、法頂スニムに出会いました。

本づくりに深くかかわってくださった、吉祥寺の和尚様への関心から訪問したのでした

が、以来和尚さまはすっかり影をひそめてしまいました。

 

吉祥寺は元料亭だった建物を、法頂スニムに心酔した料亭の主人から寄贈され

1997年に寺院登録されたものだそうです。

 

 スニムは1994年にご自身が中心となって創設した市民集会‘清く香しく’の活動を

 吉祥寺の開院とともに同寺を根本道場に本格化、『この集会は「心を清く香しく」

「世の中を清く香しく」「自然を清く香しく」をスローガンにソウルをはじめ釜山、大田、

光州他の主要都市で、個人の啓発、社会浄化、社会福祉、自然保護の具体的な

活動を展開している』(法頂著『清く香しく』訳者あとがきより)

 

スニムは俗世を離れ江原道の山奥の質素な小屋に一人暮らし、たまに集会に出て

なさる法話や月に一篇書く文章を通じ世間とのつながりとされたようです。

 

吉祥寺に訪ねたときで、既に他界されて2年後のことでした。直接お話を聞く機会を

持てず残念でしたが、それはスニムにお叱りを受けそうな욕심かもしれません。

(合掌)


韓国サラリーマンのアフター5は!?

2015-05-20 | 韓国人

5月20日、ソウルに戻りました。帰途は高速バスにしたのですが、乗車前から

ハプニング続き、詳細は帰国後にご報告します。

 

上記写真は夕刻5時半頃、光化門とチョンノの間のオフィス街です。

勤務時間の終了定刻を迎えたものの、帰宅の風情ではなく、まだまだ

山積みの仕事を片付ける前に、ここらで一服でもと、社屋の外に出てきた

人々でどこも一杯でした。

そういえば8年前、生活費を預けるために銀行で通帳を作ったとき

気さくそうな人だったのを良いことに

通常何時位迄はたらくのか、聞いたことがあります。

その時の答えは確か夜の10時でした。

 

未婚の入社後10年前後という感じの男性社員でした。時間だけをみても

猛烈な働き振りと感じましたが、今も変わっていないのでしょう! 

チョンノという場所柄、大企業の安定したサラリーマンと思われますが、

勤務時間は問題外かも~~

 


語学堂教科書にみる「韓国人の情」

2014-04-26 | 韓国人
*この投稿はしばらく非公開にしていましたが、にもかかわらず
訪問される方が、多からず少なからずコンスタントにありました。
非公開にしたきっかけは、「嫌韓」っぽいサイトに当投稿へ誘導する記載があるの
を知り、困惑したことが原因ですが、訪ねて来られる人が無くなることを期待した
のですが、どうもそうならないようなので〜
かと行って投稿自体を削除するような内容でも無いので、元に戻す事にしました。*




今週丁度勉強した単元に「韓国人の情」について書かれた文章がでてきました。
教科書は課程に合わせた難易度でありつつも、韓国や韓国人について理解が進む
よう工夫されています。
TVで韓国ドラマをみていると嵌まりますが、登場人物の人間関係のあり方に理解を
超える思いを抱くことがあります。
またフェリー沈没事故への韓国全体としての反応の大きさに、驚かれた方もいらっ
しゃるかもしれません。そうした韓国人をありのまま理解するのに、ご参考になるか
と思う文章が教科書にあったので、抜粋してご紹介したいとます。

≪抜粋≫
外国人に韓国人の特徴について聞くと、漏れなく聞かれる単語は「情が多い」だ。
韓国ではほとんどすべての人間関係が情で成り立っている言っても過言ではない。

情とは何か。意味を辞書で調べると「愛とか親近感を感じる心」だと定義されて
いる。だが、これだけでは情の意味をすべて説明することはできない。まず一目で
恋して瞬間的に生じることもある愛とは違い、長い期間一緒に過ごしながら、相手
を知り、理解する過程で生じる感情が情であるからだ。また情には相手に対する
好意的な感情ばかりでなく、憎しみのような否定的な感情までも包含されている。
 
こんな独特な特徴によって情を他の国の言葉に翻訳するのはとても難しい。何故
なら情は韓国的な情緒の中でだけ、理解することが出来る感情だからである。だから
韓国を良く知らない外国人は、情を単純な親切心とか愛情と考えたりもする。
ならばなぜ情が韓国人の独特な情緒なのかもう少し具体的に見てみよう。

特徴
1.情はつらい状況を共にしながら深くなる感情である。
韓国には「結婚式には行かなくても人を亡くした家には必ず行く」という言葉がある。
韓国人は良いことよりもつらいことを共にすることをずっと大切に考えるからだ。

2.情にはコウン(美しい)情のみでなくミウン(憎い)情もある。
韓国人の情には二つの種類がある。相手が可愛く愛らしくて好きだとだけ思う‘美しい情’
と、愛と憎しみが全て含まれた‘ミウン(憎い)情’がそれである。憎く嫌っていた
相手と長い時間を共にしながら、自分でも知らないうちに、その人を大切に考える
ようになる時、ミウン(憎い)情が湧いたという。こうしてミウン(憎い)情は、相手の
憎い所、弱点、短所まで全部受け入れる様になるから、コウン(美しい)情よりずっと
堅くて深い感情となる。「義母が凄く憎くかったけど20年間一緒に暮らしてみると
今は、、いらっしゃらないと会いたくて何か物足りない気持ちになる」という嫁や、
お互い憎くて喧嘩しながらも「愛で暮らすかって、なに情のせいで暮らすんだよ」と
話す老夫婦の言葉に韓国のミウン(憎い)情を感じることが出来る。

3来る情があってこそ行く情がある
情はどちらかの一方的な感情ではなくお互いにやり取りするものだ。情を受ける人は
心から感謝しながら情を与える人を家族のように大切にするようになる。こうして
情を感じる心が行き来することを‘来る情、行く情’という。
情を積もうとするなら相手にどんな方法であれ表現すると良い。行き来する情を
通して情が更に深まるからだ。

結論
情は相手と共に過ごしながら、徐々に積む感情を意味し、互いにやり取りするものだ。
情を表現する方法としては、自分のものを分け合うこと、相手に神経を使って配慮
すること、苦労を共にして助けようとすること、一度もてなしを受けたら次は自分が
もてなすこと等がある。外国人もこのように、温かく親切な心を分け合ってみれば、
自分を家族のように対してくれる韓国人の情を、感じることが出来るだろう。


いかがでしたでしょう?
【良いことよりもつらいことを共にすることをずっと大切に考える】

確かハナヨにも似た文章が出ていましたね。韓国人に一番印象深い時代がいつかを
聞くアンケート調査の結果が、彼の考えとは違いその時代に生まれてもいない若い
世代までも含めて、1960~70年代が一番多かったということ。

だからと言って韓国人が過去だけを見て、生き暮らしているわけでは決してないと
思いますが、根幹につらいことを共にすることを一番大切にして暮らすことがある
のだと思います。